第174通常国会は150日間の会期を終え、16日に閉幕する。菅政権の誕生に伴い、野党が要求した衆参予算委員会での本格論戦は行われないまま、与野党は7月11日投開票の参院選に突入する。
国会は15日、参院で菅直人首相の所信表明演説に対する各党代表質問を実施。16日は閉会中審査の手続きなど会期末処理を行い、閉会する。これに対し、野党側は菅内閣に対する不信任決議案や首相問責決議案を提出して、対決姿勢をアピールする。
野党は、会期を延長して衆参両院での予算委開催を求めたが、政府・与党は拒否。また、民主党は15日、野党が申し入れていた与野党党首会談にも応じないことを決めた。
与党の国会運営に反発する自民党は16日に内閣不信任決議案を提出することを決定。参院でも自民、公明両党が首相問責決議案や、「強行的な国会運営が目立った」として江田五月議長不信任決議案を提出する方針で、他の野党に賛同を呼び掛けている。(2010/06/15-22:11) (時事ドットコム)
民主党は選挙しか頭にない。政権担当能力はなくても、選挙のことだけは抜け目がない。菅政権は首相が交代したにもかかわらず、野党の申し入れを拒否して、予算委員会も開かずに通常国会を閉会、事実上の選挙戦に入るそうである。 権力を手に入れた民主党のこの傲慢ぶり、強権ぶりはどうだろう。
”選挙の顔”を変えて(国民の気分を変えることに成功し) 新首相や閣僚がボロを出す場を避けたいということなのだろうが、そのために国会の議論の場さえ開かないという姑息さ。こいういうやり方をする政府に空恐ろしいものを感じてしまう。
今日、参議員本会議中継で蓮舫氏の答弁も見た。(参院TVで6/15本会議・西田氏質問)いかにもパフォーマンスを意識したはったりをきかせた答弁で、国会までこんな女性のショー的な場にされるのかと思うと、うすら寒い気持ちになる。