「情報モラルの授業をするので、助言・指導をしてください。」ということで小学5年生の授業を見てきました。助言・指導というほどのことはできないのですが、行ってきました。
授業は先生が作った「新聞」のどこに問題があるかをグループで見つけるものでした。小学5年生の総合的な学習の時間です。内容としては著作権の問題です。
高校生にも難しい著作権の問題ですが、小学生でも知っている生徒がいるようです。小学生の言葉から「著作権」や「引用」なんていう言葉が出てきたのは驚きです。
著作物の利用は最終的には裁判をしないとわからない部分があり、授業でも扱いにくい部分があります。フェアユースが認められそうな雰囲気もありますので、決まりの部分の話はやりにくくなっています。
小学生には「人のものを勝手に使っちゃだめだよ」「自分が使ったものを勝手に使われちゃいやだよね」という理解でいいように思います。
情報モラルの話を1時間ほどということでしたので、「情報」と「モラル」の話をしてきました。最近「情報モラル」とくくることで、「臭いものに蓋」という風潮があるようにも思います。放送と通信の違いを説明すれば、あとはモラルの話だと思います。
「どこかに落書きするより、ネットやメールの方が、誰が書いたかわかっちゃうんだよ。」ということがわかれば、今のような状況は改善されると思うのです。
そもそも、こんなことを大人の人が知らなすぎるのが問題なんですよね。
また、文字によるコミュニケーションと会話によるコミュニケーションの違いが意識できれば、よりよく使うことができると思っています。
こんな話をさせていただきました。
アウェイの環境は難しいものですね。パワーポイントが使えなかったり、持ち込んだノートPCをプロジェクターにつなぐ方法がなかったり。外部ビデオ機器を表示できなかったり、有名なページ以外はタイムアウトになって表示できなかったり。
いろいろなトラブルがあろうとも、何とかしなきゃならないんです。
とりあえずスライドはpdfにしてUSBメモリで先方のPCに読み込んで表示しました。全画面表示モードを使えば、パワーポイントなんか無くても大丈夫です。
などなど。
こうやって、いろいろと「情報活用の実践力」をつけているんです。
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