NHK「ためしてガッテン」より
この番組のキャッチフレーズは、「究極役立ち暗算術」であった。
小生はチャランポランを標榜しているのであるが、ようやく同好の士と出会った気分になった。
「必殺“スーパー”計算術」として「どんぶり勘定」法を指南された。
“スーパー”とあるは、食料品などの“スーパーマーケット”のことであり、「超」にも掛けている。
毎日の生活費予算を2000円と設定したら、これ以上購入しないためには、バスケットに入れた金額が暗算できなければならない。
さてその暗算方法とは次の如し。
方法:十の位を四捨五入して、100円単位でどんぶりの数を数えていきます。
• 128円→ 十の位以下を切り捨てると100円ですから「1どんぶり」
• 158円→ 十の位以下を切り上げて200円になるので「2どんぶり」
要するに、四捨五入して100円となればどんぶり1個と勘定する。
*このような勘定で、購入金額を20どんぶり以内にすれば予算2000円が守れることになる。
それなら100円単位で概算するのと同じことのように思えるが、人間の「ワーキングメモリー」の容量はきわめて小さく(パソコンで言えば、RAMでしょうが)、
代金の百円と四捨五入後の百円の円と同じ単位で計算すると、混ぜこぜになって暗算が困難なそうである。
それ故、「どんぶり」を単位にするというのである。
これ以外に、幾つかの特殊な暗算術が紹介されたが、ここでは省略。
ご興味がある向きは、「ためしてガッテン」のHPをご覧頂きたい。
その中でも特にお勧めの暗算術は、「インド式暗算術 三角マス目計算法」である。
こちらは必見ではないかと思う。(ただし、掛け算のみしか判らない)
人間のワーキングメモリーは、もともと容量が小さい上に、加齢と共に衰える。
暗算生活を続けると、その衰えがいくらかでも防げるという。
皆そろって、暗算生活を続けましょう。