上発地村から

標高934mぐらい日記

三割負担

2018年03月15日 | Weblog
慌ただしい 慌ただし過ぎる
こういう時でもデキる男は泰然として騒いだりしないのだろうけれど…

天気は上々、春が押し寄せてきた感じで、庭の福寿草は我が世の春を謳歌していて、太陽に向かってこれでもかってぐらいに咲いている。あんなに花びらがカチっとしている花も珍しい。寒さの中ではああいう構造が最適なんだろうと思ったりもする。
つられてちらほらオオイヌフグリまで調子に乗って咲き始めているのがまた可愛らしい。

昨日は親戚の不幸があり日曜日にはお葬式っていう予定になる。今日は葬儀委員長代理で打ち合わせに出席、そんな中でうちの小学生の娘達は卒業式
朝は中学校の制服に身を包んで元気よく最後の登校していったが、いつものトレードマークの白いヘルメットはかぶっていかなかった。
俺は合間を見ながらキャベツの種まき。なかなかはかどらない感じだったのだが、なんとか夕方までには予定数量を播き終えた。これで仕事はすべて終わったわけではない。夜8時頃、中国からの実習生が隣町にバスで到着するので、その迎えに行く仕事が最後に残っている。
その前に彼らの夕飯の弁当を買い出し&自分たちの腹も食堂で満たしてから到着場所に向かった。

実習生の受け入れは7年ぶりだ。ブランクを経て今回で15回目の受け入れ。なんだかんだ長いこと農を生業としてきたんだなとあらためて思う。
俺自身は25年目、四半世紀といことはそろそろテクニック的には成熟してないといけない時期に入ってきた。程遠いような気がするけど、見えていないわけではない。いろいろ狙ってみることも何となく見えているし、今年はちょとした挑戦もしてみた。
去年までは春先はサニーレタスのみを出荷していたのだけれども 今年は玉レタスをすることにしてみた。価格や作業効率や歩留まり等々を考えてもあんまり得策であるような気がしないんだけど、まあ作りたいものを作る、自分で食べたいと思ったものを作るっていうのは、なんか農業の基本のような気がするので今回やってみることにしたのだ。

まあまあ色んな事がわかりかけてきたと思ったら、今度はだんだん体や頭のスペックが落ちてきてしまっているのはなんともはやいかんともしがたい。
今日も葬儀委員長代理をやりながら、名前が出てこなかったり、漢字があいまいだったり、お昼休みにちょっと家に戻って横になったら、ウトウトして眠り込んでしまった。それに加え今年は完全な花粉症になったらしく、ひどい症状できびきび仕事ができなくなってしまった。なんか一般人の仲間入りした感じがしなくもないが、あらためて花粉症は人災だと思うし、これがもたらす費用対効果はマイナスのような気がするがいかがなものだろう…

税理士事務所さんにお願いしてあった確定申告、そういえば今日締め切りだなってな事を考えていたら、さっき一万円を超える診療費の領収書がペラっとお勝手から出てきた。

健康でいること自体が社会貢献、俺はためらいもなくそのかっこ悪い診療費領収書を丸めてゴミ箱に捨てた。

少しだけ贖罪の気持ちと交換に…





深呼吸

2018年03月12日 | Weblog
忙しい とにかく忙しい
ほんとに忙しい人間は忙しいなんて嘆かない。多分忙しいっていう自覚がないのか、感覚が麻痺しているのか、仕事ができる人間はそういう風に思わないような気がする。
今日午前中は中国人実習生の宿舎清掃。これでもかってぐらいガスレンジ回りが汚れていて、さすが中華料理は油が命なんだなと思い知らされる。
合間を見てハウスの苗の灌水(水をあげること)午後はそのまま昼飯も食べずに息子と一緒に東御市に軽トラで出かける。友人から「いらなくなった洗濯機と冷蔵庫があるけどどう?」との連絡があり、春からの息子が一人暮らしするので是非お願いしますと頂きに伺ったのだ。
先日もホームセンターに行ったら、新生活を始めるらしき若者達が、家電や生活用品を買い求めに親に連れられ多数来ていた。皆明るく希望に満ちた顔つきをしている、本当にいい光景だ。親も自分事のように子供の新しい生活に胸躍らされている感じで、店内も活気が満ち溢れていた。
結局、アイロンやティファールやガスレンジなんかも頂けて、何かと物入りで金がかかる新生活スタートのこの時期にうれしいお声がけをしていただいた。

それに加えて先日、大学時代にアルバイトしていた家具工房の叔父さんからカップボードを頂き、築120年越えの我が家のダイニングが、ちょっと雰囲気のある素敵な喫茶店風に変身した。昨今は古いマンションのリノベーション物件っていうのが流行ってるらしいけど、古民家再生もそんなのと考え方は似てる、自分で工夫して家や身の回りの環境を、自分に合った暮らしぶりに変えていくっていうのはすごくワクワクするし、自分の生き方がそこに見えてくるんじゃないかとも思う。家なんかどうでもいいって思ってる人、家に帰りたくないっていう人もそれはそれで哲学があるんだろうけど…

