新安保関連法案が国会で議論された時、社民党の党首は法案反対の理由として「戦後70年間、日本が戦争に巻き込まれなかったのは憲法9条のおかげである」と発言した。戦争のメカニズムが一つの法律で壊れ防げると本当に信じているとしたら、残念ながら政治家として失格と言わざるを得ない。デマゴギーとしてもプロパガンダにしても稚拙すぎる。誰に向かっての発言なのか?もっと深い意味があるのではないか?と、逆に気になる。憲法9条の背景にある現実を、新安保関連法案が論議されるだからこそ、考えるべきだろう。 . . . 本文を読む
このところテレビや新聞にはすごい言葉が飛び交っている。「戦争法案」「徴兵制の復活」「戦争をしたい総理」「戦争のできる国へ」。いやはや、である。いずれも国会を通過した新安保関連法案に反対する悪意あるレッテル貼りだ。根拠がないイメージ発言ばかり。子供じみた喧嘩を彷彿させる。まさかこんな子供だましに、と甘くみていたが、政治家や著名な学者まで口にするせいなのだろう、レッテルが独り歩きしているようだ。日本の知性はどうかしたのだろうかと、このままではちょっと心配になる。 . . . 本文を読む
6月9日に日本記者クラブで行われた村山富市元首相と河野洋平元官房長官の対談と質疑応答にはちょっとあきれた。安倍首相による戦後70年の談話に影響を与えたいという切なる願望のためであったのだろうが、その目論見は見事に外れた。内容が全くなかった。お互いの談話を褒めあう気持ち悪さもさることながら、とっくにウソがばれ、色あせた論理の繰り返し。この話を聞いて喜ぶのは、世界では中国と半島の国だけだろう。首相談話に何の影響も与えないどころか逆効果でしかなかった。 . . . 本文を読む
統一地方選挙が終わった。一時的な騒乱が一気に冷め、静かな時が再び流れ始めた。選挙となると、何度も頭を下げ、「皆様の声が届く政治を!」と叫んで一票を懇願した低姿勢の「時」も終わった。当選者は町の顔役の表情に戻り、高笑いが響き渡る。見慣れた風景だが、背筋に冷やりとしたものが流れる。次の選挙まで、この人たちはどのくらい働いてくれるのだろうか?疑問符が次々にわく。地方選挙だっただけに、より身近な候補者たちでもあった。頼むぜと、無理に口に出して言う自分が、虚しい。 . . . 本文を読む
統一地方選挙も第二ラウンドとなった。今度は地元の身近な政治家の選挙となる。しかしながら、見覚えはあるが、よく知る馴染みというほど親しいわけでもない人を選択するのは難しい。支援者が特にいない一介の町民にとっての正直な感覚でもある。とうぜん、知り合いなどを通じて一票のご協力をという声が届く。ま、地方選挙ならではの風景なのだ。しかしながら、どうも納得できないことがある。戸別訪問という選挙戦だ。 . . . 本文を読む
今思えば2012年という年は不思議な年周りであった。日本に関連の深い国々のトップリーダーたちの選挙が相次いだ。日本を含めると7カ国。1月は台湾。3月にロシア。4月にフランス。10月に中国。11月にアメリカ。そして12月に韓国と日本。2年以上経過した元首もいれば1年余りの元首もいる。ハニームーン期間(6か月)を過ぎた彼らに、国民の厳しい勤務評定が出そろったようだ。世界の政治が変わるかもしれないと興味深く見守っていたが、その多くが国民の期待を裏切ってしまったようにみえる。これは私見ではなく客観的な報道を集めた評定である。 . . . 本文を読む
「ご乱心じゃなければ、こんなところに出てこない」。旧熊本藩第十八代藩主細川護熙の都知事選立候補におけるお言葉である。いやはやの発言だが、意外にメディアはこれに喰いついていない。だけど、これを聞いた都民の気持ちはどんなだろうか。「こんなところ」とまで言い切った。この殿さま目線はどうかなと思うのが普通なのだが。下々のものよ、お前たちがあまりにもだらしないから、余が登場した。他の候補よ、控えおろう。てな気分が透けて見える。後期高齢者になって、声に張りもなく、晩節を汚す事はほぼ確か。お戯れもいい加減に、と諭す家老はいなかったようだ。 . . . 本文を読む
夜、テレビのニュースで、安倍総裁の自民党が提唱する自衛隊を国防軍とするという公約に対する市民の声が放送されていた。「そんなこと言ったら外国はびっくりするよ、なんだと思うよ」と、あるおじさんの意見。これを聞いた瞬間、口に含んだばかりのビールを思わず噴き出しそうになった。「エッ!」である。二つのとんでもない間違いがここにある。街の声というのはたくさん収録する。その中から選択して放送するのが決まりだ。よりによってこれを流すのかよ、という思いがあった。番組のディレクターが無知だからこれを選んだのか、それとも意識的だったのか。いずれにしても、粗雑過ぎる。もし意識的なら、市民の声というベールに隠したテレビ局のある種の操作である。 . . . 本文を読む
