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楽しかった観劇の一日

2014-02-24 08:03:12 | 日記
昨日2月23日、私は
東静岡にある静岡芸術劇場にて
劇団SPACによる
「真夏の夜の夢」という演劇を
観てきた。
原作はシェークスピアだが
野田秀樹氏が潤色したものを
宮城聰氏が
演出している。
この劇に
私の知り合いである小長谷勝彦さんという俳優さんが
出演している。
器量があまり良くない女の子の
「もてたい」という
潜在意識の願望が
深い森の中で
真夏の夜の夢として
展開される。
だが夢の中でも
その願望は
不純であったが故に
たとえ実現されたとしても
それで幸せになれるわけではなく、
かえってその女の子は
苦しむことになるのである。
結局のところその不純な願望による森の山火事の火消しは
その女の子自身が
その夢は
自分の「潜在意識の邪まな願い」であったことを
悟る以外に
方法は無かったのであった。
この劇は
舞台設定が大掛かりであり、
演出が見事で、
観ていると
その美しさ、奇抜さ、言葉の面白さに
ひきつけられ、
終わった時に、
深い感動が
あったのであった。
この劇の大事な存在は
女の子の迷い心を象徴するメフィストフェレスであるが、
俳優渡辺敬彦さんは
実に見事に演じている。
東京の世田谷から
景色のよい静岡の劇場まで足を運んだのだが、
その価値は十分にあり、
高い芸術性に浸りながら
帰途についたのであった。
私達現実の人間たちも
潜在意識に
迷いの願望をもつことが
ないこともないのであるが、
その時は
自分で気がついて
火消しを自分自身で行うべきことと、
何か
悟ったような気がする。

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