キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

自閉症の感覚刺激とペット

2010-01-13 03:54:11 | 自閉症アメリカ教育事情

今年の息子が書いた(書かせた?)新年の抱負の中に

「ボクはネコのペッパーに触らない」

「ボクはネコのペッパーに近づかない」

というのがある。

息子は、黒ネコのペッパーが大好きで、見つけては、無理やり抱っこして触ろうとするが、ペッパーの方はイヤみたいで「やめてくれ」=「ニャーオー」と抵抗し続ける。おかげでペッパーは最近、人間不信。

ペッパーがかわいい、というだけでなく、自分の感覚刺激を満足させたいというSensory needsとどうも関係しているらしい。 

小さいときから、

  • あかりのする方をじっと見つめる(ダンナが息子に虫 (bug)とニックネームをつけたくらい。目が大きくてぱっちりしている顔かたちも理由なんだけど、日本の親は、自分の子どもを「虫」と呼ぶだろうか???)
  • 掃除機の音を耳をふさいで嫌がり、逃げていく。
  • 床屋やシャンプーが死ぬほどキライ。
  • 手が濡れるのを嫌がる。
  • いつもと感触が違う靴下を履くのに抵抗を持つ。
  • 匂いと味に敏感!(野菜を細かく切ってほんの少しだけ入れても、すぐ味で分かってしまう)
  • 私たちの顔にやたらと触りたがる

という傾向があり、13歳の時点でも

  • 身体接触をやたらに求め、ぎゅーっとだきしめて欲しいらしい。
  • ネコをやたらと触りたがる
  • どれだけ注意しても、ヒモやゴムをさわり続けたり、携帯電話や眼鏡を上に放り投げたりキャッチする、

など感覚刺激の影響を受けた一見奇妙な行動で、親としては悩んでしまう。

ペッパーにとっては、感覚統合療法に使われてはいいネコ迷惑なので、

「ペッパーに触って、2度以上ミャオーってないたら、嫌っていう証拠なんだからやめなさい」と具体例を挙げているんだけど、うまくいくかしら??

 

 

 

コメント
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