Adobe Premiere Elements 7.0 のマニュアルによると、新機能として次の項目が掲げてある。
1:スマート名札とインスタントムービー
1-1:スマート名札
1-2:インスタントムービー
2:編集作業の効率化
2-1:ビデオマージ(映像の合成作業の効率化)
2-2:SmartSound
3:ファイル管理の機能強化
3-1:整理ビューの機能の強化
3-2:名札管理
3-3:スマートアルバム
4:HDおよびAVCHDのキャプチャー機能の向上
今回は、その1として、1:スマート名札とインスタントムービー について、少し書くことにした。
インスタントムービーとは、平たく言えば「自動編集」のことである。
テンプレートとして用意されているテーマに応じて、例えば「旅行」というテーマを指定すれば、旅行の思い出ムービーが自動的に作成されるのである。(ムービーの長さの初期設定値は、約5分である)
カメラからの取り込み直後、インスタントムービーを選択すると、自動的にスマート名札をつける作業をパソコンが始める。そして、映像の分析が自動的に行われる。(これには結構時間がかかる)
この分析済み映像の中からムービーの元になるクリップを選択する、そして、テーマを選択すると、パソコンがこの分析結果に基づいて適切と判断したシーンを選び、自動的に配列し、エフェクトやトランジションを付けBGMも付けて完成ムービーとなる。
必要ならタイトルとクレジットも入れることが出来る。至れりつくせりの機能を持っているのである。
ただパソコン任せにせいておくと、いかにもアメリカ調という派手派手しい賑やかなムービーとなってしまうのが難点である。
これを、自分の好みに合うように日本調に修正しようとすると結構面倒で、初めから作り直したほうが遥かに簡単な作業ですむ。
これが理由で、小生は従来のような手作りスタイルでちまちま創っているのが現状である。
おそらく、日本製の同種のソフトでは、もう少し日本人向きの作品が出来るのかもしれないのだろうと想像しているのだが、確かめる方法はない。
将来的には、日本人好みのテンプレートが沢山作られ、多くの家庭が喜んで見ることが出来るムービーが自動的に作られる日も遠いことではないような気がする。