自宅近所のケンタッキーフライドチキンで立て篭もり事件がありました。
犯人は公安の特殊部隊に眉間に1発打ち込まれて昇天し、事件開始後7時間で解決しましたが、狙撃に手間取った事を住民はいぶかしんでいました。
(子供の滑り台の下に犯人が陣取った事が原因の様でした。)
今回は錯乱した上海人が犯人でしたが、同情の声はあまり聞きません。
なかなか日本からの異邦人として滞在している方には判りずらいかもしれませんが、何か治安を乱される場合、上海人は次の2つの原因を直ぐに思い浮かべます。
一つが外地人。
上海近郊の省からの出稼ぎ農民と一緒に流入してくる犯罪者です。
掏り、乞食、置き引き、強盗などを生業にしています。
(たまに誘拐犯も混じっていて大事になります。
特に上海人は福建省の人を危険視しています。)
そしてもう一つが精神の均衡に障害を起こした人による犯罪です。
これらの人が原因の犯罪に対して、かなり強硬な対応を公安に望む人が多いようです。
(そういえば、日本でも立て篭もり事件がありましたが、こちらは犯人の暴力団員は無事で、警察の特殊部隊の隊員が1名殉職されたのでしたね。)
ここ上海では、自身の治安を乱す相手には裁判抜きの即処罰(処刑)を望む風土が在るようです。
他人の治安にはあまり関心は無いようですが・・・。
(ちなみに件のケンタッキーは、防犯上の責任を追及されて閉鎖されています。)