キリスト教の御心に相当するのが
仏教の「仏心」である。
「仏心」というのをさらに詳しく説いて
「仏心とは四無量心是なり」(観無量寿経)と言う。
「四無量心」とは慈悲喜捨の四つの徳のことである。
これはキリスト教でいう
慈しみと真理のことなのだ。
「喜捨」というのは「真理を汝より離すこと勿れ」
ということだそうだが、
これは「物質的な物に対する執着を去れ」ということか。
「物質非実在」「実相独在」であるからだ。
(如意自在の生活365章 谷口雅春 日本教文社)
【キリスト教で「御意」(みこころ)と称することを、仏教では、「仏心」というのである。パウロはいみじくも「神は愛なり」と喝破したのであるが、仏教では、その「仏心」というのをさらに詳しく説いて「仏心とは四無量心是なり」(観無量寿経)と言うのである。すなわち仏心が慈悲喜捨の四つの徳に展開するのである。「慈悲」とは前に引用した「箴言」の第3章に示されたる「仁慈と真理とを汝より離すことを勿れ」のうちの「仁慈」(憐れみ)である。「喜捨」とは喜ぶべきものを素直に喜び、捨つべきものを執着なしに素直に捨てることであって、これは「真理を汝より離すこと勿れ」に当たるのである。】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます