キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

子どもたちの内部被爆をめぐる論議

2011-09-13 14:06:25 | 映画・本・テレビなどを語る

3.11より6ヶ月が経過。

定期的にオンラインで読んでいる日経ビジネスにこのような記事が掲載される。

「子どもたちの内部被ばくが止まらない」

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110912/222590/?mlh1

日本に住んでいる当事者ではない私は、自分のブログに無責任な情報は書けないと思いこれまで控えてきたが、この日経ビジネスの記事には、一時でも避難した子どもたちの方がセシウムの数値が減ったというようなことが書かれている。

ただ一時避難や原発疎開はそのご家族のお考えや経済状況もあるので、外部者があれこれいうのも難しい。そういう中で、母子疎開ネットワークというボランティアの機関のウェブサイトを見つけ、時々読ませていただいている。

http://hinanshien.blog.shinobi.jp/Category/26/

そのサイトには、世界各地から無料でうちに宿泊してください、という主旨のメールが届いている。英語しか話せないが、日本の方どうぞ家にしばらく滞在してくださいというのは、なかなか実行しようと思っても難しいことだと思う。私が住んでいる地域にも、いつか来ていただけたらと思う。

その他、情報源として木下黄太さんのブログは時々読ませていただいている。子どもの健康と将来を考えて、必死にがんばっていらっしゃる方々に心からエールを送りたい。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/

私の友人の夫で、アメリカで話題になった『Tokyo Vice: An American Reporter on the Police Beat in Japan』〔日本の暴力団の暴露本)の著者Jake Adelstein氏は、最近こういう記事を書いたことをFacebookで報告している。

タイトルは、「福島原子力発電所で何が起こったのか」

http://japanfocus.org/-Jake-Adelstein/3585

 

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オットの中国出張記録

2011-09-09 20:37:37 | アメリカ便り

中国でオットはブランド品(おそらくコピーだと思う)をお土産に幾つか買ってくる

私には、ドルチェ・ガッバーナのショルダーバック。ブランドにうとい私は名前さえも知らなかったが、アメリカの高級デパートNeimanMarcusでそのブランド品が買えるらしい。

娘にはコンバースのズック色違いと、オーストラリア製の人気のシューズUGGショートブーツ。

 

 

一緒に中国旅行に同伴したPatsyは非常にお金持ちらしく、ドルに換算すると12000ドルもする高級バックを発注し、購入したらしい。そのブランドを注文した後に、お店に数日後に取りに行くとそのバックとそっくりの偽モノのバックが並べて売られていたらしい。その偽造の早業が恐ろしい。

数週間前にCNNのニュースで 米アップル会社は、中国で氾濫するスマートフォンやアイフオン、アイポッドなどの偽造品撲滅に乗り出したものの、中国政府の協力が得られないというようなことが書かれていたが、今はそのような商品はインドにも輸出されているらしい。

http://www.youtube.com/watch?v=XUYzlu3cSiY

Appleのコピー品を、Apple Stoerという名前で売り出しているという内容の動画。

ここまでやるのかと驚いたが、この国には著作権という概念はないのだろうか。

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オットは、疲れきって帰ってくる。

北京の高級ホテルに宿泊したらしいが、ホテル内外でたえず、売春勧誘の客引きや接客の人たちに声をかけられて、その対応でうんざりしたらしい。背が高くブロンドの外国人は目立つらしい。「私は大学生なのですが、英語を教えて欲しい」「ビールでも飲もう」「マッサージはどうですか」いろいろな声のかけられ方をするらしい。

北京は交通渋滞がひどく、マナーがひどく悪く、車に乗っているだけでストレスだったらしい。ちなみに、北京は週に1度、車を運転してはいけない日がそのライセンスプレートによって決められているらしく、もし運転すると罰金が請求されるとか。

高級車をバンバン乗り回すお金持ち族もいる反面、地方から出てきて売春して生活費を稼ぐ若い女の子たちもいる、そのアンバランスさが余計ストレスになったらしい。

 

 

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オメデタイ日の訪れ

2011-09-07 18:22:55 | アメリカ中学校事情

 

今朝、学校に行く準備をしている娘に、思いがけない出来事。

初潮の訪れです。

当の本人は、ショックで学校に行かないと言い出し・・・・(わがまま?)どうにかなだめ、車で学校まで送りました。

女性になったお祝いに、日本ならお赤飯を炊いて一緒に喜んであげることでしょう。でも赤いゴハンをなぜ食べるの?と赤飯を食べたことにない娘はイヤそうです。日本では、おめでたい時に食べるんだよ~と説明しましたが、もち米も知らない娘はあまりぴんとこないようです。

私からのささやかなお祝いをしてあげたいと思い、モールに出かけ、娘のお気に入りのお店、Aeropostaleでブレスレットを買いました。

重ねて使うブレスレットらしいですが、アメリカでは学校に身につけていっても、文句は言われないそう・・・

娘いわく「こういうビンテージなアクセサリーが好きなんだ~」だそうです。

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U.S. Centric??

