12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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水と酸素

2006年11月24日 06時49分03秒 | Weblog

物の劣化・腐食は、多くの場合、水や酸素が原因で発生する。

今日、動植物の猛烈な繁殖は、海水中に発生した藻が生産した酸素によると聞いた。

 二酸化炭素を光合成で酸素に転換する植物の増加が、大気中の酸素の濃度を20%程度に高めた。

この結果、酸化を基にした高能率の代謝系を持つ動物の繁殖をもたらし、

ひいては、人類の今日の繁栄を築いたと言うのである。

ところが、酸素は、劇物である。

酸素100%の状態では、生物は生存不可能である。

丁度ころあいの20%濃度に保たれているから、皆それぞれに生存できているのである。

酸素が存在する限り、食品・金属製品・その他身の回りの物すべて、酸化から逃れられないのである。

酸素に加えて、水が併存すると尚一層厄介である。

水は、酸化腐食を促進し、水に溶解した腐食性物質などにより、様々な腐食を起こす。

生物にとって、必要欠くべからざる酸素と水は、特に、金属にとって猛毒である。

すべての物、あるいは物事にとって、表と裏が必ずある。

「諸刃の刃(もろはのやいば)」と言う喩えを用いる人がいる、

まさにその通りである。

なにごとにおいても、ほどほどが肝要なのである。