上発地村から

標高934mぐらい日記

ひまわりどこ向く?

2011年08月27日 | Weblog
最近は曇りがち、その後雨降りみたいな日が続いているが
ちょっと前まではかなり暑かったので、トニックシャンプーを購入し使っていた。

それならばいっそクールバスクリンとクールボディウォッシュも併用すれば
更に快適だろうと思って使っていたのだが、どうやら雲行きが怪しい・・・

今日は真新しい石鹸で体を洗い、クールな入浴剤は使わなかった。

真新しい石鹸は好きだ。封を開けた時のあの香り、つるっとした感触もたまらない。
真新しいシャツやバスタオルは好きじゃないけど、石鹸だけは新しいのに限る。
古くなってくると水を吸ってふやけてしまうのでいただけないのだ・・・

キャベツばかりの毎日だ。時々ネギもある。

昨日は急に代行を頼まれ、帰ってきたのは11時過ぎだった。

最後まで持つのか不安になるが、どこまで行けるか試すのもいいだろう。
体重も6キロ落ちて、もうすぐ60キロ台になるかといったところだ。

ただ年々痩せづらくなってきているし、こういう体重の増減はあまり体に良くない。
秋には必ずリバウンドして元に戻ってしまい、食べる量も減らない。

   ところで・・・

裏庭のひまわりが満開になっていた。 途中踏まれて折れ曲がってしまったのだが
直角に起き上がり元気な花を咲かせていた。

ただ太陽があんまり姿をあらわさないので、どっちに向いたらいいのか迷って所在無さ気な様子。

  
  俺もおんなじ・・・・

    
   今日の一曲 井上陽水 帰れない二人
   http://www.youtube.com/watch?v=oElbQHOAJYU



膏薬臭いのもまたよし

2011年08月24日 | Weblog
毎日コンテナにキャベツを入れて出荷している

ついに左肘が痛くなってきた。右手で収穫包丁を持って、左手でキャベツをつかんで切る。
一つ2.5kgもあるキャベツを片手でコンテナに毎日に500個以上詰めているので肘が腱鞘炎になったようだ

手首と腰はまだ行けそうなのだが肘だけに負担がかかってしまっている。
アンメルツヨコヨコを塗りながら、膏薬臭いのも年取った証拠、これもまたいいのかもと感じている。

最近腰の曲がったじいさんやばあさんを見かけないが、俺は確実に腰の曲ったじいさんになるだろう。
野良仕事は腰を曲げる仕事が多い。小さい赤ちゃんをおぶって野良仕事をする昔の農村の母親は
嘘かホントか赤んぼを逆さまにおぶって畑仕事をするとかしないとか・・・

どんなじいさんになりたいか・・ 今から考えておかなければならない。

俺は前々から、イメージして強く望めばそのとうりになると考えている。
何もイメージできなくなった時が一番つまらない。

イメージする俺のじいさん姿は・・・ あれ? 全く浮かんでこないぞ。

じいさんになれずに早死するのかもしれないな。

最期は、暑い夏のお盆の誕生日、仕事を終え畑から帰ってきて縁側で夕涼みをしながら
隣には家族がみんなお盆で帰って来ていてそのまま夕日を見ながらっていうのが理想かな・・・

  今日の一曲 くるり さよならアメリカ
  http://www.youtube.com/watch?v=xi2H6sSKcO4



むこうに

2011年08月22日 | Weblog
相変わらず天気がよくない。

午前のキャベツ収穫中は雨が降ったり止んだり、涼しいのはありがたいが・・・

午後は市場休市で収穫できないので、雨が降っていたら休もうかと思っていたのだが
太陽の光が出た途端、俺も思わず外に出てしまった。

キャベツの防除作業のためにトラクターに乗り込んだ。
向かう先はうちらの畑の中で一番賑やかな場所にある畑だ。
すぐ隣に国道18号線があり、最近オープンしたホームセンターやコンビニ
大きなスーパーマーケットも近くにある。

軽井沢町の役場内には農林課という課が無い。昔はあったのだが、現在は観光経済課内の
農林係みたいなことになっている。
まあ行政としては、軽井沢での農業という産業をそれぐらいにしか見ていないのだろう。

