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万歩計泡立草を見て帰る 吉田ひろし

2017年10月24日 | 俳句
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吉田ひろし
万歩計泡立草を見て帰る

万歩計を付けて散歩に出た。住宅街の外れまで出たところに空き地がある。背高泡立草がわが世の季節を謳歌している。万歩計を見ればそこそこの歩数を稼いでいる。今日はここまで、と踵を返すこととした。健康で歩ける事の幸せを感謝する。何時までもこうありたいものだ。今夜の酒も美味そうだ。:雄山閣『新版・俳句歳時記』(2012年6月30日版)所載。