京都市 薬師禅寺 住職・樺島勝徳氏 「身心一如(しんじんいちにょ)の健康法」と言う番組が、ラジオ深夜便であった。
(氏は、玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)氏と同じ寺で修行し、3歳ほど年上とのこと)
いささか面白そうなので、幾つか興味のあった点をメモしてみた。
(他に何かないかとインターネットで探したが、見当たらなかった)
禅の裏に隠れている知恵がある、即ち、陰(深層筋)を育てることが必要とおっしゃる。
座禅をすることは深層筋を育てることに通じ、首・背筋を伸ばすのだそうである。
深層筋とは、“鶏がら”に付着している「背骨に密着している筋肉(一番深いところにある筋肉)」だとのこと。
(これはピンとこなかった)
体の中心軸を鍛えると「ごぼ天人間」になるとおっしゃる。
ごぼ天は、中心軸に牛蒡(ごぼう)が入っており、真っ直ぐにしゃきっとしている。
反面、竹輪人間は、中心軸が空洞で“ぐんにゃり”としている。
そういえば、お坊さんは背筋がピンと伸びて姿勢の良い人が多いように思える、腰の曲がった僧を見た記憶がない。
では如何にすればよいのかと言うと、意外に簡単そうである。
方法1:身体の中心軸を鍛える法 その1
1. 硬いイスにきちんと正しく坐る(くびや背筋をちゃんと伸ばして)
2. 頭の上に砂袋のような錘を乗せる(男性は、2~7kg、女性は、500gr~1kg)
3.毎日、30分~1時間程度続ける(TVを見ながらでよい)
方法2:身体の中心軸を鍛える法 その2
1.階段に片足で立つ
2. 頭の上に砂袋のような錘を乗せる(男性は、2~7kg、女性は、500gr~1kg)
3. 浮いている足の側の骨盤を上下する(骨盤の上下が、直ぐ出来る人とそうでない人がいるとのこと・・・むつかしそう)
4.保持時間を聞き漏らしたので、しんどくない程度としておきます。
この体操は、パソコンやりすぎの人に良いという。
方法3:内臓の血行をよくする法
1.硬いイスにきちんと正しく坐る(くびや背筋をちゃんと伸ばして)
2.足を浮かせて(足を前に伸ばさなくてもよい)、ゆっくりと呼吸をする。
3.TVを見ながらでよい、50分くらい継続。
(これはきつそう、休み休みやらねばと思っている)
補足:著書について
「和尚さんが病気にならない理由 初版」KKベストセラーズ 1992年 525円
追記1:
ヨガ・ストレッチ・太極拳・・・など多くの健康体操があるが、共通しているのは日常使っていない筋肉を動かすことであると感じている。
自分にあった負担の少ない体操からはじめてみればよいのではなかろうか。
小生も、この体操を暫く試みてみて、その効果を後日ご披露したいと思っている。
追記2:紅葉も深まり、そろそろ好物「おでん」の季節である。楽しみなことである。