上発地村から

標高934mぐらい日記

たき火

2010年11月29日 | Weblog
朝から風が強い
特に家の玄関前は風の通り道になっていて、冬の北風が吹き抜ける。

来年の春、風除けの植木を植える予定なのだが、風除けをしながらも
日当たりが悪くならないようにするのは、なかなか難しい。
風水に凝っているわけではないが、木一本、穴一つ、石一つ置くだけで
環境が変わり、生活に影響がでてくるというのは直感でわかる。

だから今日布団を干したのは失敗だったな。

午前はごみ出ししたり、車のタイヤを冬用のスタッドレスに交換した。
農協に寄り、栽培講習会の申し込みをし、帰りがけ来年の「どんど焼き」に使う
もみの木を確保するため、町の貯木場へ行った。
生憎今日は持ち出しができない日だったので、係のおじさんにとっておいて
もらうようにお願いする。
今年は村の神社の役員になったため、年末年始何かと忙しくなりそうだ。

午後はハウスの周りの枯れ草や、家の庭で立ち枯れた植木なんかを野焼きした。
最近は野焼きにうるさくなり、気軽にできなくなってしまった。

最近うちの薪ストーブは先日押入れを壊した木の廃材を燃料にしている。
薪ストーブは環境に良くないとかいう考えもあるようだが、エコって本当にエコなんだろうかと
最近疑うようになってしまった。野焼きにあんまりうるさいのもどうかと思うな・・ 

俺が子供の頃は家で出たごみはほとんど家で燃やしていた。生ごみ置き場は
釣りに行く時掘り返して、餌のミミズを取ったりしていた。
トイレだって汲み取り式で、水でうんこ流すなんてもったいないと今でも思っている。

今日は風が強かったので、二時間ぐらい火の番をしていた。遠赤外線がバッチリ出ていて
風が強かったにも関わらず体はジンジンあったかかった。
とりあえず周囲の草っ原に燃え移らないようにじっと見ていたのだが、なんせ風が強い。

たき火の火を見ていると落ち着く。多分なんかあるんだろう。

火を見ていたら、「なぜアルミホイルにくるんだサツマイモをもってこなかったんだ」と
デオキシリボ核酸が俺に文句を言っていた。

今日の一曲 スティービーワンダー ”Superstition”
http://www.youtube.com/watch?v=wDZFf0pm0SE

春を待ち望む

2010年11月28日 | 独言
家族は日曜日で朝からのんびりしていた。
今日こそは白菜を囲ってしまわねばならないので、午前10時ごろ
白菜の凍みが溶けてから収穫する。思ったよりも大きくなっていて
なんとか冬の間はもちそう、近所の親戚にもいくらか配ったりした。

昼ちょっと前に農業士の酪農家H君が自分の家の生牛乳を持ってきてくれた。
しぼりたての生乳なので一度沸騰させてから飲むように言われた。
お昼に二日目になったカレーを一緒に食べ、近況報告などをした。

そこで話題になったのが、農家は長い間やってるうちに、頑固になっている
ということだった。彼はそれは良くない事だと言う。
職人は本来頑固なんじゃないかと思ったが、やっぱりいい経営をしている農家は
発想が柔軟だというのだ。

俺は自分が頑固なんだかなんなのか、それすら判断できなくなっている。
たしかに就農当時は、右も左もわからず、いろいろ自分なりに工夫してきたと思う。
今は、そういう新しいものに挑戦する気持ちも無く、職人としての丁寧さも
無くなってしまった。

H君も新しい一歩を踏み出そうと模索しているが、なかなか踏み出せないと言っていた。

昔ながらの丁寧な仕事が一番大事だし、それを続けながら、一歩前に踏み出す。
そういう積み重ねなんだろう。一足飛びにはいかない。


ここ数日暖かい日が続き、土も乾いている。まだいろんな畑仕事も残っている。
午前中かみさんは裏山に特売半額のユリの球根を植えた。
種をまいたり、苗を植えたりというのは、未来に向かってのアクションである。
球根を植えたのを見て、春がグッと身近になった。未来があるんだと実感した。