2011-09-06 13:48:14 | 研究者生活

 

今回の査読の中で、編集長のコメントで気になったのが、研究が非常にU.S. Centricなので国際的な貢献度があまりないという点。このU.S. Centricというのは、おそらく米国中心主義という意味。よくダイバーシティのクラスで、ethnocentric(自民族中心主義)という用語を紹介しているが、それに類似した意味合いを持つ言葉だと思う。アメリカの価値観や特徴を中心に論文が書かれているのが、この英国の編集長には気に障るのかもしれない。さらに編集委員のメンバーも大多数が英国の大学教授なので、この微妙なコンテクストの中でいかにイギリスを持ち上げながら、論文を修正していくかが、採択の道につながりそうだが難しそう~。

論文の筆者である私は日本人だし、共同執筆者のアドバイザーもロシアにルーツを持ち、ロシア教授のもとで学び(ブロンフェルンブレンナー)、ロシア研究を精力的に行ってきた英語とロシア語のバイリンガル。私たちの研究のフレームワークは国際的だと思っていたが、他の国の研究者から見ると、そうでもないらしい。

研究者の道はなかなか奥が深いのですねぇ。

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3連休の我が家

2011-09-05 20:24:41 | アメリカの大学で教える

 

アメリカは3連休。

久しぶりに家のShowingは忘れて、子どもたちと3人でのんびり過ごす。新学期が空けたばかりで緊張がとれない子どもたちにとっては、こういう3連休はありがたい。

ずっと気になっていたDVD『ジェーン・エア』をBlockbusterで借り、冷凍パイ生地とイチゴを買ってカスタードと生クリームを入れたデザートを作り、シェークスピアと長い散歩に出かける。日曜日の午後には子どもたちとモールのお店を幾つかまわり、帰りにはLa Madeleineでそれぞれが好きなスィートを注文。

休暇とはいえ、頭を抱えることがちらほら・・

まずは台所のアリ出現。スプレー何度もしても、どこからともなく次の群れのアリがやってくる。引き出しの中、戸棚の食べ物の中もアリだらけ。気分が滅入ってしまったが、数日のスプレーの効果があって、やっと姿を消してくれる。

次はオンラインのクラス。これまで何度も教えてきた一つのクラスが、なぜか今学期は学生からの文句が多い。課題の説明が分かりにくいとか、スケジュールがややこしいとか、他の学期の学生たちがそつなくこなしてきたのに、なぜだろうかと首をかしげる。オンラインのクラスの場合、そういうクレームや質問を、オンライン掲示板で書いてくるので、一人の学生のネガティブな態度が他の学生に波及していくのが悩みの種。

最後は、いつも宿題をぎりぎりまでやらないうちの子どもたち。宿題を早めに終えて、後は自由時間で何でも好きな風に過ごしていいよ、と言っているが、いつのまにかインターネットでYoutubeやニュース、アニメを見てばかり。中高の宿題は殆どコンピューターを使うので、管理が難しい。ほっておいてもいいのかもしれないが、学校側としても親のバックアップを期待しているらしい。子どもの成績は常にオンラインで閲覧できるようになっているし、どの課題で何点とったのか、小テスト、宿題まで事細かに閲覧できる。また各教員のホームページからシラバス、パワーポイント、資料まで公開されているので、子どもが宿題をちゃんとやっているかどうかがわかるシステム。また娘の場合は、毎日アジェンダに宿題を書いてくるので、親がそれに目を通すように教師も期待しているらしい。まさしく学校と家庭の二人三脚。

まあ大変なことも多いが、連休明けの明日からは気分を切り替えていこう。

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松ぼっくりまで食べてしまうビーグル犬

2011-09-04 20:50:42 | 犬シェークスピア便り

 

