山本洋三ブログ
全米をフィールドに年間500店以上のレストランを視察する外食コンサルタント



フードビズ43号が発売されました。



今回は米外食チェーントップ100で売上高/店舗数伸び率No.1、
「チポトレ・メキシカングリル」を取りあげました。

1993年、22坪の小さな大繁盛店からスタートした同社は
創業以来、一貫して「チェーン店の非常識」を実践。

今年中の1000店突破を視野に入れるフレッシュ・メクスの
代表ブランドです。

*各地のチポトレ




*内装:
コンクリート、メタル、木の3素材で構成される硬質で
ミニマルなイメージ。照明はLEDハロゲンライト。





*店内のアートワークと椅子:
著名な彫刻家のブルース・ゲスウェル氏が手がけた作品。
古代マヤの芸術様式にインスピレーションを得たといいます。



*フレッシュ・メクスのアイコン的存在「サンフランシスコ
風ブリトー」、大ヒット商品「ブリトー・ボウル」、
チキン・タコス。いずれも素材は一級品。




創業からの経緯、マクドナルドとの「幸せな結婚」と
「幸せな離婚」などエピソードも満載です。ぜひご一読ください!





友人に教えてもらった内食のアイデア商品:

*Batter Blaster@Whole Foods Market $4.99
スプレー式のパンケーキミックス 『バターブラスター』


さっそく1本買ってみました。

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まず全体からご紹介。



缶の表側



裏側



キャップを取った状態



先端の部分はスプレー式のホイップクリームと同じ構造です。



ボトム部分にイラストと文字でセンス良く挿入されているエンドベネフィット:

お手軽!汚れ知らず!片づけ楽々!



その上、安全!(( USDA(米農務省)認定オーガニック ))



ということで、何枚か焼いてみました・・




結果はこちらでご確認ください↓

【Batter Blaster】






米国内ジャパニーズレストラン 《巻物の浸透度》 調査結果:


SOURCE:DATASSENTIAL

‘‘ Tasty/Spicy/Crunchy ’’

アメリカ人の好きな3要素を反映した巻物が挙げられていますね。

*巻物各種@Morimoto,Katana,Sushi-Gen,Luckyfish,Houstons




古い話ですが、わたしが渡米した頃(1979年)には、スシバーのメニューに
カリフォルニアロール、鉄火巻き、サーモンスキンロール、太巻き、
アナきゅうはすでにありました。

当時はネギハマ、スキャラップロール(帆立マヨあえ)なんていうのも
アメリカ人客に人気だった記憶があります。

リスト内にあるロールは、すべて80年代前半~90年初頭の約10年間に
誕生。多くは西海岸のスシバーから発信され全米へ普及していきま
した。今ではアメリカのチェーン店(Houstonsなど)まで巻物をメニューに
取り入れています。

すし(ロール)は、もはやニッチではなくメインストリート。

昔、包丁を握っていたすし屋の端くれとしては何ともうれしい現象です :)





チキン大手チックフィルAは、2010年1月4日より
朝食メニューにヨーグルトパフェ2種を加えました。



左:オレオ $2.35 (Yogurt Parfait with Oreo)
右:グラノーラ $2.35 (Yogurt Parfait with Granola)




チックフィルAの昨09年・売上高は30億ドル(3000億円)を突破。
既存店売上高伸び率も4%増を記録しました。

同社の過去10年間の売上高推移をみると
「2000年10億ドル→2006年20億ドル→2009年30億ドル」と
目を見張るスピードで成長を遂げています。

*チックフィルA@Mesa, AZ




業界アナリストの多くは、近い将来チックフィルAが
KFC(チキン部門トップ)を確実に抜き去るであろうと予測しています。

---≪チックフィルAの過去記事≫-------------------------------
*2006-01-28 チックフィルA
*2006-03-18 チックフィルA
*2008-06-07 チキンサンドイッチ@マクドナルド
*2009-11-21 好調! チックフィルA





あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

*初日の出





~ There's No Business Like Restaurant Business. ~
      飲食業ほどステキな商売はない!

山本洋三