人口あたり日本の10倍、総件数で100倍にもなる中国の交通事故。
社会インフラの遅れや公徳心の欠如もあって、事故後の死亡率は更に高い。
恐らく、都市部100km圏外で、日本人が助かる確率は、限りなくゼロだろう。
そんな交通事情の中国は上海で、日常的に電動自転車を乗り回している人達の集まり、中国電動自転車乗りの会(mixi)を主催している私などは、自殺志願者と言われても仕方ないかもしれない。
市中に出回る高発癌性の偽食品、文盲率5%に裏打ちされる教育水準の低さに起因する衛生観念の欠如など、一般生活での疾病リスクも飛び切り高い。
ましてや付け焼刃の防災意識や、建築物・公共交通機関の素材・構造的欠陥など、災害時の生存率は日本とは比べ物にならないほど低い。
先日の火災で亡くなった邦人男性も、(本人は何処まで意識していたかは疑問だが、)ある意味、このリスクを覚悟しなければならない環境で上海に起居していたといえる。
但し、海外での死亡リスクとしては上海より危険な場所は遥かに多いのだが・・・。
日本が世界中で特別安全な場所である事を、しみじみ感じる。