昨日の合点承知之助での夕食帰りのこと。
中山公園の前の交差点で停車すると、明らかに欧米系のブロンド美人が、二人の東洋人女性と比較的大きな声で話していたのだが・・・なんと関西弁でした。
思わず車道からガン見しちゃいました。何故上海の街中で上海弁ではなくて関西弁?
関西弁の国際化、進んでます。
まぁ、普通に話して誰も気に留めないところも上海らしいですが。
爽やかな春風が吹く今日の上海ですが、大出力電動自転車乗りには、別の風が吹き付けています。
地下鉄車内で公共CMを流しているのですが、昨日は、とうとう違法電動自転車の防止キャンペーンが流れていました。
曰く、販売店で外見では判らないからといっても、20km/h以上速度が出る電動自転車を買わないようにとの内容。
さて、保有3台の愛車の内、これでは暫く1台にしか乗れなくなりそうです。
意外と記憶に残っているもの一つが無駄話。
それが、先々貴重な意味を持つこともある。
今から二十年以上昔、中央競馬会在宅投票システム「PAT」の試験運用の為、後楽園球場(東京ドーム)横のJRAの電算センター(外からはそれと判らない様にひっそりと建っていたが、セキュリティが軍施設並みに、めちゃめちゃ厳しかった)に、農林水産省のキャリア官僚、JRAの役員、任天堂・NEC・富士通の各社のエンジニアと一緒に、なぜかNTTから分離独立したばかりのNTTDATAのバッジを付けて詰めていた事がある。
しかし、40万人が一時に接続する日本史上初の大規模賭博電子システム(当時はインターネットが普及する以前)で、何が起きるか判らないと、競馬開催中は毎週の様に一日中缶詰にされた。
ひたすらに永い時間が流れると、だんだんと差し障りの無い話題が無くなって、其々が、話のネタを振る無駄話に華を咲かせるようになった。
その時、暇つぶしにお話をうかがったのが、当時任天堂開発部の課長だった上村雅之さん。ファミコンの開発者にして名付け親。今の私と同じぐらいのお歳だった。
ライバルだが、同じファミコン用端末機のメーカーの人間ということもあって、ファミコン開発に至るまでの様々なお話を何時間もお聞きした。
話していて、任天堂の技術者は謙虚で紳士なんだなぁと思った。
今日、ネットの記事で久方ぶりに上村さんのお元気な姿を見て、当時のことを思い出して懐かしくなった。
今思うと、非常に貴重な経験をさせていただいたものだと思う。
今回は飛行機を使わず、上海⇔北京を高速鉄道で出張。
北京の街が意外ほど空気が汚れていなくて、せっかく用意したPM2.5用のマスクの出番が無くてがっかり。
お客様が王府井界隈だったので、夕食時に少し散策。
ここは数年前と変わっていません。
夕食は老舗羊肉鍋屋で。
王府井に面した目抜き通り店なのに地元民の家族連れが多く、リーズナブルで美味しいお店でした。
帰りは2ブロック先の地下鉄駅まで天安門前をブラブラと。
フランスの大統領が来ていた様で、天安門広場にはフランス国旗が掲げられていました。
上海に戻ると、駆け込むように合点承知之助にGO。
美味しい鮪が迎えてくれました。
(これ、赤身なのですが、ほとんど中トロですね。採算取れてますか~。)
北京には、まだ進出していない合点寿司。
日系コンビにも観掛けず、私にとって北京は、まだまだ出張先にしか過ぎなさそうです。
とうとうこんなニュースが。
鳥インフル H7N9型「指定感染症」へ 厚労省、強制入院など可能に(産経新聞 4月24日)
こりゃ~益々気軽に帰れなくなりました。
早く沈静化しないかなぁ。
こんな春には、故郷に立ち寄りたいのだが。
TV番組、テラスハウスのロケ地の直ぐ近所だし、良い所だよなぁ。
昨年、ロブ・コーエン監督が、プロデューサーのジーン・カークウッドとアイザック・ニュートンを主人公にした推理サスペンス映画を企画していたと思うんだが、まだ完成しないのかなぁ。
ニュートンって、若くして先生と呼ばれて天才科学者の大学教授として有名になり、国会議員の傍ら、造幣局長の公職でもそれなりに辣腕を振るっていたり(密偵を使って贋金作り一味を一網打尽にしたり)、明らかにオカルト(錬金術)研究に没頭して、ソロモン王の賢者の石を作ろうとしていたりと、家庭的に恵まれず生涯独身の変人で異端者(実はキリスト教内でも異端の信仰者)で、シャーロック・ホームズのモデルにコナン・ドイルが思い描いていたんじゃないかと思えるほど共通項の多い人物なので、面白いと思ったんだが。
上の画像は当時の流行画家ゴットフリーの描いた中年のニュートンの肖像画。
結構イケメンでしょ。