まだ冬になったばかりなのに、ほんのり甘い牛乳を飲みながら、春の事を考えていました。

今日の一曲 ARB 魂こがして
ttp://www.youtube.com/watch?v=5FH_Ld1KxT8&feature=related

打ち上げ(家で)

2010年11月25日 | 独言
なんかよくわからない写真ばかりですいません。

今日は”玉掛け”の講習で川中島まで出向いた。
昨日今日の二日間にわたり、昨日は学科、今日は主に実技の講習だった。

”玉掛け”とはクレーンに品物を掛けたり、外したりする作業のことである。
重心を見極めてバランスをとるのが結構難しい。重量のある品物をつりあげるには
危険が伴うので、無駄な動きを避け、慎重かつ確実な作業しなければならない。
面白いというのもなんだが、なかなか奥の深い仕事だと思う。

つりあげる前に品物の重量を見極めるというのも、難しい作業だ。

たとえばコンクリートとアルミ、どちらの方が比重が軽いか・・?
(比重が軽いというのは適切な表現ではないが、あえてこう言います)
なんかアルミのが軽そうだが、実はアルミ2.7 コンクリート2.3で
コンクリートの方が軽いのである。(水の比重が4℃で1とした場合)
ちなみに最も比重が高いのはイリジウムで、22.61もあるそうだ。

ちょっとマジでなんのこっちゃになるといけないのでこの辺でやめるが・・

とりあえず最後に実技検定をやり、無事修了となった。

あいかわらず不安定な状況を資格みたいなもので埋め合わせしようとしているのが
自分でもハッキリ分かった。まあそれならそれでしょうがない。

一緒に講習を受けていたニッカボッカがまだシックリしない若者達がまぶしく見える。
一歩一歩前に進んでいこうとしている若者には必ず明るい未来が待っているはず
もしそうでないなら、日本はいい国とは言えない。

人の心配してる場合じゃないが、とりあえず合格祝いということで
閉店間際のスーパーで買った150円引きのアジの刺身を肴に、家で一杯することにした。

いいのだ、お祝いなのだから、これでいいのだ。これでよくなくてもこれでいいのだ。

今日の動画 http://www.youtube.com/watch?v=5IFGGYUMZMo&feature=related
            ↑
   クレーンでクレーンを引っ掛けています。凄い・・・



クールさの中にあるホットな部分

2010年11月22日 | Weblog
おとといの午前中に上田で小型移動式クレーンの講習があった。
最後の実技では、風が出てきて手こずってしまったが、受講生三人とも無事修了となった。

その後家に舞い戻って、東京の妹夫婦の家へと向かった。米や野菜などを車に積み込み
年々体重が増えた子供達も全員乗り込んだので、1200ccの日産のコンパクトカーでは
余裕の走りとはいかなくなってきた。

一泊し、昨日は埼玉三郷にあるIKEAとCOSTOCOに行く。
特に買い物しに行ったわけではないが、一度どんなところかみてみたかったのだ。
飛び石連休ということで混んでいた。 子供達も途中から飽きてしまっていたが
まあ予想範囲内ということでなんとか、ぬいぐるみ二つ購入で切り抜けることができた。
かみさんに「ダダこねたからって、買い与えるのは良くないんじゃないか?」と言うと
「普段我慢させてるんだから」って反論されてしまった。
そういえば最近子供達にあんまりおもちゃも買ってあげてなかったなぁと反省する。

COSTOCOもビッグサイズで面白かったが、事前に妹夫婦から情報を得ていたのでそんなに
驚くこともなかった。 とりあえずパスタや洗剤なんかを買ってみる。

今日が中国農業研修生の帰国の日だったので、一人みんなと三郷で別れ、
最終の軽井沢行き高速バスに乗り昨日の夜に帰ってきた。帰りの車中で
ビール(リキュール発泡性)のつまみにとビッグカメラで買ったクレスポの
スタッフドオリーブ ブルーチーズを食べようと思ったが、さすが迷惑になるので断念した。
(あたりまえだな)

そして今朝、隣の御代田町まで迎えに来ている成田行きのバスまで研修生を車で送る。
半年以上一緒に過ごしてきたわりには、バスにさっさと乗り込んで、クールに手を振ってあっと言う間に
バスと一緒に見えなくなってしまった。

