南北に細長く伸びるヴェトナム社会主義共和国。その国土のほぼ真ん中、南シナ海に面してホイアンがある。古い港町で海のシルクロードの拠点として栄えた。ホイアンの古い町並みは情緒があり、世界遺産にも登録されている(1999年)。人気が高いこの一角に「日本橋」と呼ばれる橋が残されている。日本人とゆかりの深い場所にあり、ヴェトナムと日本を結ぶ架け橋の一つとなっている。しかも、ここには沖縄にも結びつく歴史も含んでいた。 . . . 本文を読む
ダテカンバの樹は強風や雪の影響で、方向を見失ったかのように枝を四方に複雑に伸ばし続ける。その姿はまるで政策が定まらずに迷走する鳩山総理の姿に見える。普天間基地問題では想像通り迷走し、結論として沖縄県民の心を踏みにじる決定にたどりついた。県民の気持ちより米国の意思を尊重した裁定であった。実現できない理想論をぶち上げて、儚い希望を生み出した揚句の結果であった。この罪は重く深い。 . . . 本文を読む
サクラ前線が日本列島を北上したのが4月上旬。それから約1ヶ月半。桜前線の旅の終着駅がこの道東となる。5月19日、サクラ満開のニュースに誘われ津別に出かけた。ここは北海道の中でも有数の桜の名所。とくにふたご桜は知られている。津別町の少し手前、国道240号線沿いにそれがあった。好天にも恵まれ、久しぶりに北海道の桜を堪能することができた。 . . . 本文を読む
道東にもようやく本格的な春が訪れた。山は日に日に緑が増していく。山全体が緑の葉に包まれると、鳥を見つけるのが難しくなる。4月から5月までの約1カ月間は野鳥の姿を求めて山をめぐっていた。ここに並べたのはその一部。名前と姿が一致したもの。専門家からみればごく当たり前の鳥たちだが、私には貴重な新しい友人たちでもある。 . . . 本文を読む
5月11日付の北海道新聞夕刊に興味深い記事があった。「北大構内 スズメ激減」「06年大量死前の4分の1に」。道内で二年前に発生したスズメの大量死以後、その数は復活せず、減少傾向にあるというもの。大量死の原因はサルモネラ菌の感染が有力視されているが、数が増えない理由は定かではない。環境変化の要因などいくつか考えられている。地球規模で何かが起こり、スズメに大きな影響を与えていることは確かだ。 . . . 本文を読む
軍馬山にはいくつかの小さな尾根の起伏がある。その一つの頂上で開花したキタコブシを見つけた。昨年の5月12日のブログでキタコブシを紹介した時は満開であった。写真は今年の5月9日のもの。開花したばかりでまだ三分咲きといったところか。やはり最近の天候不順が、昨年より1週間ほど開花を遅らせたらしい。春を知らせる花だよりはなぜか見る者をホッとさせる。今年も新しく動き出したのだな、という感慨とともに。 . . . 本文を読む
釧路と網走間を走る釧網線に、5月1日から新しいリゾート(?)列車が登場した。名付けて「足湯めぐり号」。名前を聞いた時、列車の中で足湯を楽しむことができるのか、と勘違いしてしまった。実際は途中駅で足湯を楽しむというもの。足湯を楽しめる駅は摩周駅と川湯駅の二つ。それぞれ20分ほどの停車時間をとり、一休みできる仕組みとなっている。もちろん無料。北海道観光における、ちょっとしたサービスになるかもしれない。 . . . 本文を読む
黄金週間のど真ん中。好天気と20度を超す暖かさに誘われ、網走湖へ。湖の東側に広がる呼人(よびと)の湿地帯に水芭蕉が群生している。雪解け水が残る原野一帯を覆い隠すように緑と白の模様が広がっていた。自然の営みはどんな人工的な装飾や演出よりも美しい。ミズナラやハンノキの樹木を引き立てるような水芭蕉の絨毯が広がり。木々を渡りながらさえずる野鳥の声をBGMに、しばし陶酔の境に浸るひと時を過ごした。 . . . 本文を読む