シェークスピアの体重、35ポンドからなかなか減りません~

ドッグフードをかなり減らしたのですが、お腹が空いて仕方がないようで、散歩に行くたびに松ぼっくりにかぶりつくかわいそうなシェークスピア・・・

それだけじゃなく、しっかり見ていないと時々ネコの○○まで食べてしまうので、危険です。

お腹が空くと何でも美味しく食べれるようになったようで、最近ではキャベツの千切り、レタス、きゅうりまでぼりぼり食べるようになりました。

スイカやマンゴ、メロンは前からの大好物でしたが、今日はりんごの輪切りもOKでした。

あと10ポンドは減らしたいのですが、何かいい方法はないでしょうか~

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秋学期2週目

2011-09-04 11:15:42 | アメリカの大学で教える

 

今回、ティーチングアシスタントとして働いてくれているのは、院生ではなく大学4年生。今までアシスタントや採点のアルバイトに雇った人は、修士号を持っているあるいは修士課程で勉強中の学生ばかりだったので、4年生で大丈夫だろうかと心配したが〔私の講座を受講しているのは、大学3.4年生)、優秀な学生らしく、迅速な仕事ぶり。

彼女は、The McNair Scholars Program のフェローで、このプログラムは家族の中で初めての大学入学者で経済的に恵まれない環境にいる学生、あるいはマイノリティの学生に対して、将来博士課程まで進めるように研究や教育の機会を与えるもの。もちろん成績優秀であることが第一条件。

この学生は、ヒスパニックで親はメキシコからの移民。去年からMcNair関係のセミナーに参加したり、大学教授指導のもとで研究プロジェクトに従事したり、大学院見学まで全て費用を賄ってもらえるらしい。成績が良いだけでなく、人あたりもいい明るく真面目な学生なので、将来が楽しみ。

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先週はアップダウンの激しい週だった。

落ち込んだことからスタートすると、2年前にある障害児関係のジャーナルに息子のことについて書いた研究論文を投稿したが、実践に役立つようなことがあまり書かれていない、このジャーナルの形式や目的にそぐわないということで、編集長より査読には出せないという返事がくる。その論文をどうにか修正し、編集長にメールを出すと、驚いたことに2時間後に返事が返ってくる。「前の論文よりは良くなったけど、これはどちらかというとケーススタディーだから、もっと他の子どもの事例を含めてもらわないと、これ以上先は考慮できない」という返事。息子以外の実践は行ったことはないので、壁にぶちあたったような気持ち。親の立場から論文を出すのは難しいのだろうか。

少し嬉しかったのは、あるジャーナルから「修正して12月までに送ってほしい」との返事。「不採択」ばかりもらってきた私にとっては、「修正」というのは明るいニュース。どうにか編集長と差読者の意図に沿うように修正し、いつかこの論文が日の目を見るようにと強く思う。アドバイザーからは、何度不採択をもらってもあきらめない態度を褒めてもらってきたが、アドバイザーの時間が無駄にならないように、がんばろう。

 

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ある朝のスケジュール

2011-09-01 12:36:25 | シンプルライフに惹かれて
  • 息子に朝5時に起こされ、朝食にチーズとハム入りオムレツを作る。お弁当を詰めて持たせる。
  • ベットで休みながら息子がバスに乗り遅れないように時計とにらめっこ。
  • 6時半に娘を起こし、娘の算数の宿題を手伝う。
  • 娘の朝食にマンゴを切る。シェークスピアにも食べさせる。
  • 庭の芝生に水まきしてから、シェークスピアを連れて近所を散歩。
  • メールのチェック。
  • 昨日は匂いの強烈なディナーを作ったので、コーヒーを入れ、パンプキンケーキを焼く。
  • 担当のBrokerから連絡があり、購入した家のローンの書類幾つかにオットの分もサインし、必要書類をどうにか見つけ、スキャナーにかけて、メールの添付で送る。
  • ベッドメーキング、部屋の整理、台所と洗面所の片付け、洗濯、庭のそうじ。
  • 11時にShowingのアポが入ったので、スタバに避難して仕事。

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こういう感じで仕事がなかなかはかどらなくて、最近あせっています。

  

毎日大変なのが、この庭のおそうじ。木に囲まれているので葉っぱやまつぽっくりがどんどん落ちてくる。時には、折れた木の枝がどさっとテーブルにのっかったりしてびっくり!木陰というのは理想の空間ですが、掃除が大変だとはこの家に住んで初めて知りました。テーブルも鳥のフンだらけです。自然に囲まれる生活は、手入れも必要になるんですね。勉強になりました。 

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