春、家族が一人この家を離れ、そしてまたそこでは一人減った家族の生活が始まる。

十年前も突然家族の一人がこの家を離れた。その時はもう帰ってくることができない世界へ行ってしまった。
どうしょもない虚無感に襲われ、無自覚だったと思うけど俺はその後の数年間はまともではなかったと思う。何をやっていてもどこかそのことが頭から離れなかった。仕事も上手くいかなかったし、未来なんて見えずにただ毎日を凌いで生きている感じだった。
それを今すこしづづ自分自身受け入れられ、傷も癒えてきたように思う。家族でそのことを素直に話せるようになるまではまだまだ時間がかかりそうだけど、子供たちが成長してまたそれぞれが新しい家庭を築くようになったら、今度は未来ばかり見て進んでいくようになるかもしれない、俺もかみさんも子供たちも。

宿舎を掃除していたら、これでもかってぐらいのゴミが部屋のあちこちから出てきた。一見きれいにみえる家でも実はそこかしこにいろんなオリが溜まっている。そういうのは捨ててかないといけない。

深く呼吸するには、まず肺の中の空気を全部吐かなければいかんのよね…



グッドニュース

2018年03月06日 | Weblog
天気は良かった しかし寒い一日だった
昨晩早く寝て 今朝は5時頃起きて活動再開ってな感じでいこうと思ったのだが、結局起床は8時半になってしまった。原因は昨晩呼吸器をつけ忘れてしまった事にある。覿面に夜中呼吸が出来ていないらしく、熟睡感が全く無かった。結局5時頃に目が覚め、そこで呼吸器を装着して再度眠りにつき結局ゆっくりになってしまった。
テンションの高い息子を軽くあしらい、お茶を一口飲み、眼をさましてからハウスに向かう。
今日はキャベツとレタスの種をしっかり播く予定でいた。先日ハウス内を掃除し、苗床を用意。昨日届いた育苗用培土は業者さんによってベストポジションに置かれてあった。もう何年も取引しているので配達人さんも勝手がわかっていてくれるので本当にありがたい。
レタスの種から蒔いていたのだけれど、途中農家の友人(消防団時期先任班長)がやってきた。(手ぶらでだ)
来年はアホ部長を支えてくれる敏腕班長になってくれることを期待している逸材だが、悪口とバッシングを所構わずぶっ放すのでそこが時にヒヤヒヤさせられ 、たまにぶっ放した弾がこっちにまで飛んでくるので危なくて気が気ではない。
俺はお客さんでも来ない限り、手を止めて休憩するタイミングをとるのが上手くないので、こういうのは大変ありがたい。
友人が帰ってから 蒔いた苗床に水をかけお昼を食べに家に戻った。水をかけて太陽の光で苗床あっためておけば発芽に必要な温度もいくらか確保できる。
午後は一番に農協、税理士事務、ホームセンターに寄り用足ししてからハウスに行きキャベツの種まき作業、ハウス内は天気の良さも手伝って25℃近くまで上がっていた。半袖で汗をかきながらの作業、ときおりハウスの外に出て涼みながらのんびり一日種まく人に…
午後も一人来客があり、わかっていたのでコーヒーメーカーでモカを淹れておもてなし、ホットよりアイスのがいいようなハウスの春 、作業も予定どうりレタス8千粒 キャベツ1万粒を蒔き、暗くなる前には仕舞うことができた。
とここまで書いてきて なんの面白い出来事がなかった事にまたもや気づく
人生なんてこんな感じで毎日過ぎていって終わっていく

ただ イチローが古巣のマリナーズにもどるっていうのはなんかちょっと嬉しいニュースだった‥



近況報告(作業日誌)

2018年03月05日 | Weblog
雨降りの一日になった
昨日は消防団の総会があり 来期から俺は部長を務めることになった。プレッシャーかなにかわからんが 久しぶりに大酒をくらってしまい 詰所で朝を迎えた。
部長というのは大役である。所属している団員の命を預かるといっても過言ではない。団員も信頼のできる人間の下でなければ動けないし、動きたくないだろう。慕われ尊敬され、信頼される人間になるというのは並大抵なことではない。そういった意味で自分自身で意識していないプレッシャーがあるんだろうと思う。
午前中は肥料の引き取りの予定になっていたので、久しぶりに山着(野良作業着)に身を包んで軽トラックに乗り込んだ。20kg入りの化学肥料250袋 有機肥料30袋 牡蠣殻肥料40袋を積み込み 自分の倉庫に運び入れる。
途中から雨脚が強くなってきたので、簡易雨よけシートを軽トラにくくりつけ運んだのだが、石灰肥料は濡れると発熱してしまいよくないので 後日改めて搬入することにした。
午後は農協に行き息子の入学する大学に入学金と前期の授業料を振り込みに。それと同時に15年間我慢して貯めておいた定期貯金の解約手続きと教育ローンの相談、そのままかかりつけのクリニックに行きCPAP(無呼吸症候群治療装置)の定期検診、その足で税理士事務所に行き書類提出と不明箇所の説明をしてからの帰宅となった。
これをここまで書いて、これは完全に作業日記だなと反省しているけれども まあ もともとそのつもりでブログ書き始めたわけだし…
ただ今回のこれはスマホで書いている。スマホ+ブルートゥース キーボードという組み合わせだ。
長年使ってきたデルのノートPC WindowsXPはさんざっぱらウィルスに晒されていたらしくまともに動かなくなってしまった。
で 今回のこのスタイルが調子がいいのかというとなかなか悪くない感じ。これでマウスが使えるようになるとさらに使い勝手いいような気がする。スマホの画面が小さいのは思いのほか苦にならない感じだ。友人はフツーにキーボードも使わずにスマホでブログを書いていると言っていたが、なかなかそれもすごいな…

3月はとにかく隙間なく忙しい感じで推移していく月になりそう

ブログなんぞ書いてる暇は無い…