政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

福田政権の余命

2008-07-09 12:04:41 | 福田康夫
このところ、死んだと思っていた加藤が急になにやかやとしゃべり出した。

自民・加藤氏「コントロール力落ちた」 (NIKKEI NET 7/8)

自民党の加藤紘一元幹事長は7日のBS11番組で党の現状について「単純に賞味期限切れというだけではなく、コントロールする力がだいぶ落ちている」と指摘。


”コントロールする力が落ちる”と、みんなが勝手なことを言いだす。
”党の現状について”とあるが、”賞味期限切れ”はもちろん福田を指しているのだろう。
加藤は、いわば過去の人。そんな人間にこんなことを言わせているのが、”コントロールする力が落ちている”証拠。

最近山埼拓と安倍晋三が対北朝鮮外交をめぐって口げんかをしているが、何を思ったか加藤がやにわに参戦。

加藤紘一氏、友達かばう?安倍前首相を痛烈批判 (Sponichi Annex 7/4)



「北朝鮮論議は3年早い」 加藤元幹事長、安倍前首相を厳しく批判(産経ニュース 7/4)


そして今度もまたぐちぐちと昔のことを持ち出している。

2002年に北朝鮮から一時帰国した拉致被害者5人をそのまま永住帰国させた政府決定にも言及。「国家と国家の約束だから(北朝鮮に戻した方が)よかった。その辺がいま日朝の間で打開できない理由だ」と述べ、戻さない判断を主導した当時の安倍晋三官房副長官の対応に問題があったとの認識を示した。

いわば”死に馬の蹴り合い”
勝手にやってろ!
福田自身も死に馬の一歩手前。
その福田はサミットで頭がいっぱい。


おかげで森や小泉、果ては町村や伊吹までが内閣改造はいつやれ、解散総選挙はいつがいいの、消費税がどうのと勝手放題。
福田の意向などだれも気にしていない。

福田政権も末期症状。
幸い、国民やマスコミの目はサミットへ向かっているが、サミットが終わればいよいよカウントダウン開始。
とりあえずは改造に焦点。
加藤も図々しく注文をつけている。


また、「最大の問題は小泉路線を続けるか続けないかだ。福田康夫首相の政治哲学を出すとすれば内閣改造だ」と述べ、「小泉改革」路線転換のため内閣改造を求めた。

福田には政治哲学などない。小泉路線の転換といわれても、小泉と自分の路線の違いも分かっていない。流れに乗るだけで、自分の路線などないのだから。
加藤にすればどうせ冷や飯ぐらい。福田と喧嘩しても失うものはない。
福田の余命がいくらもないのはだれもが知っている。加藤だけでなく、これまではサミットを控えて遠慮していた連中もおおっぴらに騒ぎ出す。


一方福田はサミットの議長を無事に?つとめて変に自信を持って東京に戻ってくる。
”自信を持った福田”というのもある意味困りもの。




今からでも暫定税率廃止!                                           

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