シェフの店に来た新入り見習いは、すでに料理が上手だ

今回
シェフの店に
助手として入った見習いの男性は
多分３０歳前後であると思われるが、
今までの、
料理人としては未熟といった感じの助手たちと異い、
すでに
かなりの腕前を
すでに持っているように見える。
小柄だが敏捷な身のこなし、
物ごとを行うその速さ、
抜け目なく、
時折負けん気で
やる気満々の眼つきを見せる。
いままでの助手には
決してシェフは料理作りを
まかせたことなどなかったが、
今度の彼には
段取りはシェフがすべてやるが、
一人一人に出す料理は
完全にまかせてしまった。
彼はたくさん来る客の注文した料理を
すべて速く作り、
しかもおいしく作っている。
シェフはウェイター専門になり、
注文を受けたり、
お皿を洗う役をしている。
これを見ると
料理の能力のある人は
自分の根性と感性で
自分で上達するみたいだ。
ちなみに彼に料理をほめたら
彼はたった３年しか経験していないと
言っていた。
この人は
プロの料理人になれる、
と思った次第である。