「ビットコイン取引所マウント・ゴックスが実質消滅、サイト停止」ロイター発 2014年 02月 26日 01:42
システム・ソフトウェアを作成すると、必ずバグ(ソフトウェアのプログラム不良。多くは設計矛盾やプログラミング上のケアレスミス、タイプミスで発生する。)を生じますが、これを潰す為にソフトウェア品質管理を行います。
この時、バグ収束率という指標で管理しますが、目標・結果値はゼロを目指しますが、結果は必ず0(ゼロ)にはなりません。
これは、人為的な生産物であるプログラムのバグはゼロに出来ない(人は必ずミスをする)という定理に基づいています。
従って、機能上問題の無いバグを内包しつつ現在の全てのコンピュータ、電子機器は運用されています。
(多くの方が、なぜWindowsのパッチ更新が無くならないのかと思っていたのではないでしょうか。それは未知のバグがあるからです。)
では、なぜバグをゼロに出来ないのか?それは人間は忘却し誤認し主観を持って思考する生物だからです。
他の例えをするなら、人は鏡やカメラ(光学的器械の支援)を使わずに、自分の頭の後ろを見ることは出来ません。
つまり、生物たる人間には、必ず(心理的・知的な)死角が存在し、それが故に正常に生活しているのです。
そこで、この不測の事態に備えるために、検証を繰り返し、予備システムを装備し、緊急事態を回避する予防措置をとるのです。
しかし、今回のビットコイン騒動では、最初から同システムにはバグが存在しないと謳っていました。
ソフトウェア業界では明らかに詐欺師の言動で、案の定、こんな結果となりました。
大事な事なので、もう一度書きますが、「バグの無いシステムは存在しない。」のです。
たまにはコンピュータ屋らしいブログを書いてみました。
(実例)
-NH-CO- ⇔ -N=C(OH)-
左から右に移動すれば官能基のケト基はエノール基に変わる(互変異性)。つまり化学的性質が変わる。これが1万回に1回くらいの頻度で必ず起こるので異常(であり、かつ正常な)化学反応が起こる。
blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3082/trackback
いずれも 「この宇宙に存在する以上、不可抗力に起こる」 ものではありそうですが…
コンピューター音痴の質問でした。/(_ _;;