インターネットで世界中がつながっている今、中国なんて距離的にも情報的にも近いところにあるし
若い世代はやっぱりクール、いちいち別れに感傷的になっているヒマはない。
受け入れ農家と握手し合って泣いている研修生は、よっぽど農作業が辛かったのでそれを思いだして
の事なんだろう。(辛口になってしまった)

俺もクールにしていたつもりだったが、「ライネン、オトーサン、シゴトガンバッテ!」と別れ際に言われ
その真剣な言葉がじわじわ今になって心に響いている・・・


足るを知るをまだ知らない私

2010年11月19日 | 独言
最近テレビの調子が悪い。相変わらず、ブラウン管のアナログテレビなのだが
主電源を切ってしまうと点かなくなってしまうので、いつもリモコンで切っている。

そんなこともあり、今までリビングにあったテレビを炬燵のある隣の部屋に移した。
一台しかないので兄妹でいつもチャンネル争いをしている。

今は食事中テレビが見れないようになったのだが、これが結構新鮮な感じだ。
今までより食事しながらの家族の会話が増え、食べることにも集中するようになった。
確かに味覚と聴覚、視覚がいっぺんに入力されると、どれもこれもが中途半端になり
集中して知覚することができない。だから子供との受け答えもいい加減になっていたように思う。

ネットが復旧した事もあり、最近テレビを見る時間がかなり減った。

減ってみて思うのだが、テレビなんていらないような気がする。特に見たくもない番組を
惰性で見るのは時間の無駄なんだろう。
テレビもネットも何をチョイスするのかしっかり吟味しないと、あっと言う間に人生が終わってしまう。

    気付くのが遅すぎた・・・

まあブログは自分の頭の中を整理する意味もあると思うので関わっていくのも
いいんじゃないかと考えているが、地デジ移行による我が家でのテレビ廃止については
現実味を帯びてきている。
試しに数ヶ月やめてみたらどんな変化が起こるのか実験してみたい気もする。
テレビが無いことによっての弊害ってあるんだろうか? 世間に対しての感性が鈍るとか・・

実弟の家では一時期通常のテレビが見れなかったのだが、結局テレビ廃止には至らなかった。
無くてイライラするんだったら絶対あったほうがいいが、たばこと同じで、無くてもストレスを
感じなければ、やめちゃってもいいんじゃないだろうか・・・

話は変わるが、午後は研修生の全体送別会があり、小諸に出向いた。
その後焼肉食べ放題のスタミナ太郎に場所を移し、軽井沢だけでの送別会をした。
”食べ放題”っていうのは本能を刺激するシステムである。
若い研修生の腹を満たすための措置だったはずが、欲深くかつ意地汚い俺は ”元をとる”という
強迫観念に絡めとられてしまい、”足るを知る”ということを忘れて、突っ走ってしまったのである。
”食べ放題”というシステム自体に問題があるんだと自分に言い訳してみるのだが・・・

食後必ず後悔するので、”食べ放題”の店には普段ほとんど行かない。

食べ物や商品や情報が氾濫するのは良くないが、そんな状況の中であっても
必要な時、必要な物(事)を、必要なだけ、選択することができるのが、足るを知る人間なんだろうと思う。

と、偉そうな事を言いながら、帰りの車中ではピンクのイチゴアイスが頭の中をグルグルしていました。
 
  「もう少し食べたかった・・」 

     今日の一曲  小諸馬子歌  長野県民謡
     
     http://www.youtube.com/watch?v=32yihyJWoZQ


りんご (「ご」は鼻濁音でお願いします)

2010年11月18日 | Weblog
朝一雪が舞っていた。冬がいよいよやってきた。
午前は中国農業研修生の帰国に向けての準備のため農協に向かう。
宿舎は昨日のうちに掃除を終え、油料理の多かった台所の汚れはきれいさっぱりになっていた。

うちの研修生はヘビースモーカーだ。たばこの値上げを機に禁煙しようと頑張っていたみたいだが
結局今までやめることができなかった。
ここまできたらしょうがない、宿舎への帰りがけに“ピース”を買って選別として渡した。
今までは”わかば”とか”ECHO”でしのいできたが、不味かったらしい。
しかし“ピース”一箱440円! 尋常な値段ではない・・・

