情報科blog
高校で必履修となった「情報科」の教員が
授業や校務など日々のできごとや
情報教育について思うことを書いていきます。




t_fukuhara先生が紹介されているように、今年度の情報科採用試験合格者は1名だそうです。

この人数より多くの、講師の先生に情報の授業を「丸投げ」している学校を、私は知っています。
各学校の教員の定数は学級規模によって決まっています。新しく追加された情報の教員をとるには、どこかの教科の定員を減らさなければなりません。

これを嫌って、講師に丸投げしている学校があります。

行政サイドにたつと、このような学校の行為は「渡りに船」。専任の教員をとらずに済むのですから。当然ながら専任よりも安いコストで講師の先生は働かされています。授業時間のみに対して対価が支払われ、授業準備や、他教科へのサポートなどは当然しません。


情報を3年に設置したあげく、すべて講師任せにする。つまり学校として「情報教育」に責任を持たないという事ですよね。そんな学校が東京都には多数あります。

行政側だけではなく、学校側にも問題があると思います。
あまりにも情報教育への理解ができていないのです。


最近、学校紹介や出前授業で「高校に見学に行ったら、『情報科は何年で学べますか?』と聞いて下さいね」とよく言っています。
中学・技術で学んだ内容との「接続性」、他教科における「利用の継続性」を考えると、1年に置くべきで、遅くても2年です。全国的には1年に置いている学校が9割近いとも聞いています。

これからは「情報の先生は専任ですか?講師ですか?」とも聞いてもらいましょう。

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