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入谷から浅草まで歩く


12日、快晴。少々寒いが今年最後の東京散歩に出かけた。
今回は入谷から浅草まで歩く。
地下鉄日比谷線「入谷」で下車。

そこから最初の目的地、小野照崎神社までは徒歩で5分ほどだ。
若い役者の卵がこの神社に願掛けしたところ、フーテンの寅さん役が回ってきたと言う。
そんなこともあって、この神社は若い芸人や歌手などが密かに詣でていると聞く。
この日も、タクシーを待たせた若い美女が急ぎ足で参詣していた。
これからオーディションでも受けに行くのだろうか。心の中で彼女の出世を願った。

この神社には富士山から運ばれた溶岩でできた小山がある。
富士塚といい、国の有形文化財なのだ。
登れるのかと思ったが、6月30日と7月1日の山開きの日だけだと言う。
境内には富士塚に向かって拝んでいる猿の像があった。
この猿は山の神の使いと言い、富士講の人々を守っている。

西の参道から通りに出てやや歩くと、道の反対側のビルの中に日本風の民家があった。
この辺り(根岸3丁目)は、まだ昔の風情を残しているのだ。
言問通りに出て少し歩くと、右側に真源寺がある。
「恐れ入谷の鬼子母神」で有名な寺院ではあるが、思ったより狭い所だ。
夏にはここで朝顔市が開かれる。
賽銭箱に書かれた図案は「ザクロ」だと言うがなぜ?、人がいないので聞き漏らした。

昭和通りを陸橋でまたぎ、言問い通りを進み右に曲がると「かっぱ道具街」の北入口だ。
観光客や業者さんが行き来するにぎやかな所だ。
やや進むと右側に商売繁盛の「かっぱ河太郎」がいた。
本物と見違うほど精巧な食品見本の店などを覗いて歩くうち、いつしか浅草にいた。
大きなお寺は東本願寺。境内に蓮如上人と親鸞聖人の像がある。

仲見世辺りの路地裏からスカイツリーが見えた。
近くのチェーンの寿司屋で遅い昼食となる。
その後改装になった駅ビルの中を徘徊し、芋ようかんなど購入して帰宅となった。

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