上発地村から

標高934mぐらい日記

食べて 遊んで 寝て ちょっとだけ宿題

2017年03月29日 | Weblog
かみさんが入院して半月。家事を中心とした生活を送っている。
入院とほぼ同時に子供達が春休みになり、食事の用意と洗濯は当然毎日の日課になっているのだが、いまだに掃除っていうのはどのタイミングですべきなのかよくわからないままだ。あれって毎日やるべきもんなんだろうか?
子供って母親が家の中で家事をしていると安心して勉強できるってどっかで聞いた気がする、うちは普段からそういう気配がないのだけれど、確かに母親が家を守ってくれている安心感がそこにあって、子供はそこでリラックスして物事ができるんだと思う。
母親が作ってくれたおやつと夜食、母親がたたんでくれた衣服、母親が縫ってくれたズボンの裾やとれたボタンをつけたりしてくれること、そういうの一つ一つが子供にどれだけ安心感を与えることか…
俺が親父として出来ることは生活費を稼いで子供達に安心感を与えることだと思うが、今回は食事の用意なんかで直接的に安心感を与えなければいけなくなった。多分相当な不安感を与えているに違いない、案の定春休みの宿題は一向に進んでいないようだ。母親の代わりに父親ができることなんてたかが知れてる。
元々料理は得意なほうだが、毎日の事となってくると勝手がちがってくる。家庭料理ってのは外食とは違うって思うけどじゃあどんな料理が子供達にベストなのかってそんなことわからない。
食育っていうのが騒がれてるけど、本物の味を知らなきゃいけないのか、本物がそんなに大事なのか、そもそもなにが本物?
「また今日もコロッケ~?!」みたいのが漫画でよく描かれてるけど、一から作るコロッケがなんて手間がかかって美味しくてお弁当にもストックしておけるおかずかってこと。それでも忙しく仕事をしてるおかあさんがおそうざいコーナーで売ってる出来合いのコロッケを買ってきて出すんだってそれはそれでいいんだと思うわけです。
 
 魚、肉、野菜、たまご、豆腐、納豆、みそ、醤油、くだもの、米、芋、海藻…

あらためて料理を作ってみると、日本の料理ってたぶん365日別の献立のバリエーションを変えてくだけのポテンシャルがある。学校給食でそれをやってくれてるからほんとにありがたいし、かみさんはいつも給食の献立表を見ながら「美味しそうだなぁ~」って妄想を膨らませてるわけです。

薬の投与をしてるために食事が思うままにならない彼女のスマホの待ちうけ画面……
ラインで送った家焼き肉の写真だったのには正直苦笑いしてしまった。

  今日の一曲 BONNIE PINK 「Spin Big」 https://www.youtube.com/watch?v=IuDYUtCVB18