上海で日本語を話している中国の若者達

中国人に囲まれて日本語で通していく日常の出来事を書き綴っています。

門外漢袋叩き

2010年09月30日 | 趣味
昨日の池田信夫さんのブログ「ハリウッド化するIT産業」のコメント欄がご本人も言い訳コメントで予想した通りの有様になっている。
そもそもソフトウェアを組む産業の全てをIT産業と一括りにして論じようとした時点でOUT。
 携帯通信端末、コンシューマ向けゲームから、組み込み系ソフト、業務用大規模アプリ、そして各種NETソリューションと、既にIT産業なる言葉で表せられない程その分野が広がっているのに、まるで材料や道具に鉄を使う産業は全て鉄工業とカテゴライズしたようなものだ。
 同氏の出身産業母体の映像放送業界が、映画、TV、CM、Webコンテンツ、企業PV、パッケージDVDの狭いカテゴリーの産業故だろうが、文筆家としてNETで持論を展開するなら、もう少し下調べをしてからの方が良かったのではないだろうか。
 (実はこの生産性をテーマに、上海オフショア開発フォーラムでは企業系列の壁を越えて散々論議していたりする。元同業者としては、同氏の思い込みも判らないではないけれど、実業を経験していないマスコミに見えているのは、やはり表層的な問題や事象だけですよ。構造的な課題は当事者として、将来的な事業計画に挑んだ時、初めて見えてきます。)

 門外漢が手を出すと袋叩きにされる典型かな。

国慶節に向けての道路の封鎖

2010年09月30日 | 日記
気温の下がったせいか、空気も少し清々しくなった上海の朝です。

さて、明日から国慶節休暇が始まります。
その為に、昨日から南京東路の駅が封鎖されています。
外灘沿いの道も彼方此方で封鎖されている様子です。
(明後日の社員の結婚式に影響が無いと良いのですが。)
観光スポット周辺でも封鎖箇所が多そうなので、万博中なのですが、観光客は戸惑う事でしょう。
 もっともこの時期に中国に来る外国人観光客は、予想よりぐっと減ったとは聞いています。

 通勤時に見た限りでも、交通警官が辻々に配置されており、警備が強化されたのを感じます。
 明日は夜の花火を楽しみにしていたのですが、さて、どうしたものか。
誰か誘って別の所に遊びに行った方が無難でしょうか。

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噂には聞いていたが遂に来たメール

2010年09月29日 | 日記
風水占師養成講座のスパムメールが来ました。

いや~、本当に、こんなのが来るんですね。
30日で風水師になれるのだろうか?
 昔の香港映画のギャグネタだと思っていましたが。
以下は連絡先を除いたメールの本文 ----------------------------------------------------
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まだまだ色々と面白い事に出会う上海です。

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中国に是非来て頂きたい方

2010年09月29日 | 日記
すっかり肌寒くなった上海です。

せっかく万博中なので、中国に是非来て頂きたい方の筆頭は、内閣官房長官ですね。

(読売新聞)「中国について習熟すべきだった」仙谷氏が反省

総理大臣、外務大臣が揃って不在の間、隣国の実情を知らないで外交指揮を代行していた訳です。
この発言は、司法の上に行政が君臨する国と国家間紛争になったという認識が無かった事を示していると私には思えます。
 総理大臣不在の場合、指揮権を代行するのが内閣官房長官ですよね。
内閣官房長官にとっては、国際的な司法権理解の問題で、戦争一歩手前だった認識は全くしていなかったとも言い換えられます。
 もし、菅総理が不在の間に、中国側が国権の最大の発動たる武力行使に出ていたらと思うと、ぞっとします。

 私なぞ、今頃日本人強制収容所でこの記事を読んでいたかも。
いや、それでもマシな方で、若しかしたら在日米軍への要請もせずに降伏し、日本という国自体が無くなっていたかもしれません。

 秋だというのに、背筋の寒くなる季節外れの怪談話でした。

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とある日本人経営店にて

2010年09月28日 | 日記
すっかり秋めいた曇り空の上海。

昨日は食品を買いに、とある日本人経営店へ出掛けた。
 夕暮れ時の買い物時間だと言うのに店内は無人。
店先で隣の店の老板娘と話し込んでいるのが、この店の店員だった。
 どうも店主の日本人は留守の様だ。
 正面の商品ケースの中には蝿が飛んでいる。この季節の上海、涼しいがまだまだ蝿や蚊が多い。
食品なので正面ケースの商品は諦めて、レジ横の品物を買う事にした。

