情報科blog
高校で必履修となった「情報科」の教員が
授業や校務など日々のできごとや
情報教育について思うことを書いていきます。




 6年間大学で学ばないと教員免許を取得できないようにするという、制度改革が検討されているようですね。免許更新制という無駄な制度は無くなったのはいいことなのですが、免許取得に6年もかかるようでは、なり手がいなくなってしまいます。

 現在のところ、新規採用は狭き門になっています。6年もかけて免許を取って、教員になれるというのならいいのですが、免許を取ったところで教員になかなかなれないのです。

 この状況では、教員の免許を取ろうと思う人が激減してしまいます。

 世の中には教員の免許を持っていながら、教員になっていない人はたくさんいます。こういった人たちは「教育」についてある程度は学んでいますから、学校教育にも理解があり、協力してくれる人となります。

 社会に出ても、社内教育を担当するなど、教育について学んだことを活かしている人もたくさんいます。

 教員になるには免許の他に2年間学ぶ必要があるというような制度設計はできないものでしょうかね。

 6年の中には1年間の教育実習が含まれるということですが、1年間も実習生を受け入れるのは、学校としては大きな負担です。教員になる人だけ、1年間現場で仕事をしながら学ぶ形にすれば、受け入れる人数も減って学校の負担も減ることになります。


 珍しく意見を書いてみました。教員の資質向上も大切だとは思いますが、後に続く人を確保することも大切なことだと思います。

 本当は、昔に比べて新規採用の先生が忙しいのが問題なのです。現場で十分学べるだけの余裕と、教えてあげられるだけの余裕が周りの先生にもないのが現状ですからね。

 制度を変えるより、まだまだやるべきことがあるようにも感じます。

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