上海で日本語を話している中国の若者達

中国人に囲まれて日本語で通していく日常の出来事を書き綴っています。

調整?の株安

2007年05月31日 | 生活
家人も私も全く株をやらないのですが、他の家族が一昨日から一喜一憂しており、
不機嫌な義父母の顔を想うと、今日も夕食に帰るのが憂鬱です。

私自身は大昔、証券会社向け在宅トレードシステムを手掛けていた(というか、大和・山一・日興の3大証券が出資した会社の営業課長でした)ので、株取引の内幕を覗いた事もあり、「最後には胴元だけが儲かる賭場」で賭けをする気は更々無いのですが、同居の義父達には幾ら言っても理解してもらえません。

昨日からの株安を招いた、前日発表翌日実施による印紙税の操作など、共産国以外では不可能でしょうが(まあそもそも共産主義国の株式市場自体が非常に不可思議な存在ですが・・・)個人の加熱した株投資の抑止効果は抜群な様です。

しかし、全員薄々は政府が関与してコントロールする事は予想していた様ですので、やはり上海人はしたたかです。

これがあったら、日本でもバブルは崩壊せず制御できたかもしれない・・・などと妄想してしまいました。

これって何城?

2007年05月30日 | 生活
昨日はオフ会で知り合った方の会社に石君、沈君の二人と訪問をしました。
さて、その途中で見つけたのがコレです。
遠目にはお寺か何かに見えるのですが、そこは浦東で、
20年前には何も無かった場所ということもあり、
石君、沈君も「?」

打ち合わせの帰りに、3人で前に立ってみました。
上海古代民俗娯楽村だそうですが、立派な城壁は必要なのかな?
沈君曰く「民俗だと少数民族を連想するので木で出来ている方がいい」だそうです。

義弟の結婚式

2007年05月29日 | 生活
日曜は義弟の結婚式でした。

義弟といっても本当は家人の従兄弟。
中国では弟と呼ぶのですが、族子的な考えから来ているのでしょうか?

今回彼は日本、英国と数年の留学から戻って、
叔父の事業を継ぐのと併せて挙式するので、ある種の顔見世です。
義妹の1人は、香港人の連れ合いと一緒に、遠くスイスからも駆けつけ、
総勢170人が金茂大厦に集いました。
(日本人も私以外に2人もいます。)

新郎(義弟)の父である叔父は北京に事業拠点を構える大公司の総経理で、
全人代の代議員の一員でもあり、目一杯派手な式になりました。
(ちなみに当社の董事の1人でもあります。)

来賓に上場企業の総経理達、司会は某放送局の看板アナ、
イベントは一流芸人を揃えています。

およそ動員できるコネを全て使っている感じです。
華僑の人脈のもの凄さを思い知りましたが、
只ひとり、義父だけは長兄ですが、コネで人を呼んだりしませんでした。

やっぱり元お役人で技術畑一筋の義父は堅いです。
でも、そこが頑固一徹の総経理らしい部分で尊敬しています。

深酒

2007年05月28日 | 生活
先週土曜日は、GREE上海のオフ会に参加してきました。
非常に盛況で、さすが上海で一番盛んなコミュニティーだと思いました。

続く二次会は、上海に留学している大学生のカラオケ誕生会に闖入。
久しぶりにオフィシャル以外で女子大生とお話しました。
皆さん、娘と幾つも違わない歳ですが、実にしっかりしています。

今、2~3万の学生が上海に留学しているそうですが、
青雲の志を抱く日本人大学生に会う度に、
日本の国際的な発展の将来は明るいと、
非常に心強く思います。

最終的には、深夜二時に事務所に辿り着いたのですが、
そのまま事務所のソファーで夜まで寝てました。

こんなに深酒をしたのは久々ですが、とても楽しい上海の一夜でした。

緊張

2007年05月25日 | 仕事
久々に緊張した午後を過しました。
ライバルの妨害もあり、大変でしたが何とか終わりました。
結果は来週水曜日に出るようですが、まずまずの感触でした。