午後は佐久の伯父伯母と従兄の次男の三人が遊びに来てくれた。
お土産には大量のリンゴ、早速お茶に出していただいた。
蜜がバッチリ入っていて旨い。頭の窪みのところに小さい亀裂が入っているので贈答用に向かないらしく
安い価格で買えるらしいのだ。伯母さんは”これだけあって○○円なのよ”と思わずネタばらししていた。

飽食とか、物の氾濫というのはあまり好ましくないが、寒い冬に向けて、漬物とか冬越し野菜、
リンゴやお米などが沢山備蓄されている状況は安心感があり、豊かな気持ちになる。
物やお金は無くなってしまうと心底そのありがたみを知る。夏終わり頃はそのことを身にしみて感じていた。

貧乏で物が無いのと、お金があっても買わないのとでは、無いという状況は同じであっても
置かれている意味や心のありようが全く違う。

農業は、畑を耕し、肥料をまき、苗を植え、防除し、収穫して野菜を売り(出荷し)、お金を稼ぐ。
残った農作物は自分で食べる。なんて真っ当な職業だろう・・・
真っ当な職業で稼いだお金は尊いし、稼いだお金は大事に使わなければいけない。

   右に貼ってあるカレンダー11月のところに書いてある

   「使った金は肥料で、貯金は常備薬である」 詠み人知らず  

今日の一曲 浜田省吾 "Money"
http://www.youtube.com/watch?v=HWZSz2oo89w&feature=related


新米入荷しました。

2010年11月17日 | 独言
夕方に佐久の米農家、農業士のS君のところに新米をいただきに行った。
新米のコシヒカリというのはやはりテンションがあがる。
米はなんといっても食卓の主役。これで生命を維持していると言っても過言では無い。

いつも玄米の状態でもらっていって、必要な量だけ近所のコイン精米機にもっていき
白米にして食べている。一袋30キロあるのでかみさんは担ぐことができず
精米は俺の仕事になっているのだが、忙しいときは、結構これが苦になるのだ。

昔はうちにも結構でかい精米機があった。もみすり機(籾のついた米を玄米にする機械)
や玄米を白米にする大きな機械があったのだが、今は古くなり土蔵の奥で眠ったままになっている。
使えないことはないんだろうけど、発動機にベルトをかけたりして動かさなければいけないので
もうダメだろうな・・・

コイン精米機は一回30キロの玄米を白米にするのに300円かかる。いつも心のどっかに
引っ掛かっているのは、投入した米が本当にすべて戻ってきているんだろうかということなのだが
そこは機械を信用してやらなければいけないんだろう。(こういう所が自分でもセコいと思う)

精米したての米がやはり一番旨いということもあり、今回思い切って家庭用小型精米機を買うことにした。
何回か精米すれば、コイン精米の元がとれるという計算もしてみての結論だ。
帰りがけに大型電気店をハシゴして、一番安い店で購入することにした。

店には米粉でパンが焼けるという今話題のホームベーカリーなどもあり、なかなか魅力的な商品だが
まずは精米機である。ランニングコストや消耗品の事なども考慮し象印の製品にした。

家に帰ってさっそく精米してみる。 
玄米投入、スイッチオン! ”ぐぐっ・・ぐおーん” すぐに白くなった米が右のトレーに排出され、
左のトレーには”ぬか”が出てきた。 
小さい機械なのになかなかやってくれている。子供たちも「すげー!」と、歓声をあげていた。

これでコイン精米に玄米を持って行くことから解放された。
逆にかみさんはひとつ仕事が増えたということで、機嫌が悪くなっております。

      うちが昔使ってた籾すり機はこんな感じのやつです
             ↓ 
    http://www.youtube.com/watch?v=4Akysy8r7YY&feature=related


おねしょ(牛乳飲みすぎによる)