とにかく理解不能。あるいは異常思考と言うべきなのか。元総理大臣鳩山由紀夫と言う人には驚かされた。自分で宇宙人と呼ぶくらいなのだから、彼にとってはこれで当たり前だったのかも。突然の引退騒動で最後の注目を集めた。選挙用の事務所開設を行い、これから選挙に頑張るぞ!と宣言しながら、三日後には「辞めます」は、これまで同様の破天荒ぶり。人類学の研究にはこれほどのモデルはいないだろう。とにかく我々の常識とは全く違うところに存在するからだ。ただ、日本にとって不幸だったのは、この人が総理大臣になってしまったこと。失われた三年はここから始まった。 . . . 本文を読む
幕末の志士、坂本龍馬は「日本を洗濯する」と言ったとか。真偽は定かではないが(小説の言葉の可能性もある)、当時の幕藩体制をぶっ壊すための言葉であったことは間違いない。センタクにはもう一つの意味がある。選択である。明治維新はたしかに日本を変えたが、国民の選択があったとは言えない。その後日本ではもう一度センタクの時があった。1945年の敗戦である。この時のセンタクも戦勝国から与えられたもの。国民の選択ではなかった。2009年8月ついに国民ははじめて選択により政権交代を実現した。だがそれはとんでもない選択であったと、わずか一年で気づかされた。 . . . 本文を読む
尖閣諸島における日中の騒動で隠れた感じとなっているが、竹島問題は停滞したまま。韓国側は慰安婦問題を加えて強硬姿勢を崩さず、米国各都市で慰安婦像を建設。竹島(独歩)記念館をソウルに建設など、相変わらずだ。一方、日韓スワップの継続問題にはなりを潜めている。狡猾と捏造の精神だけは健在だ。実際、李明博大統領の異常な行動に首をかしげざるを得なかった。しかし、国際常識では考えられない異常な宿痾に侵された韓国を知ると、決して理解はできないが、なるほどと納得するものがある。それを証明しているのが歴代大統領の顛末なのだ。 . . . 本文を読む
北海道では爽やかな初夏の風が吹く季節となりました。近頃、盛んにテレビに登場し、活動に邁進される姿を拝見させていただいております。ますます意気軒高のご様子に、複雑な思いにかられる日本国民の一人です。消費税の増税に対しては「国民の生活が第一」「増税の前にやることがあるだろう」「国民との約束を守れ」と、現政府与党に対する意見を声高らかに宣言するその姿勢は、野党をもしのぐ勢いを感じます。その主張は極めて当を得ていると思っております。しかし、なぜでしょうか。あなた様が声を上げるたびに、妙な違和感が増幅することを禁じ得ません。いままで、見せつけられた言動不一致や突然の裏切りの記憶がそのたびに蘇るからなのです。 . . . 本文を読む
道東にもまとまった雪が降り、いよいよ本格的な冬が始まった。だが、日本の政治はせっかくの政権交代を果たしながら、昨年以来、寒く暗い冬が継続しているかのようだ。政治とカネ、普天間と、すべての解決もないうちに、次から次へと問題噴出。国会議員の資質まで問われた。訴追を受け辞任するものも現れた。問題となった議員に北海道で選出された議員がいた。それも数人もである。わずか一年の間にこれほど数多くの問題議員を出した都道府県が他にあったであろうか。北海道における一票が、これほど虚しく感じたことはない。 . . . 本文を読む
これは、第61代英国首相ウィンストン・チャーチルが吐いた言葉である。1938年のミュンヘン会議において前任の英国首相ネヴィル・チェンバレンがヒットラーの要求をのんでチェコスロバキアのスデーテン地方を譲る。いわゆる「ミュンヘンの宥和」である。この後、ヒットラーの暴走が始まり、第二次世界大戦へと進んだ。チェンバレンのこの無策な平和主義が戦争の引き金になったと、チャーチルが苦言を呈したのである。この歴史的な教訓を日本も韓国も忘れてしまったようだ。 . . . 本文を読む
このところの中華人民共和国という国の常軌を逸した行動が目に付く。この国は一体どうしたのだろう。まるでブレーキの効かない暴走車に思える。米国の愚かな政策が破たんして以来、世界経済が低迷する中、中国(この呼び名も戦後日本に押しつけたもの)は発展を遂げ、軍事力を急激に上げた。オリンピックを開催し、万博も実行した。だからと言って世界に何を言ってもいいのだということにはならない。世界中が国際ルール無視の行動言動に首をかしげはじめた。 . . . 本文を読む