やよ日記。

今日作ったお料理のこと、お散歩中に見つけたものなど私の今日を書き綴ります。

8月17日 京料理の宿 坂の上

2007-08-22 13:42:13 | お出かけ
今回の旅の主目的地が、二日目のお宿「坂の上」

普段、私たちの旅行に於いて、
「宿」は、
交通の便がよく、荷物が安全におけて、シャワーのお湯が出るところ。

それ以上の条件を付けることはほとんどなく、
ビジネスホテルでも、どこでもかまわないんだけど、
今回は、せっかくの京都なので、
美味しいものをお部屋でのんびり、、、ということで、
お料理が美味しいお宿を予約してみました。

私は和食を作るのがあまり得意ではないので、
美味しいものをちゃんと食べて、
勉強しよう!というわけです。

普段のお宿よりも、お値段が張るだけあって、
お部屋には床の間にちゃんと生花が飾られていました。
内風呂はヒノキ造りだし、
いかにも!な和風の鏡台もあります。
仲居さんも、ちゃんと着物を着ていて、すごく丁寧。
やはり、いいものはいいみたいです。

楽しみにしていたお夕飯は、
本当にバラエティーに富んだ京懐石のメニュー。
一つずつゆっくりと運んできてくれます。

まずは、先付けで山芋ととびっ子の寒天寄せ

山芋のぬるぬる感が程よく残り、
下に張ってあるおだしと合っていていい感じ。

次はお椀で、枝豆豆腐と金目鯛の葛寄せ

枝豆豆腐は、枝豆のいい部分だけを固めたような感じ。
添えられている菊花南瓜の食感がすごく良かった。

それからお造り、中トロ、鯛、剣先イカ


口休めはそうめんです。

鰻と温泉卵、茗荷などが乗せられています。
鰻は、あまり好きではないせいもあるけど、
別々に食べたほうがいいかも。

そしてきれいに盛り付けられた八寸。

鱚の緑和え、コーンのしんじょ、焼新銀杏、サーモンの手毬寿司、焼貝柱、川海老、ユリ根の抹茶茶巾、こけもも(in ほうづき)、さつまいも
全部一口分くらいしかないのが残念。
(たくさん来ても食べきれないけど、、、)
さつまいもは型を抜いてあげたものに飴がかかっていてカリカリ。

焼き物は魳の幽庵焼き。

味付けが優しく、魚本来の味。

揚げものは、鱧の天ぷら(青のり衣)

前日のランチに食べたてんぷらとは大違い。
衣は程よくさっくり、中の具はふぅわり、、、
ひょうたんの形をした器に大根おろしが乗っているのがかわいい。

蒸し物は冬瓜と豚の角煮。

豚の角煮とは大根を合わせがちだけど、
冬瓜のほうが癖がなくて、豚をよくひきたてています。

お食事はトウモロコシごはん。

少しモチ米が入っているからか、旬のトウモロコシだからか、
甘いいい香りがします。
お腹はいっぱいのはずなのに、食べたい。。。
お漬物には、食べやすいように隠し包丁が入れられています。
こういうひと手間が、美味しく食べられる秘訣なのかな?

デザートは無花果のコンポート。

無花果を赤ワインで軽く煮て、
煮汁をゆるくゼラチンでとじたものをあわせてあります。
生のメロンが少し添えられているのが食感のアクセント。
デザートは、何か果物だろう、、とは思っていたけど、
こんなにちゃんと手をかけているとは思わなかった。

子供(かなり良く食べる)と分けたのに、
もう、はちきれんばかりにおなかいっぱい。

大満足です。

ちなみに、うちの子は相当この料理が気に入ったらしく、
仲居さんが入ってくるたびに
「おぉ!」
っと歓声をあげ、笑顔で出迎え、
仲居さんを喜ばせていました。。。

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