housewifeではなく、home makerという言葉を好んで使うアメリカの専業主婦たち。
日本に比べてかなりはっきりしているのは、自分で選択して外で仕事をするより、家で子育てや家事に従事する道を選んだ人たち。このhome makerという言葉にも、職業意識がしっかり表れている感じ。
日本の専業主婦よりも、自分たちの役割へのイメージがかなり高い人も多いが、中には外で働いているキャリアウーマンに対してひけめを感じている人たちもいる。やはり共働きに比べ、収入がどうしても少なくなってしまうのがネックのよう。
今回卒業旅行で、ひさしぶりにあった兼業主婦のアメリカ人の友達。皆30-40代で子どもを2人以上持つ女性たち。occupational therapist、大学教授、看護婦、保険会社社員。どの人たちから聞かれたのは、疲れて体力の限界を感じるという言葉。中には仕事をしばらくやめた人、やめる予定の人もいる。
彼女たちの気持、非常によく分かる。バリバリに働いて家業や子育てと長期戦で両立させていくのは、私自身、自信がない。伴侶の協力があるとしても、長期間妻のために自分の人生や時間を犠牲にするのは困難だし、限界がある。
反面、これまで5年間専業主婦だったが、フルタイムの仕事を探している友達もいた。もし仕事が決まれば、しばらくだんなさんが家で子どもの世話をし、パートで仕事をするそう。だんなさんの方が、今の仕事に疲れはて、やめたいということらしい。こう考えると、夫婦交代でパートタイムとフルタイムを組み合わせる人生計画も可能。
我が家の場合、しばらく私がパートタイムで仕事をする予定。オットの協力も限界に来ている私たち夫婦の関係を戻すには、私の仕事のペースを落とすこと。長い人生を考えれば、加速化しそうになるスケジュールにストップをかける勇気が必要。