Yoz Art Space

エッセイ・書・写真・水彩画などのワンダーランド
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一日一書 1386 秋日

2018-01-31 15:48:27 | 一日一書

 

秋日(耿洪源)

 

半切

 

 

返照入閭巷  返照閭巷(りょこう)に入る

憂来誰共語  憂い来たって誰と共に語らん

古道少人行  古道人の行くこと少(まれ)に

秋風動禾黍  秋風禾黍(かしょ)を動かす

 

村里の小路に夕日が差し込むとき

何となく憂愁を感じるが、それを共に語る相手もない。

村はずれの古い道は、行き来する者もまれで、

秋風が禾黍(きび)の穂を吹き動かしているばかりだ。

 

 

 


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一日一書 1385 停車場の図・萩原朔太郎

2018-01-30 16:39:21 | 一日一書

 

停車場の図

 

32×37cm

 

 

無限に遠くまで続いてゐる、
この長い長い柵の寂しさ。人気
のない構内では、貨車が静かに
眠つて居るし、屋根を越えて空
の向うに、遠いパノラマの郷愁
がひろがつて居る。これこそ詩
人の出発する、最初の悲しい停
車場である。

 

 

「萩原朔太郎全集 第2巻」による 

 

 

 

「詩」というよりは、挿絵の解説風。

散文詩といえばいいのでしょうか。

 

この銅版画を見て、朔太郎は、とにかく「寂しさ」を感じるわけです。

そう言われてこの絵をみると、どこまでも寂しい風景に見えてきて

不思議な感覚に襲われます。

 

 

 

 

 


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一日一書 1384 南山寿

2018-01-29 20:10:29 | 一日一書

 

南山寿

 

33×18cm

 

 

「南山の寿」

 

終南山が崩れないように生命や事業がいつまでも続くこと。

人の長寿を祝う言葉。

 

日本だったら、「富士山寿」でもいいわけですね。

 

 

 

 

 

 


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一日一書 1383 登鸛雀楼(王之渙)

2018-01-28 19:50:05 | 一日一書

 

 

登鸛雀楼(王之渙)

 

半紙

 

 

  登鸛雀楼   鸛雀楼(かんじゃくろう)に登る

 

白日依山盡  白日山に依って尽き

黄河入海流  黄河海に入って流る

欲窮千里目  千里の目を窮めんと欲して

更上一層楼  更に上る一層の楼

 

 


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一日一書 1382 カワセミ(水墨画)

2018-01-27 14:05:30 | 一日一書

 

カワセミ

 

40×25cm

 

 

 


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