PlayStationVitaは960×544の高解像度画面が特徴です。ゲームの画像が綺麗になるのは
もちろんですが、ビデオや画像も綺麗に見られるという点は見逃せません。というわけで、
早速コンテンツを取り込んでみました。
まずはビデオ。PlayStation3+torneで録画したものと、iPod touch用に作成していた1280×720の
MPEG4データをそれぞれ取り込んでみました。torneデータの転送は、Vitaへのコンバートの
質を調整することで掛かる時間が変化します。目玉機能としてクイック転送が出来るようにも
なっていますが、やはり最高画質でみたいと720×480高画質での書き出しを行うと、
実時間の1.5倍ほど転送時間が掛かるようです。片やPCからMPEG4の転送ですが、
PC側に専用のコンテンツ管理ソフトをインストールする必要があるのが面倒です。
しかしながらこちらは転送が早い。700MB近いファイルでも1分足らずで転送完了です。
まあ再エンコードを伴うtorneの転送と比べちゃダメなんですが。
さて、実際の再生具合ですが、最高です。Vitaでの再生最適化を前提としたtorne転送は
もちろん、Vitaの解像度以上のファイルもきっちりVitaの画面に合わせて再生してくれます。
しかもtorneで使えたシーンサーチがVitaでは動画データ全てで使用可能。非常に使い勝手が
よいです。但し操作はタッチパネル限定でボタン操作は一切ないので、そのあたりは善し悪し。
私は気にしませんけど、気にする人はいそうです。
画像についてもVitaの画面に合わせて綺麗にリサイズしてくれるのですが、フォルダ毎管理が
なさそうなので、電子ブックビューワーとして使うのには不向きっぽいです。Vitaを縦持ち
すると画像も縦に向いてくれるのと、フリック操作で次の画像を送ることが出来るので
電子ブックビューワーとしての素養は高そうなのが残念。なお、フリック操作での画像送りは
本で言うところの左綴じと同じなので、右綴じ本の画像を放り込んでもページのめくる方向は
逆になります。