原野の言霊

風が流れて木の葉が囁く。鳥たちが囀り虫が羽音を揺らす。そのすべてが言葉となって届く。本当の原野はそんなところだ。

あなたが来たがっていた、この丘に

2015年10月11日 14時05分48秒 | Weblog
今年の8月15日のことであった。ある歌がテレビから飛び込んできた。妙に心に残る。もう一度聞こうと、パソコンで検索した。その歌が「木蓮の涙」ということを知った。かなり前にリリースされていたらしい。が、聞いたのは初めて。十五年も前に亡くなった母を思い出した。「あなたが来たがっていた、この丘にひとりきり」この一節があったからだ。そこから記憶が逆回転する。母と交わした最後の会話が蘇えってきた。 . . . 本文を読む

粛々と、ブログ復活。

2015年04月14日 10時36分42秒 | Weblog
パソコンの不調でブログを中断してからあっという間に四カ月が経過。ボーっとしている時の日常は早い。あらためて深く実感。しかし、ボーとしていた時期もまた世の中はめまぐるしく動いていた。雪の少ない道東に珍しく大雪が降り、アベノミクスの失敗を願う一部の皆さんの意に反して株価は上昇。(それでも実感はないと言い張るのは、あがきか?)。福島原発の影響で三年後に大量に死者が出ると予言した人たちよ、今何を思う。 . . . 本文を読む

報告です。

2015年01月31日 11時03分35秒 | Weblog
ツイッターのつぶやきをまとめて投稿していましたが、怪しいアプリに侵されて、意図しないつぶやきが入り込むようになってしまいました。残念ですが、解消するまでしばしの間、ブログを中断します。解消しだい、再開します。パソコンはまだ回復しておりません。ツイッター以外の投稿は写真が使えるようになってからになると思います。 . . . 本文を読む

手術記念日(1年を振り返る)。

2014年10月09日 20時01分36秒 | Weblog
  昨年の10月9日に癌摘出の手術を受けた。早いもので今日でまる一年を経過した。その後は順調かと言うと、どうもそれが分からない。なにしろ発病前に癌が見つかり、健康体のまま摘出手術。術後も後遺症はあるものの、健康に変わりなく、普通に生活ができている。食事も普通、酒もまた今まで通り。ただ、術後になってからであるが、担当医の話が変わってきている。本人にはどうもよく理解できない状況なのだ。自分の身体になにが起きているのか、正直分からないまま1年が経過したというわけなのである。 . . . 本文を読む

迷路。

2014年09月25日 14時19分39秒 | Weblog
パソコン調整に失敗したようです。ますます手におえなくなりました。どうやら、改めて専門家に任せた方がよいようです。というわけでしばらくブログはお休みします。なお。ツイッターとフェイスブックは携帯からほそぼそと継続しております。 . . . 本文を読む

不調のマイ・パソコン

2014年09月05日 10時20分41秒 | Weblog
  パソコンの調子が本格的に悪くなった。かなり前から不具合はあったのだが、だましだまし使っていた。最近になってカメラからの画像アップロードができなくなった。当ブログで写真を使わなくなった最大の理由がこれ。原因の一つは分かっていて、いろいろ工夫はしているがうまく改善できない。そのうちあちらこちらに不具合が生じだした。これはどうやら本腰を入れて修正しなければならないようだ。というわけで、ブログはしばらくの間、不定期投稿にならざるを得ない。パソコンの調子を見ながらということで。ついでに、ブログの変更も視野に入れている。 . . . 本文を読む

退院しました。

2014年07月08日 11時20分23秒 | Weblog
昨日(7日)退院しました。約一ヶ月半の入院でしたが、特別に不調なところもなく入院すると言うのは、なかなかに退屈なものです。バランスの良い病院食のおかげで、約2キロほどダイエットに成功しました。身体の中にアルコールを入れない習慣(平日のみ)も何とか身に付いたようです。ただ、寝ているだけの毎日に運動不足は否めず、少し歩いても疲れる体力の減退は考えもの。これから、すこしずつのリハビリで体力回復をはかります。 . . . 本文を読む

酔漏正月

2014年01月07日 08時38分43秒 | Weblog
  あけましておめでとうございます。   私にとっては、近年まれにみる悲惨な正月になった。新年早々にこういうブログにするのは多少の迷いがあったが、他人に役に立つとは思えないけれど、ひょっとすると何かの参考になるかもしれないというささやかな期待もあって披露することにした。多少、尾籠な話となることは前もって伝えておきたい。 . . . 本文を読む

