Yoz Art Space

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つれづれフォト 036 センダイヤザクラ

2016-04-09 19:38:34 | つれづれフォト

4月6日。センダイヤザクラというヤマザクラが、鶴見川沿いに植えられていると知り、撮影に行ってきました。

東急田園都市線の市が尾駅から歩いて5分ほどで鶴見川に出ます。

その土手に、見事に満開のセンダイヤザクラの並木がありました。

地元のボランティアの方々が、丹精込めて植えて育っておられるようです。

ソメイヨシノとはまた違って、ピンクが濃く、

そうかといってヨコハマヒザクラほど濃くはなく、

ヤマザクラらしく、美しい葉も出ていて、なんともいえず上品で美しい花でした。

センダイヤザクラという名は、

高知市内の仙台屋という店の庭に植えられていた桜で、

牧野富太郎博士がそれを見つけて命名をしたとのこと。

東北地方にあった山桜を移植したものと伝えられているそうです。


この桜並木を作ったのは、「桜を愛する会」というボランティア団体のようです。

そのサイトはこちらです。

 

では、写真をお楽しみください。

 

カメラは、Nikon D750

レンズは、AF-S MICRO NIKKOR 105mm 1:28G ED

Carl Zeiss Makro-Planar 2/50 ZF-2

Micro-NIKKOR 55mm 1:2.8

を使っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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一日一書 855 奥の細道(弥生も末の)・芭蕉

2016-04-09 17:29:53 | 一日一書

 

「奥の細道」より

 

半紙

 

 

弥生も末の七日、明ぼのゝ空朧々として、

光おさまれる物から、不二の峯幽(かすか)にみえて

上野、谷中の花又いつかはと心ほそし

 

 

【口語訳】

三月も下旬になっての二十七日、

あけぼのの空はおぼろに霞み、

月は有明月で、光は薄らいでいるものの、

富士の峰がかすかに見え、

あの上野・谷中の花の梢をまたいつの日に見られようかと、

さすがに心細い思いがする。



美しい風景。そして、旅立ちの心細さ。

花を見る人の思いは

いつの世も同じです。

この花は桜でしょうが、当然、ソメイヨシノではありません。

 

 



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