上発地村から

標高934mぐらい日記

こもる

2013年12月16日 | Weblog
師走真っ只中である
12月頭まで白菜収穫をしていた。出荷最遅記録更新だ。
その後堆肥を撒いたり、ロータリーしたり 来年春のレタス畑のマルチを張ったり…
まだ雪が降らずに畑も乾いているので やろうと思えばまだいろいろできるのだが
体と心が冬ごもりモードになってしまった、ここ数日ダラっと過ごしている

「冬ごもり」はなんとなく罪悪感の薄い表現だが「引きこもり」は濃い感じになってしまう。

先日村の行事で、縄を綯って(縄を編む事)わらじを編むのと 正月飾りのごぼうじめを作るっていうのがあった
簡単に考えていたのだがやっぱりそんな容易くはなかった。まず縄を綯う(なう)には
藁を柔らかくしなければいけないのだ。村の子供達と一緒に30分ほど木槌で藁を叩く
これだけでもうしんどくなっていた。
その後公民館に入って縄の綯い方を村の長老に教えてもらったのだが
言われたとおりに手を動かしてみるものの 一向に縄にならない
さすがにこれはいかんぞと 手に唾をつけたり 水に濡らしたりして四苦八苦し
なんとか縄っぽいものにはなった。わらじはこの縄を使って編むので さらに
ステージが高くなる。 とりあえず今日のところこれくらいにしたるわと 心の中でつぶやき
器用な近所のおばさんが古布で草履を編むのを教えてもらってるのを 感心しながら見ていた

その後 実用的なごぼうじめを教えてもらって何本か作った。決して美しい出来ではないけれど
まあいいだろっていう風にはなったので、一緒に来た姪っ子におすそ分けしてあげた。

東京のマンションに飾られるのも味があっていいかもしれない。

と、ここまで書いて何が言いたかったというと
冬ごもりをしながら昔ながらの農家仕事をするのはなかなか大変だということだ
まず稲作をしてないから藁の調達ができない。
冬でも働く所はコンビニだったりスキー場だったり土木作業現場なんかがあるから
冬ごもりなんて悠長な事は言ってられないって事なのだ。

ってなことを 代行の待機時間にiPhoneで書いています…

今日の一曲 秦 基博 Girl
http://youtu.be/ZxH2byxn6hU