海岸にて

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「東アジア」と「市町村」の間

2009-08-07 | 政治〈国内〉

アジア共通通貨創設を=鳩山代表が月刊誌に論文 

 民主党の鳩山由紀夫代表が10日発売の月刊誌「Voice」9月号に、「私の政治哲学」と題した論文を寄稿していることが6日、分かった。鳩山氏は持論の「友愛」について「われわれが目指す『自立と共生の時代』を支える精神」と強調。「友愛が導く国家目標」として、「東アジア共同体」の創設を挙げ、アジア共通通貨の実現を訴えている。

 
 鳩山氏は「米中両国のはざまで、日本はいかにして国益を守るのか。これはアジアの中小規模国家が思い悩んでいるところだ」と提起。「各国の過剰なナショナリズムを克服し、経済協力と安全保障のルールを創り上げていく道を進むべきだ」として、東アジア地域で恒久的な安全保障の枠組みを構築し、共通通貨をつくるべきだと提案した。
 地方分権に関しては、「『地域主権国家』の確立こそ『友愛』の現代的政策表現だ」と強調。地域経済の再生に向け、基礎自治体(市町村)への権限移譲を進めるとした。(2009/08/06-21:30)
(時事ドットコム)

  

  

 

 

民主・鳩山氏は、ここで2つのことを主張しています。

・「友愛が導く国家目標『東アジア共同体』」 

「『地域主権国家』の確立こそ『友愛』の現代的政策表現・・・基礎自治体(市町村)への権限移譲」       (これらとは別に外国人地方参政権も

  

これらの主張の裏で、鳩山氏に最も軽く扱われ、スルーされているもの、それは「国」です。「日本国」です

 

東アジア共同体なるものを創設し、共通通貨など造ったら、あっという間に、日本という国は中国に飲み込まれてしまうのではないでしょうか。そして、鳩山氏は同時に、地域主権→ごく小さな自治体に権限委譲をすると言っている。 これで、日本国は今よりもっと「無防備」になるのではないでしょうか。  「各国の過剰なナショナリズムを克服して~」「東アジア地域で恒久的な安全保障の枠組みを構築し、共通通貨をつくるべきだと提案」などと述べていますが、 ・・ 中国のここ数年の莫大な軍事費増大や尖閣諸島問題、経済面では一方的なIT情報強制開示制度など、力をチラつかせた中国の独断的な言動について、鳩山氏はどう考えているのでしょうか。ウイグル問題など中国政府の横暴について鳩山氏はどう考えてしているのでしょうか。これら現実の問題は、鳩山氏の言葉から全く見えてきません

 

 

彼の理想であるらしい「友愛」であふれた「東アジア共同体」、そして、小さな地方自治体「基礎的自治体(市町村)への権限委譲」・・・

 

その間にあるはずの「日本国」は? どんどん希薄になり・・・そして見えなくなる ・・・・

  

 

 

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