「ちょっと」のICT整備で、日本の学校に「大きな」変化を!
内田洋行・大久保昇さんのインタビュー記事です。NewEducationEXPOの実行委員長をされている方ですね。学校現場の状況をよくご存じのようで、大変同感する部分が多くありました。特に以下の部分は常に感じていることです。
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「上の人」が選んだ機器がただ送られてくるだけでは、現場の先生の意識も、なかなか高まりません。しかし、自分たちで選ぶ方法なら、現場も一生懸命になります。どの製品が自分たちに適しているか、情報収集や比較検討をするようになります。さらに、ICTに詳しくないのに不適切な製品を選んでしまう危険性も減らせます。予算の振り分けや製品選びに悩んだときは、専門機関に相談できます。こうなれば、しめたものです。
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まったく意見が反映されず、導入前から使用する上で問題が起きることがわかっているような機器が導入されてしまうと、現場ではどうにもなりません。
教育の場では、モノがほしいのではなく、その機器がもたらすサービスがほしいのです。モノがそろったらできるという考えでは、いつまでたっても利用が進みません。
利用イメージを具体的に考えた上で、適切な機器を導入していくべきだと思います。何がしたいのかを充分に考えなければ、機器は活用できませんよね。
「都立学校ICT」と「TAIMS」が同時に入ってきて、現場は大混乱です。数値上「教育の情報化」は進展するのでしょうが、「教育の情報化」の効果は、何年もかからないと出てこないのではないでしょうかね。
効果を上げろという「指導」でも入るのでしょうか。心配です。
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