キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

80-20のルール

2010-01-16 10:21:00 | アメリカの大学で教える
大学教員というのは、20%の学生に、80%の時間を取られてしまうものらしい。学科長より受けたアドバイス。私の所属する学科のある教員のおコトバらしいが、本当にそうだと実感する今日この頃。

1%の学生に100%の時間をとられてしまった、というのがここ数日の出来事だった。

教えているダイバーシティのクラスのある学生からメールがくる。

授業の資料が間違っている(性同一障害者のカテゴリーづけ)という指摘なのだが、言葉や文面からして、これほど攻撃的なメールはもらったことはない。白人がこの国に来て、犬を使って性同一障害者のネイティブ・アメリカンを生きたまま食べさせたとか、アメリカをKを3つ使って綴るなど、過激な文面&相手をののしる言葉。その他にもいろいろあるが、ここでは控えておこう。

学科長や同僚、オンライン教育のディレクター、学生のアドバイザー、など6人程と直接・間接的にメールで連絡を取り、電話カンファレンスで話すことができたが、いまだに解決していない。

こういう学生は稀だそうだが、「無知な教員」を仕方なく教育してあげる、というトーンがたびたびくるメールから感じられる。

弁護士の多いアメリカでは、このような学生に対しても教員が注意して接触しないと、人権無視だとか差別だと訴訟されてしまうおそれがあるので、神経を使ってしまう。

三連休、頭を冷やして、ゆっくり休むことにします~



コメント (1)
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