キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

今後の不安

2010-11-27 22:20:22 | リストラから教えられる人生

先週はストレスで口内炎が二つもできてしまった。あまりに痛くて夜も眠れないくらいだった。

家探し&子どもの学区決め&私の就職という人生の節目になる出来事が同時に重なり、選択肢の中から一番いい道を選ばなければというプレッシャーが重たかった。そして、日本に住む父親の手術。本来ならば長女の私は、里帰りして傍についてあげたかったが、両親の大丈夫という言葉に甘え、次女の妹に頼むことにした。

こういう時に限り、学生からのメールがどんどん送られ、ずっと連絡がこなかった共同研究者から原稿について問い合わせがくるので、忙しさが何重にも響いてくる。

結局、シンプルな生活というより、子どもたちが大学予備校と地元で命名されている高校へ進学できる学区に引越しすることに決めた。今私たちが住んでいる地域と教育環境を変えるのは、子どもたちの可能性を閉ざしてしまうのではという配慮だった。

このCollege Parkと呼ばれている公立高校は、APクラス(上級クラス)をかなり取得することができるらしいし、数年前からは、Academy of Science and Technologyと呼ばれる特別プログラムが設置され、学区のトップクラスの子どもたちを集めて実験的に教育を行っているとか。さらに課外活動にもかなり力を入れているらしいので、高校に入学すると毎日勉強と部活でかなり忙しい時間割になるらしい。

日本のように、受験して希望する高校に入るわけではないので、どの地域に住むかということで、子どもの教育環境が随分変わってくる。そういうことで、夫は1時間かけて自宅から職場に通勤することに決める。もともとヘルニアで腰痛に悩み、1日に2度30分のストレッチをし、1時間ジムでエクスサイズをする夫には、こんなに通勤に時間がかかってしまい、やっていけるのだろうか。しかも博士課程に入ると、いつ宿題をする時間があるのだろうか。そういうことを考えるとますます不安になり、不眠になってしまうが、当の本人はあまり心配している気配なし。

信仰がしっかりしている夫は、私のように人間的にいろいろ考え悩み不安になるのは、エネルギーの無駄だと思っているらしい。

 「なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイ6章28節‐34節)

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