月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

Mother 最終回

2010-06-26 11:19:52 | 日記等 未分類
ドラマ
Mother 最終回

(感想というより
個人的に思ったことですが)





“会いたかった”


お母さんと
離れ離れの子どもが出会う



そういう
シチュエーションに弱いのは



子どもの頃からかもしれない。



小さい頃、

祖母に読んでもらった絵本で

母スズメとはぐれた
子スズメは
ずっと母を探していて

私は、それが可哀想だと言って
泣いたらしい。


でも、現実に
母親を恋しがって
よく泣いていたのかといえば

あまり記憶がない。


毎日 笑って送り出していた
らしいから。

私には、
安心できる場所があったから。


それで満たされていた部分と、

それでも満たされなかった部分

あったような気がする。


自分でもはっきりとは
考えられないから

うまく書けない。


母親でなくてもいい何か、

母親でなければいけない何か、

う~ん

本編と重ね合わせて
考えられそうだけど

少し話がずれるかもしれないし
混乱してストッパーが
かかってる感があるので

また。

…………


とにかく二人は再会できた。

奈緒と継美、母と子の関係。

とても強くて
とてもきれいなものに見える。涙も流れる。


でも、頭のどこかで思う。


会えないから
会いたいの

思い出だから美しいの。




どうなのかな…



子どもを連れて逃げていた時が
実は楽しかったと
葉菜さんが言っていたように


日常ではない時、
気持ちの状態も
日常とは違ってくるのかもしれない。


葉菜さんが
記者の藤吉さんに言った

“男の人の幻想です”


妙に納得した。


男の人の目から見ると、

母と子の絆って、
多少 美化されてたりもするのかな?なんて。


もちろん 素晴らしいところはあるだろうけど

そればかりじゃない気もする。


何だか自分は
それほど大したことは
できてないので
余計そう思うのかもしれない。

愛のために子どものために
すべて投げ打つ…、


確かにそんな瞬間は
あるような気がする。


でも、
愛あるところ
憎しみもある


どちらかといえば
自分にはそちらの方が
すんなりとくる。


その両方に揺さぶられて
いたような気がするのは、

継美こと怜南を
産んだ母親、仁美。



あの人は どうなったのだろう?

怜南との関係は?



怜南が小さい頃は、
優しい母親だったらしいのに。


そんな時があったのなら
また手をつなぐことは
できないのだろうか。



怜南は、仁美に

怜南は もういない

というようなことを言ったけど


どういう気持ちなのだろう。
諦め 憎しみ 無関心 決別…


彼女にとって仁美は
もう母ではないのだろうか。
永遠に。


確かに仁美は
そう思われても仕方のないことをしていた
とは思う。



ただ、

大人になってなお

誰かにそういう気持ちを
抱き続けることは

思う本人も
しんどいことではないだろうか。


だからいつか
仁美と怜南が向き合う時が
必要な気がする。


お互いの本音を
ぶつけあうくらいの。



十数年後?
奈緒と継美は会えたみたいで良かった。

でも、
それを見ながら私は
もう一人の母 仁美のことが
気になった。



片足は
お話の世界に突っ込み、
母と娘の再会に涙しながら

もう片足は
現実の世界に突っ込んで
いるような感覚だった。


仁美…まではいかなくても

親と子には 色々あるから

現実の人間は、
どちらかといえば
そちらに近いような気がする。。


現実とお話の間で
一人の母として
見ている自分も揺れていた。


…………

そういえば

藤吉さんは、
書いた原稿をゴミ箱へ捨てた。

どんなことを書こうとして
やめたのだろう。

やめて良かったのだろうか?



発端は、怜南への虐待。

助ける良いすべが見つからず
奈緒は誘拐してしまった。


奈緒が子どもの頃
やってしまったこと。

(おそらく)罪を被って
刑に服していた母、葉菜さん。


そんな母親たちの苦悩を

何とかできなかったのかなど

書くつもりは
あったのかどうか……


少なくとも、
興味本位に暴き立てるつもりでは なかったはず。




母子の絆は
特別なのかもしれない。

だけど、
子どものために力を尽くすのは
母親だけではない。


子どもにかかわる
たくさんの人にも
出来ることはある。


実際、怜南=継美は
たくさんの人に助けられ

絆ができた。



そのことを知るのは
数少ない人たちだけ。



だけど
別の場所で悩んでいる
違う人たちにも

何かが伝わってほしい気はした。

藤吉さんも
虐待を知りながら
助けられなかった
過去の後悔があるから

彼がどう書くか、

とても気になっていたのだけど。


……………


そうそう、
最後に付け加えるなら

奈緒の妹 果歩の 彼氏

耕平くん。


彼の存在が良かった(笑)!


いつも果歩にくっついて
奈緒たちの女家庭に入り浸ってる?彼。

彼もある意味
“うっかりさん”かな。


深刻ムードの中にあって
あの とぼけた感じが

一服の清涼剤のようでもあった。


ああいう人って、必要だ~。


取材陣が押しかけていた時も
何のことかわかってなかった
くらいのおとぼけぶり。


でも
なかなか職が見つからないのに
卑屈じゃないところが
いいなと思った。


普通なら
追い詰められる気分を

理屈じゃなくひっくり返せるのは、彼のような人間だと思った。


何ができなくても
そういう人間は
たくさんいていい、と思った。




あと、葉菜さん。。。安らかに。

自宅で亡くなることについて
現実に色々あったので

病院、警察、てんやわんや
父の憤慨などなど

そっちを思い出したら
お話にのめり込んでいられなかった。。

ごめんなさい。


ラムネ瓶のビー玉のことは
また奈緒たちが
教えに行きますよ、

きっと。
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