上発地村から

標高934mぐらい日記

風邪頭痛的上海旅行記 四日目 

2012年04月05日 | Weblog
鎮江で四日目の朝を迎えた。

まずは朝市に向かい、街の一日のスタートを見学する。途中小学生達に沢山出くわした。
おかーちゃんやおじーちゃんがバイクや自転車の後ろに子供を乗せて登校してきている。
子供達はどこ行っても元気だ。

朝市は前日S氏が予想していた道路で開かれていた。中国の朝のは朝市から始まる。
売っている物は地元野菜や肉、魚といった食料品が主で、あとは食器などの日用雑貨品。
トラック山積みの生姜やトラック山積みの長芋なんかもありなかなか豪快なのだが
ニワトリやアヒルが生きたまま売られているのはさすがにワイルドだなと・・・・
S氏は真っ赤に完熟した美味そうないちごを購入、いちご農家の兄ちゃんと
フレンドリーに会話していた。

朝市を堪能後、オートリキシャ(ハードトップ仕様)をつかまえ、鎮江の新幹線火車站に向かう
中国語で汽車は自動車、火車は列車をさす。站は駅というような意味だ。

鎮江駅に到着するなり大笑い・・・営業すんなと注意されていたワンタンおばさんが
性懲りもなく駅前で屋台を開いていたのだ。相変わらず箸はダラッと濡れているが
おばさんからは「冗談じゃないわよ、こっちは生活かかってんだから、公安なんて怖くないわ!」
的なオーラが出まくっていた。たくましいもんだ。

帰りの新幹線は長野新幹線「あさま」に似ていてなかなかカッコよかった。
隣の席では赤ちゃん連れの夫婦が大きな荷物を抱えて並んで座っている。この急ごしらえ的な
中国新幹線で上海に出稼ぎに行くのであろうという姿はとても印象的だった。
父親の顔と手は黒く、目はキラッと輝いている。彼と家族には大きな荷物の他に大きな希望があるのだ
田舎暮らしとかスローライフなんて価値観は彼らには無い。上と前を向いて進んでいるだけ。
パワーがある奴は外に向かって放出すればいい、ない奴はある奴からおすそわけしてもらえ

帰りの「あさま」似は虹橋でなく上海駅に到着。その後宿近くの宝山路で地下鉄を降りた。
上海は大陸的な晴天、またもやちょっと埃っぽい。
買付の残りを済ませた後、外灘(ワイタン)にあるS氏お気に入りのブロードウェイマンションや
浦江飯店(プージャンハンテン)を見てまわった。

このあたりから体調が悪くなってきたのだ。
黄浦江のほとり歩きながら、上海タワーをバックに写真を取っている時まではよかったのだが
対岸の浦東に向かうフェリーの船上で、ひどい頭痛と吐き気に見舞われた。
具合に悪さに耐えかねて、急遽S氏に頼んでホテルに帰ることに、ここへきてまさかのダウン・・

最初は昨日の白酒が良くなかったのかとも思ったのだが、寒気もあったので風邪と判断
S氏に薬局で風邪薬と頭痛薬、八百屋でバナナ、お菓子屋でなんとかタルトを買ってきてもらい
一緒くたんに流し込んだ。後はありったけの服を着て布団にくるまって寝るのみだ。
何としても明日は朝早く日本に向けて出発せねばならない・・

初日に泊まった安ホテルだったが、S氏のおかげで係の人に言って毛布を追加してもらった。
部屋が変わったのでテレビも壊れていない。 なぜか山田優と藤井リナが映っていた。

    
       そんなことはどうでもいい 風邪を治すのだ・・・・


                                       つづく





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