大阪市中央公会堂で「自分に適したがん治療を考える」のテーマで某医療法人のセミナーをネットで知り申し込んであった。
久し振りにレトロ調な厳粛な中央公会堂に入る、開演20分前でしたが大講堂が九割位埋まっていた。
第一部が、基調講演「知って得する陽子線治療」でした。切らずに治すがん治療の方法の
最新の放射線治療の〝陽子線治療”の話でした。
私も3月~5月にかけてX線照射の放射線治療を受けたが、X線治療より優れた陽子線治療でのガン治療方法
に脚光を浴びている。
ガンを切らずに直したい、通院で日常生活しながら治療したいという思いで放射線治療を選んだのは
正解だった事が確認出来た。
陽子線治療のメリット・デメリットを丁寧に話されて、ガンを切らずに治す治療法の選択肢として
陽子線治療を考えなさい。という事。
X線照射は健康保険適用だが、陽子線照射はまだ健康保険適用外で、一回の治療で300万位必要で
民間の医療保険(ガン保険)の先進医療の特約がないと治療を受けるのは費用が大変だ。
大阪に今秋に「大阪陽子線クリニック」が出来て治療を開始する。その宣伝を兼ねたセミナーです。
将来はX線治療に変わって陽子線治療になって行き使用が増えればコストも下がるのでは・・
陽子線治療が保険適用になる為の実績作りと治療効果等から健保適用を早急に受けられる様運動を進める。
第二部はパネルディスカッションで、外科・放射線医師が3名とタレントの岡部まりさん、
元よみうりテレビのアナウンサー清水健さんでのパネルディスカッションで、
治療側と患者家族の立場での心構えと知っておく事等が議論された。
最後に元よみうりテレビのアナウンサー清水健さんの講演があった。
清水健さんは元よみうりテレビで、アナウンサー・キャスターとして活躍していたが、
二年前に最愛の奥様が八カ月の息子さんと清水健さんを残してガンで亡くなった。
昨年よみうりテレビを退社して、二歳八か月の息子を抱えてガン患者の家族として
壮絶なるガンとの闘った姿・経験をガンで悩む皆さんに心を届ける講演運動で社会に伝えて行く事を
選んでこの道に入ったと話があった。この事はかなり悩んでの結論だったようです。
テレビの画面を通して見ていたので親近感はあった、奥さんの壮絶なガンとの闘いを
傍で一緒にずっと支えて来た話はぐっとくるものが多々ありました。
中央公会堂入口の案内
第一部開催前の大講堂 レトロ感たっぷり
二階のサイド席
パネルディスカッション始まる前 左がお医者さんが右に岡部まりさん、清水健さんの席
セミナー終了で続々と出て来る。
ガン患者は年間で約100万人で、前立腺ガンは男性のトップで92,000人だそうです。