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猫の「ミルク」は満1歳


我が家に3匹目の猫が来たのは昨年10月のこと。
隣に住む長男が、生まれて3月ほどの野良の子猫を連れてきた。
親父も同居人も老齢なので、もう飼えないと思っていた。
そのことを見透かすように、孫に「猫を飼って」と言わせたのだ。
既に、名前は「ミルク」と付けられていた。

新米の子猫のくせに態度が横柄で、家中を駆け回る。
おまけに、あちこちにごちそうをもたらす。
先輩猫のクリ(雄10歳)とハナ(雌9歳)に跳びかかる。
そのうち、クリはあきらめて遊んでやっている。
ハナの方は、嫌がって「フーッ」とうなって遠ざける。

9か月後の今、横柄な態度は変わらず我が物顔で居座っている。
クリとはすっかり仲良しになり、ハナとはいまだに険悪だ。
去勢後は、ごちそうなどはトイレでするようになった。
寝ているとき以外はいたずらを見つけて少しもじっとしていない。

よく食べるのでぶくぶく大猫となり、体重は5.8キロとなった。
糖尿病のクリは5.4、雌のハナが4.2キロだから、最大。
親父と同居人には心を許しゴロゴロするが、他の誰にも懐かない。
多分去年の今日あたりに生まれただろうから、今日を満1歳とする。
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