原野の言霊

風が流れて木の葉が囁く。鳥たちが囀り虫が羽音を揺らす。そのすべてが言葉となって届く。本当の原野はそんなところだ。

いまは、もう秋

2014年08月22日 09時38分21秒 | 社会・文化

 

お盆は過ぎた。甲子園では熱い戦いが続き、酷暑の帯はいまだ広く日本列島を襲っている中で、広島では集中豪雨でたくさんの犠牲者がでた。今も九州には大雨警報が出ている。そんな日本の各地には大変申し訳なく思うのだが、わが道東は早くも秋の気配。朝晩はぐっと涼しくなり、外を歩くには半袖では少し寒い。野山では紅葉の兆しがちらほら。縦に長い日本列島の差にいつもながら驚く。今年は農作物の発育もなかなかに好調とか。食欲の秋、読書の秋、睡眠の秋と楽しみもこれから多くなる。だが、秋風がちょっぴり沁みる人もいることも事実。世の中は悲喜こもごもということなのだ。

 

慰安婦記事の捏造告白した朝日新聞は、これで終幕としたかったのかもしれないが、非難の嵐はどうやら収まりそうもない。秋風のような緩やかなものではなく、今や秋の嵐に襲われたような感覚なのでは。謝罪がないままだと、この冬は一段と厳しい寒さに震えることになりそうだ。なにしろ、捏造が慰安婦だけでなく、福島報道まで及んでいる。同時にこれまでの捏造が次々に発かれ、捏造暴露の連鎖が始まっている。毎日新聞とて同じ。懸命に同業社を援護しているが逆効果。どうも新聞社というのは状況判断があまりできていないようだ。新聞の信用性を自ら著しく貶めた事実はもう消すことができない。

このことを一切報道しない番組がある。これは明確に視聴者にどういう方向の番組なのかを明らかにしたようなもの。NHK、TBS、テレ朝にこれからかなりの冷たい風が当たるだろう。国民の知る権利とか言っていたテレビ局がその看板を自ら下げたのだから。ジャーナリズムという言葉はこれらマスコミにはもう当てはまらない。

社民党の福島元党首よ、そろそろ何か発言しなければ。慰安婦問題は十八番(おはこ)でしょう。お仲間の朝日が危ないですよ。出番ですよ、どうしたの?社民党は民主党と再び手を組んで選挙を、という思惑らしいが、両方とも消滅の可能性さえある。秋風どころか冬の時代にまっしぐら。

朝日新聞と歩調を懸命に合わせていた韓国という国も秋風が辛いかも。サムソンの停滞がもろに直撃。韓国経済はすでに冬のソナタだ。

アメリカの選挙を利用して韓国系の住民が東海表記や慰安婦像の設置の運動をし、票欲しさにそれに同調するアメリカ議員がいるらしい。アメリカという国の底抜けの危うさを感じる。オバマの失政以来、アメリカの低迷は目を覆いたくなるばかり。こんな国と同盟を維持していて大丈夫なのか、と不安が募る。

中国のバブル崩壊はもうとっくに始まっている。不動産の暴落は各地に広がり、経済は不況などというレベルを超えた。ウイグル、チベットの人権問題は大きな火種になりつつあるし、国内暴動は止まるところを知らない。政治家の汚職はもはや収拾不能。尖閣などに手を出している場合ではないのだがな。

日本のヘイトスピーチにクレームをつける国連の人権委員会、中国の人権問題はどうなの?国連に経済で貢献している国は断トツで日本だと言うことを忘れているのかな。

イラクの内乱はいよいよ世界を巻き込み始めた。一方、ウクライナではロシアが動き出している。欧州の国々はなにをしているのだろうか。地球はまさに秋から一気に冬に向かっている。

地球がどんなに乱れようと、「知らん顔して、時が通り過ぎていく」 

そういえば、山口洋子さんは今どうしているのだろう。今年で77歳になるはず。あなたの詩はいつ聞いても心に沁みます。お元気でいることを祈ります。 

「私は忘れない、砂に約束したから、・・・死にはしないと」(誰もいない海)


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2 コメント

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ひと足早く冬! (numapy)
2014-08-23 09:17:29
おはようございます。雨!ですね。ず~っと続いてる広島の雨が気がかりです。
今回の雨で、気づいたのは気象の規模!何と九州から北海道まで、
大雨警報・土砂災害が続いてる。まるでベルト地帯のようです。
これと同じ荒れた気象が世界中で起こってることを実感しました。
一連の国家や地域の荒れ模様は、確実に日本をも襲いそうですね。
そうなった時、自分はどうするんだろう、などと考えると、
これから続く週間予報の曇りのように、元気が出ません!
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異常気象の連鎖 (genyajin)
2014-08-24 09:33:36
考えてみれば、この地球上では大昔から異常気象があったと思います。火山活動時代、氷河期、大陸移動時代などなど。宇宙から隕石が落ちてきて、数年にわたる異常気象が地球を襲い恐竜が死滅したという伝説も生まれています。
人類の歴史の長さに比べれば、地球の歴史ははるかに長く、大きなうねりの中にあったはずです。天変地異の連続だったのではないでしょうか。それが人類に宗教をもたらしたとも言えます。
ということは最近の天候異変は異常ということより、通常の自然現象と考えた方がいいのかもしれません。
その中でどう対処できるか、それが未来につながるかも。政治のつたなさは人類の限界を表しているともいえるでしょう。とくに宗教をベースにした争いは、人類滅亡の危機にも思えます。人類はそれほど愚かなのです。
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