十数元の買い物をして100元札を出し、お釣りを貰うが、お釣りの20元がぼろぼろだが明らかに偽札なので交換させ、 改めて数えると40元と少ししかない。
最初に出したのが10元札2枚と出来の悪い偽20元札1枚だった訳だが、確信犯か?
当然足りない分を要求すると、10元札と5元札でレジからだして来た。
更によく確認すると10元札も半分は出来のやや良い偽札だった。
普通に流通している程度の出来の偽10元札なので、ここは黙って受け取る事にした。
 この手口は、尊義路にある某大型ショッピングセンターの地下食品売り場のレジ係が使っていた手なので、外国人に使うのはオーソドックスな手口なのかな?
店を出ると、直ぐに釣銭を仕入れに隣の店に行くのを横目で眺めつつ、
「ああ、この店の経営者も中国の庶民を理解していないなぁ」と思った。
 
どうやらこの店の経営者である日本人は、目が届かなければ、正業は怠けつつ、出来る限りの悪事を働くのがデフォルトの精神構造なのがこの国の庶民だと理解していない。
何故、レジ担当者を必ず分けるのか。そして、何故経営幹部が監視するのかを。
少し上海の街と日本の違いを考えればわかる事だ。

 最近、開店以来手伝っていた店員が辞め、残った店員が好き勝手にしているのだろうが、正しく悪貨が良貨を駆逐したのだろうか。
 いい店だと思っていたが、開店間も無くでこの様では、あと1ケ月も持たないだろう。
 この店の経営者には残念だが、年は越せないかもしれない。
もっとも二度とこの店に立ち寄る気は無いので、結末は人伝に聞く事になると思うと寂しい限りだ。

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社会の成熟度

2010年09月27日 | 日記
夜半から気温が下がりましたが、夜明けから徐々に暖かくなっている気がする曇天の上海です。

 昨日は、広元西路に出来たパン屋さん「bread studio」さんまで、足を伸ばしてみました。
(カレーパンが、ちょっと私には塩っぱかったですが、美味しかったです。6元と格安でしたし。)

 さてその途中、虹橋路で11ケ所目の充電站を見つけて充電したのですが、昼時だった事もあり、公安のお兄ちゃんや、民工のおっちゃんで店が賑わっていました。
途中、民工のおっちゃんたちのカップラーメン用のお湯を沸かす為に、おばちゃんがいきなり、充電中のコンセントを差し替えました。
当然、半分ほどを残して装置はリセット。入金額も0に戻されます。
「おいおい、何するん!」(上海弁なので関西弁風に書いてみました)と言ったつもりですが、ガン無視。
 あまり刺激して騒ぎになるのは時期的に不味いので、仕方なく改めて充電する事にしましたが、非常に不愉快。 秋雨に打たれながら、平然としているおばちゃん達を眺めつつ、考えてしまいました。

ああ、この人たちには精神的な基本姿勢として、「相手を思いやる気持ちは無いのだなぁ」と。

 相手に実害を与えても、相手から抗議されないと&自分に非がないと信じると何も感じないのが、この人たちなのでしょう。
中国では「道端で踏む他人の足は、敷き石程にも思っていない」という例えもありますし。

 今更大躍進、文革批判を展開する気も無いですが、何処で此処まで日本と差がついてしまったのか。
帝国から植民地(GHQの占領政策をアヘン戦争以後の植民地支配と同等と仮定した場合ですが)に転落した過程という歴史の違い、経済環境がもたらした素養の問題、基礎教育の問題、社会構造の問題、基本思想(性善説VS性悪説)の違い、そして政治体制の違い。考えると色々あります。
 明らかに日中の社会の成熟度には差が存在します。
今回の民主党政府の対中施策は、この社会成熟度の差を無視した行いであった為、報いを受けたと私は考えます。
中国の実情を知っているようで、実は全く知らなかったのが民主党(というか旧社会党)であったのでは無いでしょうか?
 現政権には、自己の理想というサングラスのせいで、本当の中国(及び中国の大衆)像を捉え切れていないと私は思います。
 (かといって、このまま失策が続くと、在中の我々に様々な悪影響が実生活上で発生するのが火を見るより明らかです。)

暫くは、ため息をつく以外、手は無いのでしょうか。

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久々に、雨の中を濡れて走った

2010年09月26日 | 趣味
冷たい雨の降り始めた秋の上海です。

こんな雨の日は、夏の通勤時には愛用の自転車用雨合羽を利用しています。
この雨合羽、日本では使用していない物で、すっぽり被って頭を穴から出した後、前掛け部分をハンドルに被せ、自転車のバックミラーを2つの小さな穴らか出してハンドルに引っ掛けて使います。
 こうすると腕も足も濡れない一見優れものなのですが、ハンドルの稼動範囲を狭めて非常に危険なので絶対日本では警察が使用を認めない代物です。
 しかし、気温が高くないと、直ぐに乾かずに次回使う時、非常に不快です。
 そこで今日は気温も下がったので、フルフェイスのヘルメットに、上は薄手のジャンパー、下は革パン、足元はライディングブーツの出で立ちで通勤してみました。
 もちろん頭からずぶ濡れになるのですが、下までは通らないので、雨天の運転には最適です。
 このまま気温が下がったら、暫くはこの姿で通勤する事にします。