人口(富裕高齢者)が増えることで町が活気づいて、単純にいい町になっていくとは思えないが
もし農地や山林が住宅地に変わっていくんだとしたら、みんなが庭先で畑をやればいいと思う。
自給自足なんてことに突っ走らなくてもいいから、小さい畑をやってみてはどうだろうか。
その他の足りない農作物はプロの専業農家が供給する。

農地付き建売住宅なんての買って、ご近所同士になったら
「隣の芝生は青い」 どころではなく
「隣のきゅうりはデカイ」とか「隣のトウモロコシは甘い」といった感情がきっと湧いてくるに違いない。
なんせ食べ物に関しての人間のDNAは凄まじいのだ。

昔こんな話を聞いた

山奥で小さな畑を耕していた農民が、経済的なことから離農し都会に出ていく時、最後に
自分の手放す農地に木を植えるというのだ。
なぜそんなことをするかというと、村に残った隣の農民の畑が、その木が大きくなるにつれ、
日陰になって困るように木を植えるというのだ。

なんという農民根性だろうか・・・ それほどまでに畑や作物や「隣の農民」に執着するのである。

うちは雑草を生やして隣の畑に迷惑をかけていて、大変申し訳なく思っているのだが・・・

街場の畑で防除しながらむこうの空を眺めていた。
むこうの空は光がさしていた。

こっちは今にも雨が降ってきそうな空模様だった。


今日の一曲 押尾コータロー ファンタジー
http://www.youtube.com/watch?v=HgItVhWQl8M&feature=related


晴れの日 雨の日

2011年08月20日 | Weblog
雨降りで涼しい。

キャベツの定植が終了し(強制終了)あとは収穫だけになった。
管理作業は続くが、とりあえず一段落したのだが、全然先は見えてこない。

メンバーが欠員していて万全でない上に、キャベツの状態も良くない。
先日まで収穫していた畑はまたも鹿の食害に遭い、現在収穫の畑は「株腐れ」という病害が多発している。

契約数量は十分確保できているのだが、切り遅れ(収穫適期を過ぎている)
状態が慢性的に続いてしまっている。他産地も豊作基調のようで
市場価格も安値から抜け出せず、ついにはキャベツを畑に捨てる「廃棄事業」が発動された。

畑にキャベツを山積みにして自主的に出荷量を調整し、市場価格の浮揚を目的としているのだが
先日はレタスの廃棄事業が行われ、現在は価格も安定してきている。
ただキャベツは比較的安定して出荷されるため、価格がそんなに急激に上がることもないだろう・・・

雨が数日続くようだが、雨の日の出荷は天気の日の数倍疲れる。
雨よけの収穫台車を使い、ダンボールの箱を濡らさないようにしなければいけない。
プラスチックコンテナは雨を気にしなくていいので、今日みたいな日は大変ありがたい。

雨の日は仕事の動きの無駄が少ない。天気のいい日はおおらかに仕事できるが
雨の日はいい動きをしないと疲れるし、はかどらないのだ。

茶道の所作(作法)は究極に無駄がない動きだとどっかで聞いたことがある。
悪条件の雨の日は自分の動きを確認する日でもあるのだ。

アメリカ人は広大な畑でガシガシ作物を作る。器用じゃないから、馬鹿でかい機械で
事を解決しようとする。
いわば「晴れの日」「調子のいい時」の発想だ。
日本人は昔からコツコツと狭い畑に精を出してきた。雨の日に強い農業かもしれない。
悪条件でもぶれない、最小限に被害を食い止めて食料を確保する。

最近日本で米の先物取引が再開されることになった。マネーゲームの走りだ。
俺の中に「先物取引」という概念は全く馴染んでこない。意味が分からないのだ。

キャベツを一個作るのに50円経費が掛かって100円で売って50円の利益になる。
という意外に何があるのだろうか・・・

グローバルスタンダードなどという美辞麗句に惑わされてはいけない。
雨の日に強い日本の農業、粘り強い日本の農業のヒントは近所のばあちゃんやじいちゃん
の野良仕事の中に沢山あるのだ。

円高が進んでるのも、実は日本が雨の日に強いって事をみんな知っているからなのだろう・・・



     今日の一曲 TIN PAN ALLEY - 北京DUCK
     http://www.youtube.com/watch?v=BcJ-dDv0F9E&feature=related