母の青春

2013年11月15日 09時49分14秒 | Weblog
  母が亡くなってから、すでに11年を過ぎた。なぜか最近母のことをよく思い出す。それも大昔のことで、私がまだ3歳か4歳の頃の記憶である。前後の脈略がなく、思い出すのはある一点だけ。その当時の背景を少し言うと、父が病死し、病弱の姉と乳飲み子の私の二人を抱え、母が必死に生きていた時代であった。私が知る限り、母は膨大な苦労を背負って人生を歩んできた人だと思う。そうした母の人生なのに、私がいま思い出すのは、母なりの青春を感じさせる記憶なのである。それもあまりにもささやかで、ホタルの淡い光のような小さな明かりでしかない。それが実にホロ苦い。 . . . 本文を読む

過去からのリクエスト。

2013年11月12日 09時49分24秒 | Weblog
  フェイスブックというSNSをはじめたのは今年の初めから。もともと興味はあまりなかった。すでにブログやツイッターもやっていたので、仕事仲間や知り合いの少人数に限定、近況を知る程度の軽い気持ちではじめてみた。当然、飛び込んでくる名も知らぬ人たちからの友達リクエストはすべて却下していた。そんな時、懐かしい名前の人からリクエストが舞い込んできた。以前、付き合いのあった女性で、交際期間はざっと6年ほどだった。しかしこの10年間、一切の連絡はない。それが突然のリクエストなのである。同姓同名ということもある。フェイスブックを確認した。写真つきで、確かに本人に間違いがない。多少、複雑な思いを感じながら、承認ボタンを押し、コメントまで書き添えた。ところが、これが意外な結末というか、意味不明の状況となってしまった。 . . . 本文を読む

持ち時間

2013年11月08日 10時26分09秒 | Weblog
  時間という概念は不思議なものだ。年齢を重ねるうちにその意味が大きく変わっていく。若い頃、というより子供の頃といったほうが適切か。懸命に時間を追いかけていた。それは大人になろうとする少年が誰でも持つ感情であろう。大人になるに従い、「時」はいつの間にか横に並ぶ存在となっていた。時間(時代)といつも併走していると感じることが、自分らしさだとも思っていた。そんな時がかなり長く続いたように思う。それはまさに傲慢な錯覚でもあった。それに気づいたのはずっと後のこと。そのあとは混乱する自分がいた。あげくには、時間に追いかけられているように感じ始め、時間に追い詰められる日々となったように思う。現在はというと、これまた大きく違った状況となった。 . . . 本文を読む

ブログの再開について。

2013年08月16日 14時00分50秒 | Weblog
  拙ブログは5月17日を最後に中断し、はや三ヶ月を経とうとしています。諸事情があったことは事実ですが、理由を語らなかったために余計な心配をおかけしたかもしれません。遅れてしまいましたが、弁解を兼ね、中断理由を少し語らせていただきます。 四年前、ブログを開始した時はまだ仕事をしていた時なので、私のブログはどこか仕事の延長のような、雰囲気を引きずっていました。仕事がらみがあったり、そうでなかったりと、方向性にばらつきが生まれ、三年目頃から、ブログの方向性については疑問に思うところがありました。そんな折、私自身にちょっとしたアクシデントにあり、これが中断の引き金となりました。 . . . 本文を読む

母の福寿草(その2)

2013年04月26日 08時00分00秒 | Weblog
  2009年4月3日のブログで、亡くなった母が自宅の花壇に植えた福寿草のことを話した。実はこの年の春、実家の花壇から福寿草三本を現在の住まいの近くに移植していた。翌年、花を開くかどうか、不安のまま見守った。三本の福寿草は何とか翌年花を咲かせた。だが、いかにもか細く、花をつけるのも周辺よりかなり遅かった。二年目の春も同様であった。三年目はちょっと悲惨で、一本しか花をつけなかった。やはり移植により弱り、これ以上は無理かなと思っていた。今年もやっと一本が顔を出していた。ところが4月21日夜の大雪。これで今年はダメだなと、半分以上諦めた。ところがであった・・・・ . . . 本文を読む

一人酒の時

2013年04月23日 08時00分00秒 | Weblog
  巷間では一人酒はあまり良いことではないということになっている。ストレス解消としては逆効果であり、早死にする確率が高くなるらしい。かく言う私であるが、たまに一人酒をやる(週に一度くらいか)。ストレス解消のためではない。私流の理由があるのだ。早死にするかどうかは、いまだ分からないが、極めて少量で酔いが回る。したがって深酒になる心配がない。風評は理解してはいるが、自分には当てはまらないだろうと高をくくっている。一人酒が、けっこう自分にとって貴重な時間となる。自分勝手な人間だからという批判もある。それらを含めて、一人酒の効能はあると言いたい。 . . . 本文を読む