2010年11月16日 | Weblog
今朝はかなり冷えた。
昨日の夜長女4歳ががおねしょをして、俺のベットに避難してきてたので
となりの床に新たに厚手の綿布団を敷いて寝たのだが、これが意外と寒い。
普段使っている羽毛布団(かみさんの嫁入り道具で13年目突入)はそんなに高価な代物
じゃないんだけど、あらためてその保温性の高さに感心してしまった。

ところが、長女朝起きたら、俺の布団にも二回目のオネショ!! マジでぇ~
最近おむつをしないで寝ても大丈夫だったので油断をしていた。

午前は用足しに出かけ、午後は家の中の掃除をする。掃除機を一通りかけ、
先日買ってきた「ガラスマジックリン」を使い、サッシのガラスを丹念に磨いた。
昔は「ガラスマイペット」という商品名だったが、いつの間にか名前が変わっている。

そういえば今日の新聞にホンダシビック生産終了の記事が載っていた。先日まで乗っていた
教習車である。シビックといえばホンダの定番車みたいなイメージがあったが、無くなるというので
ちょっと寂しい。最近は自動車の名前がどんどん変わるので覚えられなくなってしまった。

えっと・・なんの話だったっけか・・・  掃除の話だったな・・

昨日は調子にのって畳を外に出し、ほうきでホコリを払い、畳下の板張りの雑巾がけをした。
きれいになった畳を元に戻そうとしたのだが、ここでハタと気がついた・・・
     
     どこにどの畳があったんだっけか?

   「ったく素人が!」と畳職人に怒られそうである。

畳裏にうっすら「北東」とか「南西」とか書いてあったので、それを頼りに敷いてみた。
なんか最初の時と違って隙間がいくらかあいていたが、まあ多少はいたしかたあるまい。
やはりうっかり素人が手を出してはいけないところは多い。

ブログなんかも、文章を書くプロからしてみれば、イライラすることが多いんだろうなぁ・・・

   今日の一曲  マドンナ  ”ジャンプ”
  http://www.youtube.com/watch?v=OyzqWk1HhJY&feature=related



素人の冷や水

2010年11月15日 | 独言
先日蕎麦が豊作という話をしたが、午前は青年部で栽培した蕎麦の出荷調整作業をした。
「唐箕」と呼ばれる昔ながらの原始的な農業機械で、ごみと蕎麦を選り分け、それが終わると
ストーンピッカーという、これまた単純な原理で石と蕎麦の実を分ける機械にかけ 最後は
出荷用の袋に詰めて完成となる。 豊作になると、それはそれで大変な作業なのだ。

途中シカ避けネットを片づける部隊に配属され、蕎麦を刈り取った後の畑に行って作業する。

午後はレタスの出荷用段ボールの規格を検討する会議に出席した。
会議中意見も聞きながらも、自分の身の振り方のことで頭の中はぐるぐるしていた。
花の苗販売なんかも視野に入れ、直売を本格的にやってみるのはどうだろうか?とか・・・

今日の会議は出荷用のレタスの箱の高さを、現行の箱より1センチ深くするか否かということだった。
「たかだか1センチなんて!」と思われるかもしれないが、プロ農家にとっては重要な問題なのだ。
1センチ深くなるだけでレタスを箱に詰めた時の荷傷みを少なくできるのだが、そのために価格が一箱
12円もアップしてしまう。
最後はコストの問題で、結論は現行の方へと傾いていった。

会議後、家に戻り家の周りの雑用をする。
昨日農業委員さんから苦情の電話があり、農地転用して畑から道路になった所を、道路らしくして
くれというのだ。???な感じもしたが、逆らってもしょうがないので今日それらしい工事をした。

話は変わるが最近実弟にたしなめられた。 「まったく!素人は何にも判ってないんだから!」
家の東側にサッシを入れたのだが、いろいろ口出ししようとするとそんなふうに言われる。
確かに消費者とじかに接して野菜を売ってたりすると、こう言いたくなる時がたまにあるのだが。
先日農協祭で野菜を売ってた時、「お任せするからいいの選んで
なんて言われてなんかウレシクなり 「任せてください」なんて事になってしまった。

