海人川人 やっさん(安田明彦)の釣って食って楽しんで

海釣り、川釣り問わずいろいろなジャンルの釣りを楽しみ、仕留めた魚をおいしく食べるためにさまざまな料理を作る

ルール違反は、御法度です

2009-04-07 07:46:17 | 釣り
この前、「安田さん。バスが簡単に釣れる釣り方知りませんかね~。」
と質問された。

即座に、エサで釣ればいいですよ。と答えた。

そうなんですよね~。エサで、あるバスプロが除名されたんですよ。というではないか。

???? こっちは何のことだか。

聞けば、バスの大会で、しかも、かなりの有名なバスプロらしい。

生き餌は禁止。そうルールにあるという。

で、当然のことながら、除名。そして、これまでの大会記録、優勝記録も抹消という。

それを調べると、出てきた。

相羽なんとかさん。

聞いたことがある。相羽的、とかなんとか言うんでしょ。その人。それぐらいは知っていますよ。

バス大会のことはまったくわからない。

でも、バス釣りはやったことはある。

まだまだ寒い冬。琵琶湖で、しかもはるか前。ボートの上から数尾のバスを仕留めた。

食べたこともある。ムニエルにして。火を通さないと、寄生虫がいるからだ。

けっこうおいしかった。

こんなことを書くと、バスを愛する人は、怒っているのかな?

でも、今のように、まったくバスが、外魚として扱われていなかったし、新しい釣りの魚で、もてはやされ始めてきたころだ。

ここで書きたいのは、バスがどうのこうのではない。

ルール違反のことだ。

アユの大会へ、僕は参加する。

アユの大会でも、今回のようなルール違反のことが、これまで取りざたされてきた。

僕自身も経験したことがある。

とある全国大会。3回戦目。コレに勝てば、ベスト8だったと思う。ポイントを選択する、じゃんけんで負けたが、得意のチャラ瀬が空いた。チャラ瀬で、オトリを入れるなり掛かり、それから順調に。

3回戦目ともなると、1、2回戦で負けた人が、観戦している。

試合時間終了。「兄ちゃん、トップやわ。」とギャラリー。

ほんま? もっと釣ってる人おるやろ?。「いや、見てる限り、兄ちゃんが一番よく竿が曲がってた。」といわれ、気分良くして大会本部へ「車」で移動。

そして審査。上位2人が勝ち上がれたと思う。審査の結果3位。エッ。である。

ギャラリーのその人も、おかしな顔をしている。

あとで、こんなことがあったと、大会出場の常連者に聞くと、ようあることや。というではないか。

車移動がいけないらしい。

曲がったことが大嫌い。

僕は、釣った数を水増しなんかしない。

でも、中にはそんな人もいるようなのだ。

車で移動する途中、引き舟の中のアユの数をごまかすという。

そんなことまでして勝ちたいのか。

勝ちは勝ち、負けは負け。白黒はっきりしているから、大会は面白いのだ。

不正をして勝って、何が面白いのか。心にモヤモヤが残らないのか?

真実はわからない。ギャラリーの言葉を信じたい。

でも信じると、無性に腹が立つ。

勝ち残っていれば…。

どんな展開になっていたのか。

それは、たら、れば、の究極の世界。


大会は、実力を出し切った、達成感。やることは、まだまだあったと、反省点も多い。

試合時間が決められ、その中で信じるのは、自分一人。人のアドバイスなんか聞くことはない。聞いたら、余計に悔やむことになる。

彼は、誰かのアドバイスを聞いたのかな?

それとも自分の意志?

詮索は止めておこう。

僕にはルールを破るという、そんな考えは一切無いから。

ルールがあるから、それを守る。みんな、そんな人間、いや、釣り人であって欲しい。そう願う。