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鳥まり、参る!

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選挙、宗教、虐待。

2025年07月15日 | シリアス
【そして崩壊家庭。世界の縮図】

選挙が近い。

2022年7月8のあの事件から、宗教と政治、宗教2世3世問題のことが広く知られるようになりました。

自身も宗教2世であり、崩壊家庭の被虐待児であった作家さんが

「宗教の思い出は、選挙だけ。

 本当にそれしか思い出せない」

と語っていたコラムを読んで数日後にあの事件があったことを私はよく覚えている。

そして、また思い出したのは古い古いこんな記憶だ。

私がまだ、中1か中2の頃。

私はある夏の日、同級生のYちゃん(実際のイニシャルではありません)の家に学校帰りにお邪魔して好きな漫画やアニメの話で熱く盛り上がってた。

そのうちに同好の弟くんも加わり、まー話が止まらない止まらない。

18時か19時か、それくらいに電話があり(まだ子どもがスマホを持つ時代じゃないので、固定電話)

「うちの娘が帰ってきてないんです、知りませんか!?」

と心配した私の母だった。

本当に時間を忘れて喋りすぎた。

迎えに来てもらって、さすがに暗くなった道を帰ったんだけど…。

あんな時間になるまで、お父さんもお母さんもいない。

食事の用意もない。

家事が行き届いているとは思えない家。


なんとも思わなかった違和感は、

「うちのママがママ友から聞いたんだけど、Yちゃんのお母さんって○○(宗教)で勧誘しつこくてやばかったらしいよ」

という情報と、ずーっと後につながる。

Yちゃんは明るく楽しい子だったので、それで避けられたり彼女の地位が変わることはなかったけど、

「お母さんはヤバイらしい」

というのは少しずつ広まったようだった。

あれが、小さな

「?」

が、全部つながる。

あの姉弟の明るい笑顔でわからなかったけど、確実に二人は苦労していたのだと。

そして、話にも出てこない父親の闇よ。

今でも熱心に活動してるのかな…と思ってしまうね。

あれって虐待じゃないのか…二人共語らなかったけど。

虐待といえば、高校時代のクラスメートも今考えるとひどい目にあっていた。

ある夏の日、その子から

「暑いから、うちの父さん風呂上りに全裸でウロウロするの!

 ホント無理!!

 トリー(鳥まりのあだ名)の家もそういうことある?!」

と聞かれた。

実家の家族は私含め全員寒がりなので、風呂上りに全裸でいたら即風邪をひいてしまうだろう。

「え、無いよ。

 おじいちゃんもお父さんも裸なんか見たことない」

と答えたら

「えー!!

 トリーの家どんだけお上品なのー!!」

と驚かれた。

寒がりなだけだよ(笑)。

また違う時、彼女が珍しく運動部の朝練にも朝のHRにも遅れて登校してきた。

「お休みかと思った」

と私が言うと、

「うちの父さんと母さん二人共ヘビースモーカーでさあ。

 今朝

 「頼むから、外に出るか換気扇の下で吸ってよ」

 って言ったらブン殴られて。

 鼻血が全然止まらなくて。

 こんな時間になっちゃった」

と。

「えええ…女の子を殴るって…」

と皆でドン引きしたが。

…虐待家庭だったんだな。

今ならわかる。

どうしてあの時、なんでもないようにして話してくれた彼女にもっと寄り添えなかったのか。

子どもだったから、知らなかったから。

でも、辛かっただろう。

不思議なポイントでヒステリー起こすというか、ギャーッと騒ぐ子でもあった。

トラウマ反応だったんじゃなかろうか。

虐待は、連鎖している。

昔から、今から、変えなければ遠い未来まで。

…悲しい。

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