素人の思いつきや気分で家を作ったりするのはあんまりいい結果につながらないのはわかる、が、
プロはそういう素人の無知を逆手にとって商売してはいけない。わかんないならこの程度で納得させて
しまえばいいだろうなんていうことがあれば、お客はだんだんプロを信用しなくなってしまうし
自分でなんとかしようとした素人は案の定失敗してしまう。
お客さん第一で商売するというのがプロ、だからお互いが信頼しあえる価格設定というのが
大事なんだと思うが、こないだの農協祭の時のおばちゃんの値引き交渉は凄まじかったなぁ・・・

※ 実弟はいそがしい合間をぬって、ボランティアで関わってくれました。本当にありがとう。
  この場を借りてお礼申しあげます。施工業の重要性をあらためて理解しました。

  

クレーン実技

2010年11月14日 | 独言
本日小型移動式クレーン講習二日目
朝7時の打鐘をしてそのまま会場の上田に向かった。

午前中は学科講習の後すぐに学科の試験があった。
教官がテストにでる問題を教えてくれたので、休み時間はそこを集中的に覚える。
今日の学科では質量についての講義があったが、質量の定義は非常に難しいということ
だけは理解できたが、E=mc² の件はさっぱりわからなかった・・・

その後なんとか学科テストは合格したようだったが、何点以上で合格なのかは
教官は最後まで教えてくれなかった。謎である・・・

お昼を食べてからは写真のような、通称”ユニック”と呼ばれる移動式トラッククレーンでの実技。
実技はまた違う教官だったのだが、言葉の語尾に「~ら」「~ろ」が付く南信なまりの
教官だった。 長野は広い。

とにかく品物の”ふれ”を止めるのがなかなか難しい。受講者は総勢6名なのだが
最初のうちはみんな苦戦していた。俺もコンクリートの詰まったたドラム缶を危うく車体に
ぶつけそうになったが、スラロームを何回かこなしているうちに機械の癖にも慣れ 
”ふれ”の止め方のコツもわかってきた。

教官も親しみやすく、高校生と担任の教師のような感じでなんとも懐かしい雰囲気だった。
本日はここまで、実技試験は後日20日となった

帰り道では、高校生の買い食いのようにマックポーク100円で一息つく。

アルバイトのお姉さんの笑顔がまぶしかったが、バックミラーに映した俺の顔は
疲れた41歳のおっさんの顔だった・・・・

  今日の一曲 ムジカーシュ Régen volt, soká lesz
   http://www.youtube.com/watch?v=Z0_sC_FeMaw&feature=related

ライセンスマニア

2010年11月13日 | 独言
今日明日と20日の3日間をかけて、小型移動式クレーンの免許の講習を受けることになった。

小型移動式クレーンは、街中でよく見かけるトラックに付いているクレーンを
操作するのに必要な資格である。

7時に自宅出発、8時過ぎに上田市の会場に到着。
受付を済ませて席に着こうとしたら、偶然にも中学の同級生が前に座っていた。
彼は電気工事会社に勤めており、仕事に必要なので講習に来たそうだ。

いろいろ話を聞いていたら、大きなミスを俺は犯していることに気付いた。
クレーンの資格だけでは仕事にならない、ワイヤーに荷物を掛けたり
外したりする”玉掛け”という資格が他に必要なのである。

なんとなく知っていたのだけど 今回それも一緒に取れると勘違いしていた。

午前3時間、午後3時間みっちり学科講習を受けたが
力学なんかが絡んでくる難しい講義では知恵熱が出てくる・・・

便利な機械は簡単に扱うことができるが、原理はよく分かってなかったりする。

意外だったのは、ヨーロッパに比べ、日本の次世代ディーゼルエンジンの開発が遅れている
ということだ。講師はハイブリッドよりこっちに力を入れるべきだと力説していた。
我が家で唯一次世代ディーゼルエンジン(コモンレール技術)を搭載していたトラクターは
資金難のため先日売却処分してしまった・・・

明日は実技があるので、お昼のおにぎりは大3個にしてくれとかみさんにお願いしました。

※知恵熱とは・・・ 乳幼児が身近な危険度の低い微生物への免疫を自力で獲得する過程で
           発熱するため、知恵づきだすこの頃の原因不明の発熱を知恵熱と呼んでいた
           家庭内では病原体に接触する機会が無かった児童が、小学校で初めて
           集団生活し感染した場合に発熱することが多い。
       
