東京散歩～世田谷区の砧公園

旧暦でも新年となり少し暖かくなった日、今年最初の東京散歩に出た。
今回の目的地は世田谷区の砧公園。
一番近い駅、東急田園都市線の「用賀」で下車する。
駅は地下になっていて、蟻地獄の中心から地上に上がる。

砧公園への道はプロムナードとなっている。
「いらかみち」という緑道をたどれば、砧公園に行けそうだ。
しかし、調子に乗って北上していると、次第に高速道路から離れていることに気付く。
砧公園は東名高速道路に隣接している公園のはずなのだ。
緑豊かな木々が生えている方に向かって左折すると、そこは大きな道路だ。

この大きな道(環状８号線)を越える陸橋を渡り、公園にたどり着いた。
大きな広場になっており、遙か先に見える梅園に向かって歩く。
この公園は戦中は防空緑地、戦後はゴルフ場だったという。
紅梅がちらほら咲いているばかりで、見る人もちらほらだ。

とにかく広い公園で、林の中をただただ歩く。
西口に向かって歩いていくと、東名高速道路にぶつかった。
２キロ四方の敷地があるということなので歩きでがある。
やっと西口にたどりつくと、そこは運動公園の入口だった。

バスの停留所があり、成城学園に向かうバスがありそうなので、それを待つ。
やがてバスが来て、小田急線の「成城学園前」まで連れて行ってくれた。

小田急線は思ったより混んでいて、立っていると若いお嬢さんが席を譲ってくれた。
向かいに立っていたご婦人(推定６０歳)も若者に席を譲ってもらったようだ。
さすがに、この辺りの若者はしつけが行き届いている。