八咫烏神社 ときどき社務の備忘録

旧大和國宇陀郡伊那佐村鎮座・八咫烏神社から発信。
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伊那佐山 山麓の祭り

2012年07月11日 | お祭り
昨日は早朝から祝詞作成で1日をスタートしました。

僕は八咫烏神社のほか、
伊那佐山の山麓のムラの鎮守さんのお祭りに
ご奉仕させていただいています。

昨日のお祭りもそんなムラの鎮守さんの夏祭りでした。

ところで伊那佐山山麓のお宮で
奏上する祝詞の冒頭には「多多那米弖」がつきます。



これは古事記のなかの神武東遷の段でうたわれる
和歌に由来しています。
これを以て「たたなめて」が
伊那佐山の枕詞となった所以となっております。
よろしければホームページをご覧ください。

さて、
昨日のお祭りは7月10日の午後5時から
と、昔から決まっている恒例行事につき
平日は会社員の僕は仕事の中途で早退して
時間に間に合うようにお宮にむかいました。

毎度のことながら、
神明奉仕に理解ある職場には、とても助けられています。
それだけに甘えてばかりはおられません。
田舎の神主は仕事場にも奉務先にも支えられていなければ
立っていることさえ難しい。
それぞれのご厚意に感謝、感謝です。

さてさて
お祭りは滞りなく斎行され、直会に。

和気あいあい、ムラの方々と歓談です。
このムラの夏祭りの後に必ずいただく麦の餅も1年ぶりです。



こうやって、ムラの伝統は受け継がれていくのですね。