ちょっとググッてみたら、物理学者の八木浩輔教授(筑波大の副学長や浦和大の学長を歴任された大学者)が「アイザック・ニュートンとシャーロック・ホームズ」っていう論文を1997年に、もう書いてました。
昨日からまた寒くなって来た上海。
明日からはもっと寒い北京に出張なので、今日はマスクやら何やら色々と調達して準備しています。
さて、そんな中、こんな記事が飛び込んで来ました。
偽日本酒で1000万円荒稼ぎ=上海の業者ら5人逮捕―中国(時事通信 )
え~、やっぱり悪酔い・二日酔いの原因は偽酒だったのか~。
一昨年の震災以降、噂はちらほら聞いていたのですが。
本当に、マジで勘弁してほしいんですが。
これじゃ、これからは日本製造の缶ビール以外飲めなくなっちゃいます。
何だか薄ら寒くなってきた上海。
春は何処に行ったのでしょう。
このまま梅雨に突入でしょうか。
さて、昨日は東京都民の会に参加。
幹事の方の細やかな配慮が感じられる良い会場でした。
(上海にあんな地下空間があったのが驚き。)
料理も美味しかったし、場所が遠くなかったら通いたいところです。
(来年値上げが激しかったら、いっそ古北2期区に引っ越すかな。)
会には提携先のS社長や常連のN社長夫人も来ていたのですが、会で一番話し込んだのは、お二人。
1人はアキバ時代から存じ上げるスイッチメーカー大手F社のOBの方。
御歳68歳で、応老師と同い年。
現在、同業の営業職に再就職されて、単身で頑張っておられますが、この歳の人たちは本当に元気です。
国家を成長させた自負が話の端々から滲み出しています。
(あまり頑張ってもらうと、後進が仕事が無くなるので、出来れば年金を貰って、大人しく隠居していて欲しいのですが・・・そんな気は更々無さそうです。)
さて、今1人は22歳の留学生男子。
未だ法学生ですが、卒業後の進路は決めかけていて、更に1年、学生でいる様子。
長女より年下ですが、しっかりしています。
彼の歳には私も学生でしたが、彼には無限の可能性を感じました。
今回の都民会、常連で姿の無い人もちらほら居ましたが、得る物の多い会でした。
すっかり春のポカポカ天気になった上海。
鳥インフルエンザ禍も何処吹く風、昼食に入ったKFCは満員でした。
しかし、四川では震災で大変な事になっています。
先ずは被災された方にお見舞い申し上げます。
(李総理も現地入りされている様子。新執行部、就任以来国難が続いています。)
さて、このところの暖かな陽気なので、昨日は冬物を片付け、
夏物の準備(それぐらい上海の春は短い)をしようかと思い立ったのですが、
衣料品売り場に行くと、CPIの上昇が半端では無いのが判ります。
以前は衣替え時に全て買い換えても、小額予算でそれなりに揃ったのですが(;@д@)
・・・・無地のTシャツ1枚50元は有り得ないでしょう。
これでは、老百姓(庶民)の暮らし向きも押して知るべしといった処でしょうか。
陽気は暖かくなりましたが、懐は寒くなった上海でした。
先週、2件の会合に参加して思ったこと、それは、
上海では、「自分の味覚を信じるが吉」ということです。
週中の同業者の勉強会の2次会場の日本料理店。
上海によくあるナンチャッテ日本料理店だったのですが、ここでユニークな料理が。
ヒトデ焼き。
三浦半島出身で海育ちの私ですが、流石にこれはどうよと思ったのですが、
寿司や刺身などは普通に美味しかったので、他人が食べるのは止めませんでした。
あ~~ん。
この女性、この店で食べるのは2回目だそうで、大丈夫だった様です。
彼女は美しく若き同業者ですが、大和撫子も上海では度胸があります。
さて、日は改まって、週末には威海路で行われた別の会に参加。
会場は、某帝国の某港町出身のバンドをデザインコンセプトにした日本人経営の店ですが、
なぜか障子張りの部屋があります。
どうも店の料理が、前日のナンチャッテ日本料理屋と同じコンセプトなのが気になりましたが、値段が倍ほど違うので、少し期待して待ちました。
なかなか出てこなかった料理で、やっと出てきたのが、鶏肉の揚げ団子。
唐辛子で非常に辛く味付けしてあります。
口に入れて噛んでみると、何かおかしな味が・・・。
10分ほどもすると、猛烈な嘔吐感が襲って来ました。
このご時勢、鶏肉が市場に有る訳無く、当然冷凍だったのでしょうが、それが」古いのを味で誤魔化していたのでしょうか。
主催者には申し訳なかったのですが、急遽途中退場して帰宅。
その晩は、暫くトイレに篭ってました。(翌日は元気にがってん寿司に行きましたが。)
そういえば、あの辺りに評判の悪い日本人経営の店があったなぁと思い出しても後の祭り。
やはり冒頭に書いた通り、「自分の味覚を信じるが吉」という言葉を噛み締めています。