みんな、ご苦労様。
さあ、帰ろう。

VIP視察

2007年05月24日 | 仕事
色々と忙しい一週間になりました。
明日は日本からVIPが当社を視察に来るので準備に余念がありません。
という事で、今日は忙しいのでこれで失礼致します。

明日、上手く行ったら全社員の昇給をすると約束してしまいました。

労使問題、強敵は組合ではなくPTA

2007年05月23日 | 仕事
上海の若者達(というか中国の青年全般)に共通している事、それは、
「プライベートに於ける何事も、最終決定者は自分ではなく、パパ若しくはママである。」
の一言に尽きます。

例えどんなに聡明で優秀な若者でも、親の判断は絶対です。

その為、弊社の入社退職時に於いても、常に社員本人ではなく、
彼らの親が入社・退職を判断して各種の交渉に当たってきます。

面接時や職場で顔を会わせていない、( よく改革開放型市場社会主義的私企業や日本社会の習慣を理解していない上、実は日本人を快く思っておいででない ) 年長者が交渉相手なので、これが結構な時間的手間と、精神的なエネルギーの消耗を伴います。

当然こちらも上海人経営陣で応戦しますが、「世界最強のネゴシエーター」と呼ばれる
上海人熟年女性が相手では、苦戦の連続です。

これはもう、潜在的なカントリーリスクの一つと言えるでしょう。

学校だけではなく、企業にもPTAを設置して組織的に対応をする必要が在るのかもしれないと考え始めています。
(従業員家族会?でしょうか。でも、やっぱり親だけだからPTAだな)

電チャリ通勤

2007年05月22日 | 生活
上海も本格的に夏到来な感じです。
最近、天気がいいのでバスではなくて電動バイクで通勤しています。
この交通ルールがむちゃくちゃ守られてない街で、どこまでが安全運転なのか、
甚だ不明なのですが、まぁ無事故で通えているので良しとしています。

満員バスから開放された代わりに、道路が埃っぽいのが判りました。
おかげで、手と顔が真っ黒です。

何気ない月曜日

2007年05月21日 | 仕事
真夏日の中、第一開発室のプロジェクトもそろそろ大詰め。
新設の第二開発室は、VS2005を使ったPDA用AP開発に着手する為に、解析作業が続いています。

客先常駐の為に、先週赴日した二人も無事先方に溶け込んでいるようです。

次の日本出張が今月末なので、あと10日で色々ケリを付けなくては。

徒弟制度

2007年05月18日 | 仕事
今の社会人の殆どの方、特に同業者の方達は、徒弟制で学んだ経験がほぼゼロなのではないでしょうか。
当然、一人っ子政策で小皇帝育ちのウチの社員達にはアリエナイ経験です。

しかし私自身は経験上、徒弟制度的な教育は必要だと思っています。

私の経験した徒弟制度とは、師匠・先達といった、絶対上位者による容赦ない罵声や、
愛の鞭ならぬ拳の実力行使による教育。失敗は許されない緊張感に満ちた時間でした。
当然失敗すれば淘汰される生存競争です。
(毎日が各自磨いた技を競って、オンリーワンを目指す為の競争の無限ループ。)

でも、それはかけがえの無い、美しく素晴らしい逸品を創る為に必要な事なのだと、皆が知っています。

また、感電・火災・落下事故・交通事故等の常に発生する生命の危険からの回避と、
生涯収入に匹敵するほど高価な機器を大切に、そして最大限に使う為に必要な、
極限までの注意力を備える事が、弟子としての最低条件として要求されます。

これは限られた時間の中で作業し、最適な一瞬を掴む為の技術を身につけるには不可避な事なのです。

この体験と考えの影響が、ウチのエンジニア教育に多少出ているかもしれませんね。


昨日のブログにコメントをくれたのは、20年前に3年間、そんな特殊な環境で一緒に学んだ仲間です。