       子供が頭を使いすぎて熱が出るということは無いそうです。(ウィキで調べた)
       
  

学科試験顛末記

2010年11月12日 | 行事
連日免許取得の話ばかりですみません。

今日は自動車普通二種免許の学科試験を受けに長野市篠ノ井まで行った。
こっちを7時に出発し東北信免許センターに8時半ごろ到着、受付を済ませて
早速適正検査の視力検査を行う。おなじみ”C”の検査では裸眼でパスしたものの
新たな”深視力検査”というのにひっかかった。乱視でよく見えない。

居残り検査をさせられて、「これでダメだったら今日は帰ってもらいます」と
プレッシャーをかけられたのだが、なんとかギリギリのところでセーフ
まさかこんな所で落とされそうになるなんて思いもしなかった・・・
もっと高くていい眼鏡に作り直さないと次回の更新で取り消されるかもしれない。

今回も教習所同級生で同姓のS氏と一緒に受験することになったのだが
彼も視力検査でひっかかっていた。一緒に居残り検査させられていたが、なんとかパス。

試験会場ではS氏が「消しゴム忘れた、貸して!」と、少し焦り気味。
ほどなく試験が始まり、会場は鉛筆の書音と試験官の足音だけになった。
最後の見直しの時に、2問書直しをしたのだが、吉とでるか凶とでるか・・

試験が終わり、合格発表の電光掲示版の前に座る。 「では発表します!」

俺とS氏、ふたりとも合格していた。S氏は思わず「よし!」と一言

思ったよりも歓声が上がってなかった。若者たちはうれしそうでもなく、淡々と事実を
受け止めているといった感じ。なにクール気取ってんだよ?なんて思ったが
今の若者はマジで冷静で沈着な大人が多い。(今の若者って言っちゃうのがダメだな)

しかし俺も達成感と喜びが思ったより少ない。確かに初めての時のように、
すぐに自動車に乗れるといった劇的変化がないのでそう感じるのかもしれない。
決して楽な道のりだったわけじゃないんだけどなぁ・・・

とりあえず自分の不安感を受験で穴埋めして帳尻合わせをする今回の行為は一段落した。

堆肥散布のアルバイトはもう少し先になりそうです。







卒業

2010年11月11日 | Weblog
いよいよ卒業検定の朝を迎えた。

いろいろもがいても、普段やってきた実力以上のことはできない。
落ち着いて、普段どうりにやろうと思った。

受験生はずっと一緒にやってきた同級生と俺の計二名。

俺は二番手の受験、最初は後部座席に座ってのスタートとなった。
一番手の彼も緊張している様子で、慎重な運転をしていた。

続いて俺の番。リラックスしようとしているのだが、固くなってしまっている。
自分でもそれがわかった。
最後の方は、集中力を維持するので精一杯、それでも縦列駐車、鋭角コースを
ミス無くクリアすることができた。

検定終了後、教習車を降りてベンチで座って待っているように指示された。
終わった安堵感で体も心も弛緩していたところに、教官がやってきて
今日の卒検の運転についての講評をし始め、俺達はまたもや緊張することとなる。
講評というよりは、ものすごいダメ出し、二人とも散々に酷評された。
「全然円滑な走行じゃない!」 「一種の子達のほうがもっと上手い!!」

最後ほうのダメだしの時は、もうとっくに合格なんて諦めていた。

それにしても教官の指摘は完璧に的を射ている。運転中の心の動きまで
見透かされていたようで、緊張で忘れていたさっきまでの俺の運転行動を
すべて分析し、問題点をこと細かく指摘された。

恐るべき観察力、プロフェッショナルな仕事だなぁと、ダメ出しされながらも感心してしまった。

我々は次の補修講習のことを考えながら、待合室で”不合格発表”を待っていたのだが
貼り出された合格発表には、なぜか我々二人の受験番号がのっていた 

うれしいんだかなんだか、複雑な心境である。
とりあえず追加料金と、追加技能教習の必要が無くなったのでホッとしたのだが、
素直に喜べない・・・

とりあえず明日長野市に学科試験を受けに行くことにした。

なんか未だにスッキリしてませんが・・・

   今日の一曲 アースウインド&ファイアー  ”Boogie wonderland”
    http://www.youtube.com/watch?v=_jLGa4X5H2c&feature=related

