SHOUTS TO THE SOUL !!   岡崎 陽

根っからのネガティブ人間。
無能、ノミの心臓が語るブログ。

「最後の命」を読んだ。

2012年08月23日 06時44分04秒 | Weblog
どうしても著者の経験した実話のような気がして、とてもリアルだ。

この物語には結末がない。

多くの疑問をのこしたまま終結する。

その後味の悪さが想像を掻き立てて心にこびりつくんだ。

それを考慮して執筆されているのだろう。

その表現は天才といえるし、著者も精神病かもしれないと、思う。

どんなに変人でも犯罪者でも、死を覚悟する者には人間社会の規則など、意味することはない。

俺の中では、冴木も主人公も素直に生きた、人間らしい人間だ。全く憎悪感を残さない。

俺も多分、同類。