さて、話は変わって昨日の続き。 船長を釈放しても、彼が英雄扱いされただけで、全く情勢は好転していない様子です。
昨日夜7時のCCTVニュースでも簡単に採り上げただけで、政府の日本への対応は全く軟化している様子はありません。
完全な失策ですが、最悪4人の人命が賭かっているだけに、次の対応が心配されます。
 (最も最悪なのは、我々在中邦人全員が人質になる事態ですが、今の内閣では助けには来ないだろうな・・・。)
やはり現政権に国際政治を任せるのは早かったのではないでしょうか?
有権者には、次の選挙での冷静な判断が必要とされています。

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今日は変則出勤日

2010年09月25日 | 趣味
すっかり肌寒くなった曇天の上海です。
愛車を駆るにも、薄手のジャンパーを羽織るぐらいで丁度良くなってきました。

 さて、今日は大連ではなく、上海で日本からのお客様と応老師の代打で会議ですが、昨日上海入りしたお客様、昨夜は何処にも行けず、 非常につまらない夜を過した事とお察しします。(当然今夜も同じですが。)

何故かと言えば、当然F社の4人の様に、違法行為を咎められて官憲に拘束されるのを自衛する為です。
今回、4人が捕虜交換の為に捕らえられたと考えるのは行きすぎかもしれませんが、結果としては同じ事になりました。
 ずっと以前、上海市内の街角にひっそりと立ち尽くす、実弾入りの機関銃を抱えた警備兵の話をブログに書いた事がありますが、 F社の方達は、意図せずに撮影禁止施設を撮ってしまったのでしょう。
実は上海市内にも、沢山の立ち入り禁止箇所(江前主席など要人の別荘や解放軍基地、各種倉庫、刑務所etc)がありますが、その全てが地図に載っていません。
 しかし、その場で4人が射殺されずに本当に良かった。本来なら警備兵の彼等は無警告で撃ちますから。

それにしても、私はずっと、国民の生活と安全と国土を守るのが政府・国家だと思っていましたが・・・がっかりです。

あと、この先、尖閣諸島には日中の警備艇がたむろするでしょうから、漁船の船長は当て逃げしようと企てた事で、自ら生活の糧を得る大事な漁場を失ってしまったと気付いてはいないのでしょうね。

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若い老板の好意とSMAPのコンサート延期

2010年09月21日 | 電動バイク

夕方になっても蒸し暑い上海です。
本当に中秋なのか?

さて、私は愛車のリアシートの後ろにヘルメット収納用の金属カプセルをやや強引に取り付けているのですが、 最近、取り付けアーム基部周辺のプラスチックボディが剛性不足で外れて来ました。
 このままでは、雨水が入って電装周りがやられるので、意を決して中江路沿いにある、修理屋に向かいました。
以前充電站を利用した事が有る電動車専用修理屋は、旦那が留守で、カミサンが一人でネトゲしつつ留守番中。
どうにも役に立たないので、隣のガスバイク修理屋の若い老板に「修理できる?」と聞くと、 「1ッ箇所3元か5元で修理してやるよ。」との返事。
 診ている途中で、原付のエンジンが掛からなくなったセールスマンの兄ちゃんが割り込んできましたが、 バッテリーがへたっている上に、オイルも無くて修理に金と時間が掛かると判ると、原付を置き去りにして、 そのまま客先に行ってしまいました。
結構日中は暑かったのですが、ワイシャツに黒のスーツのズボン姿の兄ちゃんを見送ると、 何事も無かったかの様に私の愛車に電動ドリルで穴を開け、修理に入る老板でした。
結局3ケ所を金属プレートで補強して修理が終わったのですが、3ケ所分15元と考えて、20元札を財布から出すと、 「違う、違う」といって、5元札を自分で取り、20元札を返してくれました。
要するに、車体後部周りだったので、1ケ所分の5元でいいよ。との事です。
(手際も良いし、いやー、15元でもいいんだが。と思いました。)

 さて、ここで問題です。以上の会話は何語で行なわれたでしょうか?

実は半分は日本語と身振り手振りで行なわれました。
この時期に、ガスバイク屋に電動バイクで来た(つまり、多分二度と来ない)日本人からぼったくらない若い老板・・・ にこやかに見送ってくれましたが、いい奴でした。

 そんな上海の街角の状態ですが、SMAPはコンサートを延期したようですね。
 とても残念な事です。

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