重大決意

2010年11月10日 | 独言
本日もお弁当のおにぎりを持って自動車学校へと向かった。

朝一番の教習では、新幹線佐久平駅までの経路を自分で選択し、お客さんを乗せて
走行するという設定での路上教習になった。

学生の頃、バイクで日本海を北上して北海道に向かったことがあったのだが
左側に海があれば間違いないだろうというぐらいの感性しか持ち合わせていなかった。
今もそんな感じなのだが、あてずっぽうな予想到着時間と予想距離が、意外にも当たってしまい
俺も教官もちょっとびっくりしていた。

2時間目は第二段階の見きわめ教習、踏切でうっかりギアを変えてしまったが、なんとか路上教習
を修了することができた。

3時間目は模擬テスト。昨日は自宅で問題集を2時間ぐらいかけてやってみた。合格点の90点は
3回やって3回とも出なかったが、今日の試験では、問題の雰囲気が分かっていたのと勉強した
設問がいくつか出たこともあり、90点を突破、明日卒業検定を受けれることになった。

学ぶことは楽しい。学ぶことは贅沢なことだ。もっと学生の時学んでおけばよかったと後悔するのだが、
当時は知的好奇心を掻き立てられるような魅力ある授業じゃなかったように感じていた
高校の物理なんかは単に俺の脳回路の処理能力をはるかに越えてしまっていたので仕方がない。

教習が終わり、昼に自家製梅のにぎり飯三個を食べてから、気分をリフレッシュしようと思い、
学校近くにある、牧場に行ってみた。厚手のパーカーが少し野暮ったいほどの暖かい午後だ。
結構な頭数のヤギが牧場の草を食んでいる。ヤギって飼育するのはいいけど 食肉用? 
食べたことないなぁ・・ 乳でチーズをつくるって聞いたことがあるけど・・
今話題の尖閣諸島では、ヤギの大繁殖が問題になっているらしいが。

いよいよ酒や老化で脳回路がポンコツになってきた。ポンコツなりに鍛えて明日の本番に臨んでみるか!
よーし今日はビール(リキュール発泡性)を飲んで、早いとこ休もう!!   

 牧場のホームページ http://www.nlbc.go.jp/nagano/

風が強かったんだって!

2010年11月09日 | 独言




朝6時半に起床する。7時に半鐘を叩くためだが、何年やっても緊張する仕事だ。

無事打鍾したのち、ストーブに火を付け、お茶を飲み、おとといのカレーの残り
を朝飯に食べた。

二種免許も今日で学科教習の最終日、いよいよ大詰めになってきた。
やっと敏感で利き過ぎるブレーキに慣れてきたのだが、昔に比べ反応が鈍くなっているやら
目も悪くなっているやらで、何とも情けない・・・

今日は一日中風が強かった。教習中、踏み切りで列車の来る音を判断するために
窓を開けるのだが、開けた途端に風がびゅうびゅう入ってきた。冷たい北風じゃなかったので
まだよかったけど。

午後は家に戻り、軽トラックの壊れた荷台のアオリを溶接して直したり、
育苗ハウスに耐雪パイプを「おっかったり」する。

研修生のワン君は、2、3日前からビニールハウスを建てている。今年まで借りていた所
から移設し、来年は倉庫代わりか、自家用野菜を作るハウスに使えるようにするつもりだ。

農機具はもう少し整備してからしまわなければならないのだが、4時を過ぎると
日が陰ってきて気温をグッと下がるので、早仕舞いしたい気分になる。
外での仕事が快適に出来るのは、年間を通して限られた日数しか無いのだが
今年は特に快適日が少なかった。

夜8時、夕飯を食べ終えてからもう一度半鐘を鳴らしに火の見櫓に登った。
叩き終わって帰ったら、かみさんが、「聞こえなかったけど」 だって・・・
風が強かったんですってば! 本当に!! 
 
              まあそんなもんなんだな。